エデュパな日々

受験指導20年のカリスマ講師が
理数系受験個別教室を開設
新たな挑戦が始まる!

ネットライブ灘中対策講座

2011-09-28 17:25:54 | 教育
新しく講座を担当させていただくことになりました。

TV会議風システムを使った双方向リアルタイム授業です。

DVDはZ会の解説授業で経験済みですがリアル双方はお初!

生徒からの反応がある分ダイナミックな展開が期待できます。

教材は灘中の過去問は一切使わず(皆自分でやっているでしょう?)オリジナル問題と他校の入試の改題を合わせて,今後の出題を予想する形で作っています。



体験授業が10月29日にありますが,灘中合格を目指す受験生なら当然知っておくべき「時短論点集」をお送りします。

典型論点の中にはなかなかの難問だけれど予備知識があれば素早く確実に解くことができるものがあります。他の合否を分ける問題にかける時間を確保するためには必須の論点といえます。




授業で興が乗ったり要望が多ければ「超難問集」を作ったり講座を通していろいろ楽しめそうです(^^)

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数理教育研究会の小6塾生の希望者は無料で受講できますよ~(^^)

みやび珈琲

2011-09-28 13:54:39 | グルメ
宝塚方面を車で走っていると

「小倉トースト」

の巨大な垂れ幕に吸い寄せられ

気がついたら新しくできた喫茶店に入っていました。


名古屋発祥だろうと店員さんに聞くと

近隣のパン屋さんが運営主体ということ。



ちょうどよい落ち着く作りで使いやすいです。

中山寺と山本の間の「珈琲屋らんぷ」(愛知発祥)
スポーツセンター近くの「珈琲蔵人」(愛媛発祥)

この辺りにはどんどん郊外型駐車場完備の喫茶店ができてきていますが

荒牧にできたこの「みやび珈琲」が一番しっくりきました。


ヒロコーヒーもうかうかしてられませんね!

ホラー!

2011-09-27 10:13:21 | 趣味
ホラー映画を「怖がらせるための映画」と定義し

「ゾンビ映画」
「『田舎に行ったら襲われた』系ホラー」
・・・
と10のカテゴリーに整理しつつ語っていく。

荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)
クリエーター情報なし
集英社


個人的に怖いの苦手なんですが,散見される氏の独自の視点に妙に納得しつつ,

紹介されている中で未視聴のものにもチャレンジしようかとうっかり思ってしまいました。



ところで「ジョジョの奇妙な冒険」は今どうなっちゃっているんでしょう?

スタンドが登場した辺りからついていけなくなってフォローを止めましたので・・・

この作品は学生時代ヤマハ好きの私にJOGじゃなくホンダのDioを買わせる程の衝撃をもっていたので気になります(^^;

LAW&ORDER

2011-09-26 09:34:41 | 趣味
スーパーチャンネル@CS

アメリカで20年続いた犯罪捜査ドラマ

1話の中に1つの事件の捜査・逮捕・起訴・判決まで描くハイスピード展開

ホミサイドとザ・プラクティス,NYPDブルーとボストンリーガルが1度に見れちゃうようなお得感です(^^;;;

重たいテーマも扱う割にサラリと結びがやってくるところは,立ち止まっていられないアメリカという国のまさに縮図なんでしょうね。

あと3年?

2011-09-25 18:01:04 | 健康
震災前の少し古い本ですが・・・


日本経済「余命3年」 <徹底討論>財政危機をどう乗り越えるか
クリエーター情報なし
PHP研究所


帯にあるような日本が甦る「5つの戦略」具体案が書いてあるわけではありませんが,現状整理するための一つとして読みやすい好著でしょう。

敢えて気になる点を書くなら・・・

財政,社会保障,成長政策について「経済学者の間ではほぼ一致している」こともないかとは思います。そうであるならばそれに沿った有効な経済政策が既に取られていても不思議はないでしょう。全ての有力な経済学者の間で一致しているような意見が通らないようであれば経済学者の社会的地位自体が低すぎるまたは信用がなさすぎることになるでしょう(そう言いたいのかなぁ?)

日本は法解釈学が強く法政策学が弱い,いま司法試験に通った人で法律を作れる人はほとんどいない,などの記述もありますが,司法は解釈であり,政策は立法だから(それが三権分立)そんな当たり前のことを法学部非難に使うことは的外れでしょう。しかも殆どの立法作業を担う官僚の能力は高く評価しているのですから(官僚は多くが法学部=文1出身ですよね)。

経済においても経済解釈学(後付けの理論)が強く経済政策学が弱いのかもしれないということでしょうか・・・


模試名人列伝(2)

2011-09-24 19:18:15 | 教育
P先生の作る模試は難易度の設定やバランスの良さの際立つ玄人好みのものでした。問題の設定と表現のベールに生の論点を巧みに包み込んでいました。予想模試は本番の傾向にピタリと沿いつつも捻りのきいた逸品でした。際立っていたのは小5の一般模試の作りの良さでした。出題範囲の制限のキツイこの学年で,学力の差がでる問題を陳腐ではない形で作るのには高い教務力が要求されますが,それを十分に満たしていました。
チェックをするとミスが殆どないことも特長でした。私などが出す初稿には計算間違いや不能問題の可能性もよくあるのですが(^^;,P先生に限っては皆無に等しかったです。業界から去られたのでもう新たな作成物をお見かけすることがないのは残念です。


具体的な作成者名は解らないけれど(といいつつ業界通ならだいたいなら解っちゃう(^^;)塾生が持ち込む大手塾の模試の中にも「これは!」と思うものがあります(^^)

いろいろな業者や塾の冠模試の中には???のつく代物もまま見かける中で,一般模試でさえ力を抜かず作られているのを見ると嬉しくなります。こういう塾に通う生徒は幸せですね(気づいていないかもしれないけれど)。

模試名人列伝(1)

2011-09-23 23:30:56 | 教育
20年近く昔のことですがO先生の作られた灘模試を初めてチェックしたときには衝撃を受けました。2日目の問題で着想が面白い上に実際に入試で出題されそうな雰囲気に満ちていました(そして何問かは実際に出題された)。その時以降,このレベルの模試を作ることが私的な作成指針となりました。この時と算チャレ1位奪取に燃えた時の2つの時期,教材研究に没頭したことが今の私の教務力の基礎を作ったように思います。
O先生は教材作成にも積極的に取り組まれました。数学っぽい部分も残り不必要に分厚く難易度のバラつきも激しかった手作り感満載の5年の最レ・平常両テキストを,系統的かつレベルを適切に均一化した使いやすいものに大改訂されました。授業の導入の理想形の一つを確立したともいえ,講師全体の授業レベルが1段底上げされた感がありました。
今でも時々ジュンク堂でお元気な姿を見かけますが,最近では小6冠模試等はあまり作られていないように見受けられ(問題を見た感じで)少し残念です。


模試の作法(2)

2011-09-22 09:46:27 | 教育
学校別模試(予想模試やプレ模試など)の場合,模試の2大意義

(A)実力を判定する
(B)実力をつける(復習することで)

共に一般模試に比べさらに重要な意味を持っています。

(A)は精度の高さを求められます。各学校の中長期的入試傾向を踏まえ,直近の流れ等から予想を立てて各問題を練り,テスト全体を組み立てる必要があります。オリジナル度に酔うことなく忠実に学校の出題傾向に沿うことが大切です。

50本程灘模試を作って(甲陽で20本弱か)来て思うことですが,特に最難関名を冠した模試作成時に犯しやすいミスに「難しく作りすぎること」があります。

冠模試初心者の頃は力んでしまって平均点など20点前後ということもザラでした。灘2日目などでは大問5問全てを凝った出題としたりするとそうなります。大阪星光模試で120点満点中平均点が10点以下という金字塔(?)を打ち立てたこと(^^;もありました。本人としては面白い問題になったなぁと悦に入っていましたが,結果的に(A)の役割を十分に果たすことができていませんでした((B)としては十分)。

適切に進路指導をするには平均点は少なくとも40点以上は必要で標準偏差も大きくなる方ことが理想です。如何にして易,標準,難問ととりまぜ綺麗な分布を出しつつ,復習して役に立つようなテストとするかが作問者の腕前の見せどころなのです。

最近でも教材研究として関連しそうな高校・大学受験・その他(算オリ数オリ等)の問題にも目を通すようにしていますが,そこからそのまま拝借したような模試問題を見かけることがたまにあります。中学入試対応に改変せず,単に難しいから面白いからだけで出題しては(B)としての価値まで低くなってしまう場合もあります。

生徒・保護者の方には問題の良否の判断ができないケースが多いでしょうから(特に小学生は難しければ難しいほど「凄い模試だ」と勘違いしやすい)余りに平均点が低い模試(正答率が低すぎる問題)に出会った場合,経験が豊かで信頼できる講師にそれが解けるべき問題なのかどうか相談してみるとよいかと思います。受験に向けて無用な心配は排除する方がよいのです。