こんばんは、ひでです。
昨日6月1日(日)に、八王子市のいちょうホール 大ホールで開催された
『Playing Uematsu Works! ~CELTIC FANTASY~』に行ってきました!
『ファイナルファンタジー』シリーズでおなじみ、植松伸夫さんの楽曲を
ケルトアレンジで演奏するという、今までありそうでなかったコンサートです。
かつて発売された『FF』のアレンジCDである、
『FFIV ケルティックムーン』や
『FFV ディア・フレンズ』、
そして
『ファイナルファンタジー ヴォーカル・コレクションズ』から
ケルト系の楽曲をメインに演奏されました。
『FF』好きのスーファミ世代としてはもう、ドンピシャな内容でしたよ。
素敵すぎました。。。!!
■プログラム
M01: Welcome to Our Town! 街のテーマ(FFIV)
M02: Parom & Polom パロム・ポロムのテーマ(FFIV)
M03: Illusionary World 幻獣の街(FFIV)
M04: Toroian Beauty トロイア国(FFIV)
M05: BATTLE FANTASY SET I
Vamo' Alla Flamenco(FFIX)~バトル2(FFIII)~最後の死闘(FFIII)~決戦(FFVI)~勝利(FFIII)
M06: CELTIC FANTASY SET
ジグ ※正式な曲名は不明(FFVIII)~ハーヴェスト(FFV)
M07: My Home, Sweet Home はるかなる故郷(FFV)
M08: BATTLE FANTASY SET II
ゴルベーザ四天王とのバトル(FFIV)~最後の闘い(FFV)
M09: Esperanca Do Amor 親愛なる友へ(FFV)
M10: Estrelas ギルバートのリュート(FFIV)
M11: 光の中へ 愛のテーマ(FFIV)
M12: Prologue… オープニング(FFIV)
EC01: Chocobo-Chocobo チョコボ(FFIV)
コンサート前半は、尺八奏者の
神永大輔さんと、
アイリッシュバンド
「John John Festival」(Johnさん、annieさん、トシバウロンさんの3人)
による演奏でした。
爽やかかつ深みのある神永さんの尺八、流麗に奏でられるJohnさんのフィドル。
味わい深いannieさんのギター、そしてトシバウロンさんのリズミカルなバウロンによって
奏でられるケルティックな音世界を堪能できましたよ。
特に『FFIV』の「Toroian Beauty」(トロイア国)は、一度生で聴いてみたいなと
かなり前から思っていたのですが、念願がやっと叶って嬉しかったですね!
アイリッシュの風のように爽やかで優美な響きは、本当にすばらしかったです。
また、サポートメンバーとして参加された有木竜郎さん(キーボード)、内田佳宏さん(チェロ)、
梅田千晶さん(ハープ)も、素敵な演奏を聴かせてくれました。
梅田さんは曲ごとにステージに登場したり舞台袖に入ったりしていたのですが、
その様子を
ギルバート(FFIV)のアビリティ「かくれる」みたいだねと
言われていたのが印象的でした。w
さらに後半は、『FFヴォーカル・コレクションズ』でヴォーカルを担当された
大木理紗さんが登場して、力強くも透きとおった、素晴らしい歌声を披露してくれました。
も~~~、何年待ったでしょうか…!
大木さんの歌声も、ぜひ一度生で聴いてみたいとずっと思っていたんですよ。
そのこともあってか、すごく感慨深かったです。
「光の中へ」が特にすばらしかったですね。魅き込まれました。。。
演奏の合間には、ゲストMCとして植松さんがステージに登場し、トークを披露してくれました。
「この歳になって『FFIVケルティックムーン』が生で聴けるとは思わなかったな……
20年待ったよ。ちょっとウルウルきちゃった!」と植松さん。
また、植松さんは『FFIVケルティックムーン』をダブリン(アイルランドの首都)で
録音した際の話をしてくださいました。
当時、現地のアイリッシュミュージシャンたちを起用して録音に臨んだそうですが、
なんと
スタジオの横に自動車工場があるという、とんでもない録音環境だったそうです!!;w
そのため、演奏中にノイズが入った際にはいったん録音を中止し、
静かになるのを待って録音していたそうです。。。;
あと個人的に印象深かったのは、植松さんが『FFVIII』のジグを作った際に、
「アイリッシュの曲を作るのはもうやめよう」と思ったというお話です。
「『FFIVケルティックムーン』の後、『FFV』くらいからアイリッシュ的な曲を
『FF』のために作っていたんですよ。
でも、
昔から続く、伝統的なアイリッシュの音楽に踏みこんだらいけないような気がして、
『FFVIII』のジグを最後にこういう音楽を作るのはやめました」とおっしゃっていて……。
植松さんは、本当に心から音楽を愛されている方です。
だからこそ、伝統を軽んじるようなことはしたくない、ということなんでしょうね。
また、コンサートの後半、植松さんと大木さんが一緒に登場した際、
植松さんは「僕は『FFヴォーカル・コレクションズ』のアルバムがとっても大好きで。
いつかライブをやりたかったんですよ」と話されていました。
大木さんも、データム・ポリスター(当時のCD発売元)のプロデューサーの方に
「ライブやりましょうよ!」と何度も言っていたそうですが、実現には至らなかったそうで……
「
20年越しでやっと実現して、本当に嬉しいです!」と感慨深そうにおっしゃっていました。
僕も同じ思いです……!
この日、この場で演奏を聴くことができて、とっても幸せでした。
そうそう、アンコールではチョコボが演奏されたんですけど、
(おそらくチョコボにならって)走って登場して、ノリノリで踊りだす植松さんが
オチャメすぎて、おもしろかったですw
観客からは手拍子も入って、楽しい雰囲気でコンサートを締めくくってくれましたよ。
終演後、次回の4starオーケストラについての情報がロビーに掲示されていました。
2015年5月3・4・5日に八王子で開催とのことです。
まさかの八王子開催…! 八王子音楽祭2015にあわせて行われるそうですよ。
たのしみです!!
あと終演後、ロビーで植松さんによるサイン&握手会があったんですけど、
その向かいではJohn John Festivalのお三方と、神永さん、梅田さんが
超至近距離(お客さんに取り囲まれる感じ)で演奏してくれました。
これがすっっっっっごく楽しかったです!
皆さんすっごい楽しそうに演奏されてて、見ているこっちまで楽しくなってきて。
思わず身体が動きましたw
本編終わってお疲れでしょうに、それを感じさせないエネルギッシュさでしたよ。
いや~、あんなに楽しい気分になったのは久々でした………帰宅後寝る前まで余韻が残ってました。
John John Festivalさんや神永さんらの演奏で、『FF』の音楽だけに限らず、
音楽そのものにある根源的な楽しさを感じました。
わくわくして、心が躍る。思わず身体も動く。
その場の音を通して、奏者も観客も一緒につながれるって、ほんとうに楽しいなと……
改めて思い知りました。
一生忘れられないほど楽しい時間でしたーー!
奏者のみなさん、大木さん、植松さん、だよ社長、素敵な時間を本当にありがとうございました!
なお、John John Festivalさんは、今月をもって活動休止されるそうで残念です。。。
活動休止前の最後のライブが6月10日に開催されるそうなので、
都合がつけばぜひ行きたいと思ってます。
なんと7時間(!)のライブみたいですよ。チャージは物々交換式とのことです。
John John Festivalさんの演奏を生で聴いたことがない方は、
ぜひ一度生で体感してもらいたいなと強く思います。
だよ社長が紹介されていた ↓この動画を見ると、John John Festivalさんの魅力が
一発でわかると思います! とってもすてきな人たちですよ。
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終演後は、コンサートに行ったゲーム音楽好きな方たちと一緒に、
八王子駅近くの沖縄料理店で飲んでました。
ことし3月に
「沖縄ゲームタクト」に行った方たちと知り合ったんですが、
話を聞くと、みなさん沖縄に行く時点ではそれそれがソロ参戦だったものの、
ゲームタクトを通じてつながることができたそうです。
あ~~、やっぱりこういう、何かを好きな人々が集うイベントって
ホントにいいもんだなぁと、しみじみ感じたのでした。
6月3日追記:
大木さんのブログ「群青楼」で、今回のコンサートについて触れられていました。
◇
ケルティック ファンタジー
“あのね、「光の中へ」を歌うとき
ありったけの愛と感謝を
会場中に満たすつもりで歌いました。
届いてるとうれしいな。”(大木さんのブログより抜粋)
めいっぱい届きましたよ!
大木さん、本当にありがとうございました。
ライブあったら行きたいです…!