Wii
「ラストストーリー」、発売日に買って現在プレイ中です。
現在10時間ほどプレイして、CHAPTER21まで進めましたけど、
ゲームとしてよく出来てて、おもしろいです!
現時点での感想を、各要素ごとに分けて書いてみたいと思います。
(※ネタバレは含んでいません。)
【ゲーム全体について】
チャプター(章)に分けて進んでいく方式のRPGです。
シナリオはとくに奇をてらっておらず、傭兵である主人公・エルザたちが騎士を目指す・・・
といった王道なものです。難解な固有名詞や専門用語は出てこないので、分かりやすいですね。
話は基本的に一本道で進んでいき、随所にイベントシーン(リアルタイムのポリゴンデモシーンや
ムービーシーン)が入ってます。
このへんは今までのRPG(FFなど)とあまり変わらないですね。
ただしイベントシーンは、合間合間に自分で操作を行うところもあり、
(話を進めるカギとなる人物のいる方向を、自分で見たりとか)
ただ見ているだけ、というわけではないですね。
また、デモやムービーは、スキップおよび早送りもできます。
(早送りは、その名の通りビデオの早送りのように再生速度が上がります。w)
【フィールド】
ゲームの舞台となるのは「ルリ島」というひとつの島。
この島にはルリの街という大きな街があるんですけど、ここの作り込みは
かなりすごいですね・・・とにかく広い、広い。
たくさんの人が暮らしていて、本当に「ひとつの生きた街」として表現されています。
エルザが街を移動する際、街の人にぶつかると、のけぞって痛がり「どこ見てんだよ!」と
文句言われたり。街角の店の突き出ている看板にぶつかると、エルザが「いてて…」と痛がったり。
細かい反応が楽しいですw
(何度も街の人にぶつかりまくってたら、その人が怒って追っかけてくる、というような
ところまではさすがに無いですけどね。そこまでやってたら完璧だったなぁ。w)
あと、街の人から依頼を受けてそれを解決する。というクエスト要素も存在します。
クエストを達成すると、報酬をもらうことができます。
あと、街が広いというと移動が面倒に見えるかもしれませんけど、
「ゼノブレイド」のように、街中にいくつか存在する各拠点まで
いつでもすぐワープできるので、移動はわりと快適ですねー。
【戦闘システム】
本作の一番の魅力ではないかと思うのが、この戦闘システム。
個性的な要素が多く、操作していて純粋におもしろいです。
戦闘シーンは、フィールドを移動していると、画面切り替えなしで
そのままの地形で戦いが始まる方式。また、仲間との会話も含めて
ほぼリアルタイムで進行していくので、かなり臨場感がありますね。
通常攻撃は、敵に向けてスティックを倒す操作のみの半自動で行ってくれます。
(※マニュアルモードに変更すれば、ボタン操作での攻撃も可能)
その他に特徴的なシステムを挙げていくと、
まず
コミカルなCMでもおなじみな、エルザが敵の攻撃をひきつける
「ギャザリング」。
この力によって、仲間が呪文を詠唱する時間を稼いだり、敵を誘いこんだりできます。
次に、
「魔法サークル」。
仲間が魔法を使った後、魔法の着弾地点には「魔法サークル」という
リング状のものが残るのですが、それに仲間が入れば、その魔法属性や効果が
武器に付加される、というものです。
また、エルザの使う風属性の魔法を使い、「魔法サークル」の各属性が持つ
特殊効果を周囲に拡散し、状況を有利にする・・・ということもできます。
(※火属性の魔法:敵の防御力を下げられる、
氷属性の魔法:敵を全員滑らせる(コケさせる)ことができる、など)
これは今までにありそうでなかったシステムで、かなり面白いですねー。
あと、地形を活かした戦いもできたりします。
メタルギアのように物影に隠れて、敵に向けて矢を撃ち、敵をおびき寄せたうえで
不意打ちをかけ、一撃でズバッと倒したり。
また、フィールドにあるあらゆるオブジェクト(壊れそうな柱など)に「注目」して
仲間に指示を出し、魔法でそれを撃ってもらって破壊し、敵にぶち当てて一掃したり。
プレイヤーによってかなり戦術も変わってきそうで、自由度が高いです。
初心者の方は、やることが多くて操作に混乱しそうだ・・・と
思われるかもしれませんが、新要素は少しずつ出てきますし、
新要素が出てきた時はそのたびにチュートリアル(操作説明)が入るので、
慣れていけば、これらの戦術を駆使して充分戦っていけるかなと思います。
【音楽】
今作の音楽担当は、FFシリーズでおなじみの植松伸夫さん。
彼は
坂口さんのプレゼンテーションの場で、「今回は映画音楽を意識した」と言っていましたが、
その発言通り、かなり今回は音楽的には落ちついたつくりのものが多いです。
(特に、ルリの街の曲はそれが顕著に出ているおとなしさ。)
ただ、全部が全部おとなしい曲というわけではなく、立ってる曲はすごく立ってますね。
特に、主題歌である「翔べるもの」はとても印象的です。
序盤のとあるイベントで早速メロディが聞けるのですが、すごくいい雰囲気出てました。
【気になるところも・・・】
ゲームとしては良くできてるなぁという印象ですが、
細かい箇所で気になる点は正直あります。
・移動中に仲間がしゃべっている際に、イベントシーンの挿入によって
セリフが途中で途切れてしまうことがある。
(セリフのログが見られたらいいのになー、と思いました)
・次にやるべきことが分かりづらい。
(ある人物に話しかけないと先へ進まないのに、それが画面上で促されなかったり)
・戦闘中、敵や味方のいる位置が少し分かりづらい。
(敵・味方の位置を示すレーダーマップがあるともっと良かったかな、と)
・敵の数が多くなると、画面の動きが重くなることがある。
まぁいずれも、致命的な欠点というわけではないんですけど、
長い時間プレイしてると、ちと気になってくるなーという所ですね。
・・・こんな感じで、まだ序盤か中盤に入るあたりまでのプレイ感想ですが、
ゲームとしてはかなりおもしろくて、感触もけっこういいです、ラススト。
個人的には「仲間と共に戦ってる感」がすごく出てるところがお気に入りです。
気になってるけど買うの迷ってる、という人は買ってもいいんじゃないかなと。
というか買っちゃえYO! おもしろいYO!w
最後まで遊んでみないと最終的な評価は出せませんが、クリアした際にはまた
全体的なレビューや細かい感想書いてみたいと思います。
あとこのゲームにはオンライン対戦モードもあるので、そちらの感想についても
また改めて書ければ、と!
そうそう、書きそびれてましたけど、このゲームは各キャラの装備品の色を
いつでも自由に変えることができます。これ、なかなか楽しいです。
(自分はエルザの黒ジャケットを白にしてます。w)
おまけ:(特典について)
早期購入者特典でついてたサントラとビジュアルブック。任天堂ふとっぱら!
もひとつ特典でついてた、クリアファイルです。
藤坂さんの描いたイラストいいですねー! この雰囲気かなり好きです。
おまけ2:
この人がどうしてもゼルダの
ガノンドロフにしか見えないです・・・w
おまけ3:
ラスストとは特に関係ないですが、3年前くらいに作った植松さんのMii。
今はけっこう外見が違ってるんで、ちょっと手直ししようかな・・・
(最近植松さんは、ノビヨ師匠というかノビヨ仙人になってるような感じがします。w)