先日の夕方のこと、台風26号の影響で雨の中、
交差点で信号待ちをしていた。
雨が降っていたので、アーケードの下で待っていた。
信号が青になるのを待って、歩道を渡りかけたところ
女性に声をかけられた。
「雨に濡れますよ。傘に入られませんか。」
「いや、すぐそこの駐車場までですから。」
「遠慮されなくても、いいですよ。わたしもそうですから。」
さりげなく、そう言いながら横に並び、傘の中に。
わずか10メートルほどの 出来事、
たったそれだけのことですが、
思いはあっても、なかなか行動に移すことはできない、さりげないしぐさ。
空のどんよりとした雲の隙間から 太陽の光がさしたように
なにかすごく さわやかな気分で 車に乗った。