用瀬(もちがせ)の流しびな”は旧暦の三月三日のひなまつり、
男女一対の紙雛を桟俵にのせ、菱餅や桃の小枝を添えて、
災厄を託して千代川(せんだいがわ)に流します。
無病息災で1年間幸せに生活できますように願う情緒豊かな民俗行事です。
昭和60年、県無形民俗文化財に“もちがせの雛送り”として指定されています。
もともと物忌みの行事で、紙などで人形(ひとがた)を作り、
これで体をなで、災いをその人形(ひとがた)にうつして川や海に流す行事から生まれた風習です。
この行事がいつの頃から始められたのか、文献等の記録が少なく定かでありませんが、
「源氏物語」に源氏の君が祓いをして人形(ひとがた)を舟に乗せ、須磨の海へ流すという著述があり、
雛流しそのものの原型は、遠く平安時代にさかのぼるといわれています

男女一対の紙雛を桟俵にのせ、菱餅や桃の小枝を添えて、

無病息災で1年間幸せに生活できますように願う情緒豊かな民俗行事です。
昭和60年、県無形民俗文化財に“もちがせの雛送り”として指定されています。

もともと物忌みの行事で、紙などで人形(ひとがた)を作り、

この行事がいつの頃から始められたのか、文献等の記録が少なく定かでありませんが、

「源氏物語」に源氏の君が祓いをして人形(ひとがた)を舟に乗せ、須磨の海へ流すという著述があり、
雛流しそのものの原型は、遠く平安時代にさかのぼるといわれています
