雪の結晶のお着物、単衣です。ところがこの着物には
誤りがあります。五角形なのです。
でもやはりどう見ても雪の結晶模様だと思います。
雪といえば一見冬の模様の思えるので、不思議に
思われるかもしれませんが、四季を通じて、
雪の結晶模様、雪輪に桜や楓といった組み合わせ等は
良くご存じでしょう。それもそのはず、
実はこれらの組み合わせ模様は古くから使われてきた
古典柄なのであり、雪の結晶は「六花」と呼ばれ、
江戸時代から着物の柄に用いられてきたそうです。何故、
顕微鏡などなかった時代から雪輪が描かれてきたのでしょう。
実はとても寒くなって、空から落ちてきた
白い雪に目を凝らしてみると、
本当に「雪印」の六角形の雪を見ることが出来るのだそうです。
では、雪の結晶が六角形 もしくは6本の枝になっている訳は…
「雪の結晶のもととなる水の分子が、正六角形の組み合わせを
基本にしているからでないかという人もいます。それにしても
そもそも水の分子が、正六角形というのが驚きですね。
事実,1987年1月6日付のニューヨーク・タイムズ紙によれば,
科学者たちは雪の結晶について研究すればするほど,
「雪の結晶は驚くほど精緻な数学的法則に従っている」
ことを認識するようになりました。
雪の結晶は、全く同じ二つの雪片が発見されたことはなく,
同じものなど決して見つからないと言えるほど多くの
基本形の組み合わせが可能なのです。
「雪に向かって神は,『地の方に降れ』と言(う)」―ヨブ 37:6。
雪は天から送られた手紙と中谷宇吉郎先生は述べられました。
創造物を注意深く観察することにより、
また神からの手紙といえる聖書を調べることにより、
賛美と感謝の念を新たにしています。
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