ちょっと前なら行き難かった新福島だが、JRの東西線を使えば神戸方面から乗り換えなしで行ける。こっちに帰って半年以上経ち、鉄道3社を使い分けられるようになったのも大きい。東京ほどには人間がいない関西では、東横線とつながり渋谷から座れなくなった副都心線の如き実害もないのでバンバンつないで欲しい(笑)。
今回、少し早めに家を出た。敵は本能寺にありではないが、ちょっと気になる所があった。先月友人の母上が大阪厚生年金病院(今は名前が変わったようだ)に入院し見舞いに行った時、ピザ窯のあるレストランを見つけたのだ。その時は開いてなかったのだが、ブルーのタイルを張ったイタリーでも見た事のあるタイプ。これは是非、味見をしてみないと(笑)
病院の売店で売っているニットキャップが抗がん剤治療患者用でずれないと評判であった為、知人用に買い求める。使い心地は、着用時にずれなくていいということだった。尚、これは僕用ではないので誤解の無いように。寄り道をしている内にピザレストランは開店していた。気になったのは予約していないことだ。
『予約してないけどピザ1枚だけ食べさせてもらえません?』大皿が並んだカウンターならいいと言われた。見た目はスペインのバールのようだが、勿論文句はない。選べるトッピングはやってないということで、ちょっと期待していたアーティチョークは無いと言われ、まずはスタンダードのマルゲリータとビールをオーダー。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/6c/7cf6e417ecdb9f20d6a554225a308d9b.jpg)
窯は薪を燃やしその隣で焼くタイプ。鉄骨で作られた台に乗せられおり、台の内側には薪がぎっしり積まれている。かなり本格的だなぁと期待が膨らむ。ビールがプレモルの中瓶だけというのも気に入った。が、7百余円という価格はちょっと高めじゃないか? 大きな大理石盤の上で延ばされたドゥはかなり大き目だが、やはりピザはこれ位欲しい。また両手で丁寧に広げるのに好感を抱く。無為に空中に放り投げて穴を開けられより数段嬉しい。
トマトソースの上に千切ったモッツァレラとバジル、オリーブオイルだけというシンプルさだが、強火で焼かれあっという間に完成した。辛みが欲しいのでチリオイルでなく粗挽き唐辛子を頼んだらちゃんとイタリーの小粒唐辛子(嫌ほど辛い)を皿に入れホールで出してくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/f0/b3e349d9c8fb7309d3570f2ddf1c6e28.jpg)
中心は薄くいが外周はもっちり、しかも表面には軽く焦げ目が付いた香ばしい耳に焼き上がっていた。味は文句なしだが強いて言えば2千円弱はやはりちょっと高めかな。まぁ食材を輸入に頼る日本だと仕方がないのかもしれない。おまけに。円安だしなぁ(笑)絶対に再訪しようと店名を確認した。ダル・ブリガンテ(Dal Brigante)という・・・ドラクエの呪文みたい。
しかし、ライブレポートがいつの間にか食いネタに変わってしまった(笑)。ライブは別仕立てだな。