ベーシストのジャック=ブルースが69年にソロアルバムの『Songs for a Tailor』を発表した。クリームとは一味どころか二味以上違う音だったが、その年のMyベストアルバムだった。一番気に入ったのはTheme From An Imaginary Western(架空の西部劇テーマ?)だったが、確かカップスのディブ平尾氏もこの曲をベタ褒めだった記憶がある。イギリス人には西部劇は想像の世界なんだろうなと妙なとこで納得した。
88年、ドイツ駐在を終えて帰任するとき、筆者が料理好きと知っていたドイツ人同僚達から贈られたのはコック帽と呼ばれるシェフの白い帽子とドイツ料理のレシピ本だった。ドイツ料理に関してはレストランで食べてきたものが多いので理解は早いが、困るのはレシピにはあるが食ったことのない料理。想像がつかん(笑)。
ルイジアナ出身の英会話教師にジャンバラヤ食ったことがあるかと尋ねられ『あるよ。デニーズで』と答えた所、鼻で笑われた(笑)。クソ!BBQとハンバーガーしか知らん食文化の奴にバカにされたかと大いにショックを受けたが、海外の日本料理がいい加減なことを考えれば、バカにする気持ちも判らんじゃない。ましてやルイジアナは元フランス領なので食いもんに関する執着度も他州とは大きく違うようだ。
友人がニューオリンズ土産にガンボの素をくれた。肉野菜を炒めてからこれで煮込めばガンボスープになるというもので、スパイスが効いていて美味しかった。・・・が、これはガンボかと聞かれると答えに窮する。本場のガンボって食ったことないし(笑)。最近凝っているシンガポール名物の鯛の頭カレーにしても同じ疑問が残る。
よく考えりゃ、日本料理だって同じようなもんか。地方の名物だって本当に味を再現してるかは謎。ガキの頃にアウトドアライターが書いた東北名物、芋煮の記事を読み、真似をしては作っている。自分では気に入っているのだがさぁ、本場ではどうだ(笑)。ネットによると東北とひとくくりするには余りに多くのレシピがあるようだ。芋が里芋なのは共通なのだが、牛・豚・鶏肉とバリエーションが豊富過ぎ。
結局、メインは里芋・牛肉・葱の3種、汁は醤油味に落ち着いた。たまにコンニャクやキノコを入れ柚子を散らしたりもする。ドでかい鍋で作り4~5日かけて食べるのだが今の所、飽きは来ない。さてこの芋煮、東北ではどう言われるかな?
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