こういう話を聞くにつけ、我々日本人はユーモアのセンスに乏しい気がする。多才なディレッタントでもあった中島らも兄の書に『天狗のウンコ事件』なるものがあった。村の若者達が太い竹筒に人間のウンコを溜め、村のハズレでそれをひりだし、極太のとぐろを巻かせたという。
人々は巨大なウンコを見て、これはきっと天狗の落し物に違いないと大騒ぎしたそうである。その後、一部の若者達の仕業と判り、代官がきつく叱責したという。こういう罪のないイタズラぐらい笑って済ませればいいと思うのだが、古今東西、権力者という奴らは自分が馬鹿にされたと思うんだろうな。
今回これを書くに当たって読み直してみようとしたら、実家の書庫に置いてあるようだ。文庫ならもう1冊あってもと探したが、すでに絶版であるらしい。アマゾンで探ると新書サイズの古本価格が2千円近い。こんなに上がるか?? ひょっとして、これは出品者のイタズラなんじゃないか?
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