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続・教えたがる人達

黄金の帰宅部だと思っていた姪っ子のビー助(無論本名ではない)が、何を思ったのかパワーリフティング部に入ったことはここに何度か書いてきた。重量挙げ(ウエイトリフティング)に比べ、マイナーな競技で且つ競技者の少ないウエイトを選んだとはいえ、アメリカでの世界大会に続き、先月末のポーランドでも2位を獲得したのは立派だと思う。

大昔、友人のイワサキとジュニアの鍛錬について話したことを思い出した。中高生ならともかく、小学生から負荷をかけたトレーニングが必要かという話だった。ぬるい体育会だったぼーずとは違い、イワサキはP大のウエイトリフティング部出身で元ヘヴィー級学生チャンピオン。

彼曰く、ソ連や東欧では幼児からプログラムされた練習をさせ、当然負荷トレも含まれている。その結果、重量挙げと言う競技はかの国々が牛耳っており、他の国ではなかなか勝てないということだった。その後、ソ連や東独の崩壊に伴い、一部のアスリートが過剰なトレーニングやドーピングの結果、悲惨な老後を過ごしていることが報道された。

国家の威信をかけた教育の前では、個人の健康や幸福はあまり重視されなかったようだ。スポーツの原点はやっていて楽しいことだと思うのだが、どうだろう?ぬるい体育会出身者がと笑われるのを覚悟で言うが、自分が好きでなかったらスポーツなんぞするべきでないと思う。

ワンコの散歩で2つの公園を渡り歩いているが、どちらも早朝から親子とおぼしき人達がトレーニングに励んでいる。有体に言って最悪なのはサッカー親父だ。実はこのサッカー組が数からいうと圧倒的に多いのだ。例外はバレーボールママと陸上パパの2組だけで、後はほぼサッカーだ。

昔の親子キャッチボールみたいにパスのやり取りをしてるなら何の文句も無いのだが、園児か小学低学年とおぼしきジャリに坂道ダッシュやタイム計測をさせているのを見ると嫌になってしまう。きれいなセンターリングでも上げて、ヘディング練習でもさせたらどうなんだ?

親と一緒になってボールを追うと言う楽しさを教えられないのは何故だろう。自分に蹴る技術が無ければアンダーハンドで投げるセンターリングでもいいじゃないか。小さい内は楽しく遊べばいい。僕はタックル無しのタグラグビーが本家の底上げに貢献していると思っている。

まずは子供がその競技を好きにならないと話にならない。仲間同士ワイワイと楽しくやればいい。筋トレやフォーメーションなんぞは大きくなってからで充分だと思う。



蛇足だが、写真は走り方だけでなく体の使い方自体を教えている陸上パパ達。国立で唯一の体育大を名乗る某校のTシャツ、鍛えた体から見て専門家トレーナーのようだ。子供達の表情を見てもやらされ感は感じなかった・・・この辺はアリかなと思う。
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