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ヤオイ日記(その2)

連れて行かれた耳鼻科では医師が巨大なコットンボールを薬液に浸し、鼻に詰めようとするので「こ、これ、どうやって抜くんですか?」そんなもん入りますかいなと、おもわず聞いてしまった。

「指でひっぱりゃ抜けます」・・・?指が2本入る程、ぼーずの鼻の穴はデカくない。疑いの眼で医師を見ていたら、鼻に詰めたのはその8分の1くらいだった。あーびびった。が、残り8分の7は鼻から垂れている。メチャンコかっこ悪いやんけ。これ。

その後、レントゲン・CTの撮影が終わり、フィルムを持たされてまた脳外科へ戻る。ヘボ医者から目の下の骨が折れてるように見えると言われる。確かに眼窩はボクシングでも骨折したりするが、そこは擦り傷で打った訳ではないと医者に話した。するとやにわに携帯を出して今度は眼科を呼びつけた。な、なんやねん。この医者?

すぐに来てくれた眼科医は手際よくテストを繰り返し「視神経に異常は無いようだが、鼻血が出るのは口腔に溜まっていると考えられる。ただCTを見て左右の違いが大きすぎるのが気になる」と説明し、「念の為、日大板橋の形成外科に行って下さい。これが、電話番号。あ、君。紹介状を書いて」最後はくだんの脳外科医に指示を出してくれた。

はっきりは言ってくれないが、心配で駆けつけた脳に異常は無いようだ。その割には昔からおかしいと周りに言われて育ったもんだが。結論は脳以外のどっか(多分眼科領域)がおかしいので詳しくは大学病院で診て貰えということらしい。心配した脳の傷害は考えなくて良さそうだ。

しかし、この医者の態度を見ていると親は何をしてたんだと思ってしまう。大学教育以前の問題だ。どう考えてもあの脳外科医には体を預けたくない。あいつにやらすくらいなら、古代インカの開頭手術を受けてやる。しっかし、近所の総合病院ってどでかい病院ですぜ。これでいいのかなぁ。結局状況はよく判らんことが判っただけ。・・・2時から3時間かかって。おまけに渡されたCTのフィルムはA2サイズはありそう。こんなもん、いきなり持って帰れといわれた方が迷惑だっちゅうの。

ここに続く
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