思いつきで書いた物語と実話のMIX

フィクションとノンフィクション。目線を変えると景色も変わる

言葉にできない3-5

2019-09-06 22:55:00 | 日記

大阪へと羽ばたいた私


でもそこでは思いがけないことが次々と起こった


ハプニング EP1 いきなりの出向


私は大阪に着いて、引っ越し後の片付けを済ませ


その日はそのままとこに着いた


明くる日


事務所へ出向くと自己紹介のちすぐに出向命令が下った


新人研修を含む、他支店の視察動向


いきなり私は片道6時間をかけ、東北地方は青森県に到着した


目の前にある青森城を横目にビジネスホテルへ向かった


道中目にして驚いたのは車両用信号機が縦を向いている


冬の積雪面積を減らすために信号機が全て縦を向いていたのだ


やたらなまった方言を使う支店長と上司に挟まれながらも視察を終えた



ハプニング EP2 またもや出向



青森の出向を終えると今度は三重県まで下った



伊勢神宮のあたりを通りながら


投げ釣りでキスを狙う釣り人たちを横目に市街地へと向かう


ここでもまた支店長と上司に挟まれながらも視察を終えた


伊勢海老食べたかったなーと思いながらも


SAで昼食をすませると


その日のうちに今度は神奈川まで戻った



ハプニング EP3 芸能人


神奈川市内を鈍行していると


多摩川が見えてきた


橋の上では芸能人の仲間由紀恵が撮影をしていた


初めて見た芸能人に興奮しながらも


仲間由紀恵を横目に


無情にも車は通り過ぎる


その後も


茨城


広島


と、いろんなとこへ連れ回された


大阪に戻るとぐったりで


次の日が休みなことに安堵を覚えた




大阪に戻って働きながら、学校へ通った


今の稼ぎでは学費がヤバいと


私は夜のバイトを始めた


店長は私の源氏名を


「美咲


とした。


年齢層はさまざまで


いろんな業種の客が入れ替わり立ち代り来店した



酔っ払って大きくなる人


酔うとやたら喋る人


隅っこで寝てしまう人


あっという間にバイトは終わり


今日の給料分だと渡された金額の大きさに驚いた



会社員



学生



ホステス



3足のわらじを履く私は来る日も来る日も働いては学校へ通った


バイトも慣れ


会社員としても半人前くらいになった頃


上司が私のところへ1枚のパンフを持ってきた



そこに書かれたのはローカルながら昨年大盛況に終わったイベントのメイクアシスタント募集の広告だった



上司は私に


「これも勉強




私を応募してくれていたのだ








採用結果は




合格





こうして私はイベントスタッフとなった



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