大和田秀樹先生の「所得倍増伝説!!疾風の勇人」を読みました。
いやー、面白かったです。
後に所得倍増計画で有名な総理大臣となる、若き日の池田勇人を主人公とした伝記・・・いや伝奇漫画です。
終戦後、池田勇人を筆頭に佐藤栄作、大平正芳、宮澤喜一、田中角栄など後に首相となる若手官僚、新米政治家たちが吉田茂、白洲次郎が率いる吉田学校に集い、GHQやアメリカ政府と対峙しつつ日本の経済を立て直し占領からの独立を勝ち取っていく過程が迫力をもって描かれます。
随所にちりばめられたハイセンスなギャグでクスリと笑わせつつ、当時の政治状況や冷戦開始前夜の国際情勢などかなり的を射て描かれておりへーと目鱗の連続。日本を早期復興させ独立させたいアメリカ国務省と日本を再軍備化させ占領を継続したいアメリカ国防総省の対立、虎視眈々と北海道を狙うソ連の暗躍、そんな中で独立実現のために日本が極秘裏に打った起死回生の奇策とは!?
今一番熱い政治漫画でお薦めです。
池田勇人首相。
風格がありましたねぇ。
当時は
小学校の中学年だったけれど、
あの独特のガラガラ声、威厳がありましたねぇ。
日本の高度成長の黎明期でしたね。
こんにちは!
なるほどー。池田首相は風格と威厳に溢れてたんですね。
元寇、幕末、戦後、外敵に一丸命がけで立ち向かう結束の強さと、敗れてより強大化する柔軟性と超回復力、日本は敵に回したくないなあと思います。