今日はちょっと驚いたお話で~す。
それは作家としての表現についてで~す。。
私は2011年10月に岐阜現代美術館でちょっとBigな展覧会をさせて頂きました。
ところが。。
その展覧会のために追い込みをかけていた3月11日、あの東北の大震災が起きたのです。
社会と常につながる事で作品を創り続けて来た私。。
目の前の恐ろしいまでの大震災に...
私の心はそのまっただ中にいる人の心の痛みを感じながら創作することになりました。
どうしてもその中央に置きたいシンボルの造形。
東北の人たちに大きな愛を...救いを....表現したいと...。
そして出来上がったのが「救いの手」と題する人間愛を象徴したものでした。
幸いにも...岐阜現代美術館の天井高は10メートルもあります。
それがこれ。
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(撮影:Reiko Kuwahara)

(撮影:Reiko Kuwahara)
シシリーも多くの地震・津波のなか復興を遂げて...あちこちにモニュメントも創られています。
以下のお写真はFacebookのメッシーナ美術館のものです。
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野外に設置されているので..美しい夜空で見るときっと感動でしょうね...。
日中はこんな感じ。。
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(撮影:三沢かず子さん)
このはしごに救いや神の愛を込めて創られたのだとすると...
人間の持っている共通の思考みたいなもののつながりに親しみと愛を感じたのでした。
シシリーに行くまで全く知らずにいて突然見たそのシンボルになにか見えないものに
導かれた気がしたのでした。
このメッシーナの展覧会が私のところに偶然やって来たのはつまるところ偶然では無く
必然のような気がしたのでした~。
