ルーマニアの旅９

ルーマニアでの展覧会はロングランでまだまだ続きます。
今日ルーマニアで私がそうとう有名人になっていると連絡が来ました！！
　↓
これ

なんだか嬉しいような気恥ずかしいような。。
サポートしてくれている人のおかげにほかなりませんね！！
感謝の気持ちいっぱいです！

----------------

さて、旅はその後ガラス作家の Mihai Topescu さんのアトリエに。。
大きな敷地のなかにあるアトリエでした。。



こんな作品が見えたのでちょっとパチリ。。
　


工房の中。。





倉庫はたくさんあって一般的な商品としてのものとアート作品と分けている
ようでした。
アートの方のお写真を撮りたかったのですが、面白くて撮るの忘れてしまいました。
ネットでこんな作品見つけましたのでちょっと見て下さい！

こちら

コンテストなどに出品されている作品、とっても面白かったですよ！
その作品をネットでさがそうとしましたが見つかりませんでした。
Mihai Topescu お名前の検索でもいっぱい出てくるので良かったら
検索してみてくださいね！

日本でも出品されているようですので機会がございましたら是非 Mihai さんのこと
思い出してあげて下さいね！

ルーマニアの旅８

さて、お待たせしました！
ルーマニア、ブランクーシの続きです。

ブランクーシの 　〈柱〉　 〈門〉 　〈円卓〉 これらは第一次世界大戦戦没兵士の記念碑
として創られたものだそうです。
最初に見た 「接吻の門 La Porte du　Baiser」
次に見た 「沈黙の円卓 La Table du silence」
そして、これからご紹介する 「無限柱 La Colonne sans fin」
どれをとってもタイトルまでが心に響いて来ます。。

期待に胸をふくらませて「無限柱」に向かう私たち。。
初めにここトゥルグ・ジウについてMihai Topescu さんを待っていた時に
ちらっと見えたあの「無限柱」に思いを馳せながら。。

わぉ～～！
芸術作品は絶対に実物に限りますね！



ちょっと近づいて。。



もうちょっと近づいてみると。。



高さ約３０mほどあります。
長い間の風雪に耐え、凍てつく大地にも凛として立っている姿に感動です。

よく見るとすこ～～し傾いています。
実際は垂直より7度傾いているのだそうです。
1950年代スターリンに傾倒した時の市長によって引き倒されようとしたのだそうです。
何頭もの馬で３日間試みられたがわずかに傾いただけで止まったのだとか。。

ここにブランクーシの作家魂を見たのでした。

作家がモノを創る時に作品に込める思いはこうしてちゃんと作品の中に残って
息づいていくような気がしました。

アートも素晴らしかったし、案内して下さったガラスの作家 Mihai Topescu さん
にもお目にかかれた事は大きな宝物になりました。

この後、私たちはMihai Topescu さんのアトリエにお邪魔することに。。

ちょっと小休止。。

今日はルーマニアの続きの予定でしたが・・ちょっと小休止。。
お写真のデーターをさがさねばなりません。。
明日はちょっと遠出となりますのでルーマニアのUPは月曜日の深夜の予定です。。
ごめんなさ～～い！！

---
今日はふき降りになりました。。
夜になってよけいにひどく、横なぐりの雨と風で、ワンこのお散歩躊躇するほど。。
警報が出たようでした。

朝のお散歩の時はさほどひどく無かったのですが、夜になるとだんだんひどくなって。。
意を決して大きなワンちゃんだけでもと家族が出かけましたら。。
愛夢留は大騒ぎ！！
家中20周ぐらい走り回り。。きゃんきゃん。。
「愛夢ちゃん、外は大変な風と雨なのよ。。お散歩は明日ね！」
とだっこしてお玄関を少しばかり開けたら・・ちょっと納得したみたい。。

それにしてもお散歩大好きになってくれたものね。。



こうしてアミーの出て行った方をじっと見ています。
しばらくたって・・アミーはずぶ濡れで帰って来ました。。
アミ－はお外でしかうんちもおしっこもしないのでこういうときはとってもたいへんです。
でもうれしそう。。
愛夢ちゃんごめんね！！
---

明日は東に260kmほど移動します。
昨日は南東に。。今日は南に。。
毎日、結構あわただしい。。

雨が少し止んでくれるといいのだけれども。。

ルーマニアの旅７

Mihaiさんに案内されて川の方に歩く事数分。。
見えてました！

向こうに流れる川。
風光明媚な景観に沿って英雄通りが続きます。

その川の手前に設置された円卓・・。
　　　↓





「沈黙の円卓」と名付けられたこの作品。
けれどもブランクーシはこの周りに市民が集って大いに語り合って欲しいと
言っていたそうです。。

円卓のまわりに均等に置かれた１２脚の椅子。
座ってみたら意外に座り心地のいいものでした。
ダヴィンチは「最後の晩餐」で12人の弟子を等しくテーブルの奥に配置して
描いたけれども。。
ブランクーシは大きな円卓を囲むようにすべての人が平等に語らう場として
こういう形を考えたのではないかと心に感じながらMihai さんのお言葉に耳を
傾けていました。

選ばれた素材を直接彫ってゆくのが、彫刻へと通ずる真の道だと考えたブランクーシ。、
『たがねの跡が不規則に残っているようにさせたい。それが鋳造されたものではなく、
手で彫刻されたことをはっきりさせたいのだ』と語っていた事に・・
分野は違っても大いに共感した私なのでした。。

「今日ここに来て本当に良かった・・」としみじみ思いながら私たちは次の 〈柱〉
「無限柱」に向かう事に。。

続きはまた明日。。

ルーマニアの旅６

ルーマニアが誇る20世紀を代表する独創的で偉大なる彫刻家ブランクーシが
育った街トゥルグ・ジウへ。。
北西の高原地帯にあるゴルジュ県のトゥルグ・ジウへ。。一路。。

ここには、来なければ決して見る事の出来ない彼の代表作があります。
アートに携わっているものたちばかりの旅行だからこそ目指した街。。

ブカレストから一路北西にほとんど休む事なく若い運転手さんは走りつづけて
くれました。。
途中休んでもいいと言ったにもかかわらず走りつづけて5時間あまり。。
車は街の片隅に止まったまま。。ん。。？
と思いきや！！　
　　↓


思わずブランクーシかと思えるようなかっこいいお髭の紳士が出現。。
この方がガラスの作家さんMihai Topescu さんでした。
ホテルの方がお電話して下さっていてブランクーシの作品を解説付きでまわって下さる事に
なっていたのでした。
事前に何も計画していない事が次々ルーマニアの人たちの親切なご好意によって
充実した旅に生まれ変わって行くのでした。



あ！。。見えた！！
門。。「接吻の門La Porte du　Baiser」が。。



もちょっと近づいて。。



この門はこの広い公園の中にある彼の３部作　〈柱〉　〈門〉　〈円卓〉　の一つ。。
想像以上に説得力のある作品でした。
門というより石をじか彫りした彫刻そのもの。。
汗水たらして制作したものをくぐるにはしのびないほど。。
冬にはマイナス20度を超える凍てついた寒さの中も彼は彫り進んだのだろうと
おもうと制作する者の厳しき心を思いやらずにはおれませんでした。



その門を通過してMihai さんのご案内が円卓にむかいます。。

続きはまた明日。。

ルーマニアの旅５

楽しかったルーマニアの旅。
たくさんお話したいことあるのですが・・書ききれないのがもどかしい。。
その楽しかった大きな原因は出会う人たちがとっても良かったということに
なります。。

ガイドブックなどによると「だまされるな・・」だとか「危険だとか・・」
そういうこともいっぱい書いてあります。
しかし。。体験するに連れてまったく違う印象を持ち始めました。

ルーマニアと聞いて「ブランクーシを見にに行きたいと」仲間が言い出した時、
そうとう遠そうだし。。どうやって行けば良いのか。。日帰りしか時間も
ないし。。などなど難題がいっぱい！

しかし。。そのことをホテルの人にお訪ねしたらすぐに解決策を出してくれました。
「8人乗りのホテルのベンツで連れて行ってあげましょう。。」
往復１０時間以上もかかる旅行なのです。
その上「現地にガラス作家がいるから会うといい」という具合に。。
どんどん膨らんでいきます。
短い日程でのルーマニアの旅行がこうして実りの大きいものに膨らんでいきました。

ルーマニアはお年寄りの方以外は英語やフランス語が通じます。
それは学校で１０年間英語を学びそのあとにフランス語を３年間学ぶのだそうです。
日本の英語教育とそうとう違うようで子供達は生き生きしています。
私もつくづくもっと英語勉強しておくべきだった。。
いまごろしまった！なのであります。
今回の旅はニューヨークのギャラリーのスタッフが通訳として駆け付けてくれていました。
これがどんなにありがたかったか・・本当に感謝です！

ブランクーシの彫刻のある森で出会った子供達。。
「Can you speak English?」と駆け寄ってきました。
習いかけた英語を使いたくてしょうがないみたいでした。
私も今英語の勉強をしています。
＜この子達の話し相手にちょうどいいぐあいだわ・・＞

私たち日本人はとってもめずらしいみたいです。


　　　↑
可愛いい子達なので本当はもっと大きな画像にしたいのだけれども・・。
個人情報のこともありますし。。
で。。小さめにUPしています。



ほら！こんなに小さい子までよって来てくれます。。

延々運転して（私ではありません・・ホテル側の運転手さんです）ブランクーシの街に。。

ではこの続きはまた明日。。




　　　

ルーマニアの旅４

展覧会の２日目。。
NYや日本では体験したことの無いオールナイトの展覧会が実施されました。
最初、そんなの人が来てくれるのだろうかとか。。
ポツポツ人が入ってくれればいいのだけれども・・。
なんて思っていたのがまったく予想はずれ。。
次々来るわ来るわ・・。。。
結構何人か連れ立って来てくれます。
忙しいのなんのって。。





極めつけは深夜にも関わらずテレビ局まで来てくれました！！



このお写真は私のインタヴューが終わってギャラリーのオーナーさんのインタビュー
になったところです。

このオールナイトの展覧会はブカレストでは良く行なわれているみたいで
知り合った女性に「オールナイトだから来てくださいね」と言うと
「ああ、ホワイトナイトね」という返事が返って来ました。

時間を気にしないでも駆け付けられるし日本でもあってもいいなぁと
夜型人間の私は思ったのでした。

深夜の１時にはパスタやデザートがふるまわれました。



早朝７時半にはコーヒーとクロワッサン。。
ところが早朝には私はフランスに向かわねばならなくて残念ながらギャラリー
にいることはできませんでしたが。。

ここで面白いハプニングがひとつ。。
ギャラリーの方がパスタをゆでてくれている最中にブレーカーが落ちて停電！！
テーブルはローソクがともされました。
月明かりとローソクの光の中の展覧会。。
なかなか趣がありましたよ。。

明日はちょっと遠出をしてブランクーシの作品を見に行ったお話です。
ちょっとどころではなく。。かなりの遠出になりました。。

ではまた明日お訪ねくださいね！

ただいま追い込み中。。

今日はブカレストのオールナイトの展覧会のお知らせの予定でしたが。。。

ただいま次の作品搬入の追い込み中でどうしても明日までに仕上げなければならない
作品に追われております。。

ブログの更新少しお待ち下されませ。。

搬入終え次第UP致します。。
もうすぐ夜が明ける～～。。
毎日追われているような私。。

--
わん子達元気いっぱいです！！

ルーマニアの旅３

今日はルーマニアのギャラリーの照明についてのお話をしますね。
最初見た時、通常あるはずのスポットライトがないのでびっくりしました。
照明というものが日本のように天井からこうこうと点灯しているというのでも
ありませんでした。。

ブカレストのすべてのギャラリーがこのようであるかどうかはわかりませんが
このあとテレビ局のインタヴュウーで「このような照明の中でご自分の作品を
見ることをどのように思いますか？」と質問がありました。

照明はすべて間接照明。。
絵を直接照らすということはありませんでした。
よく考えると、ヨーロッパは結構夜遅くまであかるいのです。



これは夜9時頃のお写真です。



ベランダから外を見てみると・・。
まるで日本の日中そのもの。。



もっと遅い時間になるとこんなふうです。
照明は床を照らしています。
このお写真は深夜２時頃のものです。
オープニングの次の日にはオールナイトの展覧会が実施されたのです。
これも初体験でした。
明日はそのお話をしますね。

太陽の光を存分に取り入れようとした設計。。
照明を間接的にあてることで精神的な潤いをもたらそうとしているのかもしれません。

ルーマニアの旅２

今日はギャラリーの中をご案内しますね。
絵を飾っているスペース以外の部分もとっても素敵でした。
この建物をデザインされたのはギャラリーのオーナーのお母様だとか。。
その方、とってもパワフルで、ご高齢なのに私はいっぱいエネルギーをいただきたいと
思ったのでした。。

そして、日程の少ない私たちにブカレストの街を効率よくご案内もして下さいました。
タクシーを使い街を一回り。。
「Toshiko～！ ライト！～ レフト！～ フォト！～・・」
その簡単な言葉だけれども気持ちの通じる言葉に私は嬉しくキョロキョロ。。
目前に広がる建物の歴史の重みを肌で感じながら・・。

さて、会場の中です。
会場はサロンと言った雰囲気の空間です。
窓際に１００号の絵が２枚立てかけてありました。
真っ赤な椅子とキッチンの赤が私の赤い絵ととっても合っていると感じました。





部屋の中には螺旋階段があって階上に通じています。



階上はガラス張りのロフトになっていました。

明日は昨日お話しした照明についてお話ししますのでまた是非お訪ねくださいね！

---
今日のわん子：
さて、わん子達のことも少しばかり。。
長い間、待っていてくれたわん子たち。。
帰ると声も出ないほどに・・おしっぽふりふり。。
留守にする時、いつも「どうか何事もなく元気でいてくれますように・・」
神頼み・・の私。。
　　↓


昨日はシャンプーもしましたよ。
今日はいつものように歯磨きとブラッシング。。



アミーちゃんも蒸しタオルとブラッシング。。
嬉しそうな顔にこちらも気分ゆったりになるのでした。。

ルーマニアの旅 1

ただいま～～～！！
ルーマニアから帰って来ました！

まったく知らなかった遠い国がとっても大好きな身近な国になりました。
今日から順を追って色々とお写真交えながら皆様にご報告させていただきますね！

今回はルーマニアのあとにフランスのバルビゾンを訪問し絵を描いて帰って来ました。
懐かしい出会いと新しい出会いがたくさん交錯し、
人と人のつながりがあらたなエネルギーを生んでいくことを実感している私です。

まったく知らない国での個展はどこかドキドキするのが常でどんな人が見に来て
くださるのかどう展示して下さっているのか・・などなど好奇心もいっぱい。。

でもついて会場に入ってとっても気に入りました！

ルーマニアの人たちがとっても親日的で親切だということも嬉しい発見でした。

では、今日のお写真はともかく会場の中です。
オープニングパーティというのは作家はけっこう忙しくてなかなかお写真撮れません。。
別の人が撮って下さっているのでまたナイスショットがありましたら再度UPしますね！
ともかく私のカメラの中から。。



照明のあて方が日本とはまったく違います。
このことはまたお話ししますね。



在ルーマニア大使の方がお忙しい中を見に来て下さいました。
こういうの日本人として展覧会をしていてとっても嬉しいこと。。



左の方が大使です。
手前の後ろ向きの美女（後ろ向きで良かった・・）が私です。





たくさんの方が来て下さいました。
テレビ局２局。。
もう既に放映されたみたいです。
私が見れなかったのがとっても残念。。
新聞社などたくさん。。
オープニングの始まる前に既に新聞に掲載されていましたが、
また別のところのインタビユーもありました。
その他美術館関係の方がた。。

この展覧会客観的に見ても大成功だと思いました。
ギャラリーの方に心から感謝！！
サポートして下さったニューヨークのギャラリーの方にも心から感謝！！

出発日近づいて。。

さて、いよいよルーマニアに出発なのでしばらくこのブログお休みになります。
携帯からUP出来ると良いのですが・・ごめんなさい。。

ツイッターなるものやってはみたものの。。
完全にひとり "つぶやき”の状態で。。

もし宜しければ仲間にいれてやってくださいね！

では、帰りましたらたくさん画像見て頂けるようにお写真撮って来ます！

是非またのぞきにいらしてくださいませ！！！

思わず・・に～～。

今日わんちゃんのお散歩に出たら。。

すれ違ったおじさん、シーズー犬２匹とお散歩中で。。

「どこにうんちしたのか言うて見ぃ！」とわん子に言っていましたよ！！

遅いよねぇ。。いまごろ。。

気温が高くなって来て草木も一気に伸びていますね。

篠山のアトリエも元気いっぱいに伸び放題・・。
なんとかしなければ。。

ルーマニアに出かけるためのいろいろな準備に追われています。
フランスにも立ち寄るのでそちらの準備も必要です。
フランスに行ったらたけしさんの展覧会も見てみようと思っています。
場所を調べてみたら・・前にパリで展覧会をした時に宿泊した
アパルトマンのすぐそば。。

ああ・・そういえばあのとき・・この建物一体なんだろうと思って
通り過ぎたっけ。。

自分の個展だと神経がそちらに行ってしまいなかなか他に目をやる事も
無く過ぎてしまいます。
そんなに近くで面白いことをしているところがあったなんて・・。

もう２年ぐらい前のことだけれどもあのときもずいぶん人が並んでいた
なあ。。いったいあのときはどんな催しものをしていたのだろう・・って。。
遅いよねえ。。いまごろ。。思うの。。

今日のわん子：



自分の行きたいところもうちよっと先。。

輪が広がって。。

短く・・と言ったのに結局さほど短くはなっていない愛夢ちゃん。。
でもこれでよかったのかもネ。。
短くすることにかなりの抵抗をみせるこだわりのトリマーさん。。

でも、ご自分の納得する部分はちゃんと覚えていて下さるのです。
前に「この子は胃が弱いからお腹の部分毛を刈りすぎないで・・」
と言ったことず～～と守って下さっています。

私の好きには出来ないけれどでもそのこだわりの姿勢も大好きだし。。
とっても優しいトリマーさんなので替える気もさらさらないし。。

-----
ルーマニアの個展はだんだんもっと大きく広がりを見せて来ています。。
オープニングにはニューヨークのギャラリーの方も来て下さいますし、
日本からはお２人の素敵な作家さんと美術館関係の方も来て下さいます。
オープニングの次の日はオールナイトの芸術祭が行なわれて・・。
会期は３ヶ月間というロングランに。。

ビッグなお客様にもお出会い出来る展覧会になりそうです。
HPは　こちら。。

日本に戻ったらまた「展覧会旅日記」として皆様にご報告しますので
楽しみにしていて下さいね。

今日のわん子：