栃原敏子 日々あれこれ

アーティストとわん子との生活はハプニングいっぱい。楽しさもいっぱい。
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イタリアの旅8

2013-09-20 02:47:37 | Weblog

みなさまこんばんわ~!!

UPが大変遅くなってごめんなさ~い!!

作品の追い込みに入っていましたが...昨日夜中にやっと出来上がり本日
 ぎりぎり...搬入して来ました~。

今度の出品は神戸ビエンナーレです。
 
これは10月1日~12月1日まで神戸で行われる2年に一度のビッグな芸術祭です。
 
神戸の街中全体を使っての展覧会ですのでよろしければ是非お出かけ下さいね!
 
私の出品会場はBBプラザ美術館「兵庫・神戸の仲間たち展」の会場です。
 
展示は前期と後期に分かれます。
 
私の展示は後期(11月1日~12月1日)だそうです。
 
よろしくお願いしま~す!!
 
---
 
さて...お待たせしました~~。
 
「イタリアの旅8」で~~す!!
 
今日は予告通りシシリーで美術館に行ったお話でーす。。
 
イタリアには有名な芸術家がいっぱいいますよね^^。
 
レオナルド・ダ・ヴィンチ( Leonardo da Vinci )
ルーチョ・フォンターナ(Lucio Fontana)
ミンモ・パラディーノ(Mimmo Paladino)
カラヴァッジョ(Caravaggio)
アントネロ(Antonello da Messina)他たくさん^^。
 
斬新でハッとさせてくれるところ...大好きです。
 
今日はメッシーナにあるRegional MuseumとThe Provincial Museumに
 行ったお話をしますね!!
 
Regional Museumにはカラヴァッジョ(Caravaggio)と
 
 アントネーロ(Antonello da Messina)の神聖な宗教画が多く展示されていて、
 
The Provincial Museumには現代アートの作品がたくさん収蔵されています。
 
私は現代アーティストとしての表現に魅せられていますが...それでも写実的な作品の中に
 精神性が豊かに描かれていると見いってしまいます。
 
Regional Museumで見たCaravaggio(カラヴァッジョ)の作品。

日本にいるとこんなにたくさんの作品を一同に見る事はないので圧倒されてました。

一般的にいう宗教画とは違いその人物表現に描き込まれた精神性。。怖さを感じるほどの迫力。

怖さの根源である...作家の精神の状態というのはシッカリ表にでてくるのですね><。。

作品はまさしく作家の人生そのもの...。
 
カラヴァッジョの生涯は決して順風満帆ではなくて口論や喧嘩は絶えず
 
あげく決闘し相手の若者が死亡しローマから逃亡。。
 
その後も舞踏会場や居酒屋を渡り歩いて喧嘩や口論に明け暮れる日々を
 
送っていたため、カラヴァッジョとうまく付き合うことのできる友人は
 
ほとんどいなかったようです。

これ...映画になりそうな作家ですよね。。

あれば見てみたいな~と思っていたら...YouTubeにたくさんありました。
日本語版ではなかったですけれども...良ければおさがし下さいね^^。

 
アントネロはメッシーナで生まれ生涯の大部分をメッシーナで過ごした画家で、
 
イタリアにおいて本格的油彩技法を用いた最初期の画家です。
 
イタリアの紙幣に肖像が採用されていたほどの重要な画家でその作風は、
 
流動的で詩的な雰囲気で心地よく見る側の心に響きます。
 

そして今回...ルーチョ・フォンターナの作品に出会えたのも大きな成果でした。
 
フォンタナと言えばキャンバスを切り裂いたり穴を開けたりととんでもない事

やってのけることで有名ですね。
 
行ったのはThe Provincial Museumで 現代アート作品がたくさん展示されていました。
 
そこで彼の初期の作品を見る事ができたのです。

これです!
  ↓



ガラスが入っていたので反射してみにくいですけれども..お許しくださいね~。

フォンタナの初期の作品を見る機会はなかなか無いのでみんな「Uwao~~~!!」
歓声上げました~~。。
 
彼の芸術はあまりにも個性的で100年を経た今でも輝いています。
 
絵に興味の無い方でも一度見たら忘れがたい作品ですので何処か美術館に
 
行く機会があれば是非常設展示でさがしてみてくださいね^^。
 
ではまたね。。
 
 
 
 
 
コメント
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