友人のM女史推しのワン・イーボーが主演している映画。
さすが、映画好きイケメン好きの女史推しのワン・イーボーは、トニー・レオンに劣らず、素晴らしい演技でした。
M女史に、「『無名』を観てきたよ」と、ラインを送信すると、即刻の返信です。
その返信でワン・イーボーは、アイドルでラッパーで、ダンスもうまい、日本でも大人気のスターだと知ったわけです。
いやー、アイドルとは思えない(偏見ですよね)演技力でした。
運動神経が抜群のアクションでした。
さらに、エンディング近くなってからの、トラックの荷台での、ワン・イーボーの表情は、役者そのものの顔だったと思いました。
このシーンのワン・イーボー、所謂ヤバイ!です。
トニー・レオン VS ワン・イーボー、スパイノワール『無名』予告編【2024年5月3日公開】
時代は、戦時中。
背景の設定は上海事変。
日本がボロクソ野蛮に描かれるんだろうな、と思いました。
それも史実として中国での日本帝国軍というか関東軍はナチ同様のことをやってきたのだから、仕方がないのですけれども。
でも、その辺は意外なほど、描写量は少なかったです。
それにしても、この映画は中国共産党はOKなの? という感じで見ていたら、なんと、最後の最後に、なるほど! の結末でした。
エンドロールで、映画のテーマ曲の字幕があって、なんとなく目で追っていて、ちょっと気付いたことがありました。
夫と一緒に観に行ったのですが、座席を立ちながら、「中国の漢文って、中国では行ったり来たりがないんだね。上から下へと、文章の綴り通り歌ってたね」言うと、夫が「行ったり来たりで読む漢文は、日本独特だよ」と夫。
こちらも、「なるほど! そうだよねー」でした😂
ところで、映画の作りは、行ったり来たりして、過去と今、起きていることとが、交錯します。