ひろの旅行記

旅の記録

北海道 7 ナラワラとトドワラ再び

2023年06月20日 | 旅行

トドワラからナラワラへ移動。

今更だが、トドワラとはトド松の原っぱが語源。

同様に、ナラワラとはミズナラの原っぱの意味。

元はトド松やミズナラの木が林立していた場所が地盤沈下で海水に侵食され、立ち枯れた姿を言う。

船で行ったトドワラはもう枯れ木も殆どない。全てが海水の下に溶けるのも時間の問題と思われる。

一方、ナラワラにはまだ枯れ木が残っていた。

 

 

 

白い骸骨のようだ。

腐ったり、朽ちたりして枯れ木も草も徐々に海と同化し始めている。

いずれ無くなってしまう風景だからこそ見ておきたい。

 

 

ナラワラを通過してネイチャーセンターへ。

そこからは、トラクターバスによる移動となる。

 

このトラクターバスに乗り込むのが結構大変で、私は既に乗っている乗客の方に手を貸していただいた。つまり、引っ張り上げてもらったわけだ。

https://notsuke.jp/shisetsu/other

花の咲く道をゆっくりと走りトドワラへ。

 

トラクターバスの通る道の横にある歩行者のための道を、花を見ながら歩いている人も多い。

ここでトラクターバスを降り、高架の木道を歩く。

 

    

↓ が木道の終点

 

この木道は幅が狭く、すれ違いができない。

無理にすれ違おうとすると、木道から落ちる可能性もある。

所々に待避スペースがあり、そこで待つのだが、どうせ作るのだったらもう少し広い道にすればいいのにと思う。

あと10センチ広ければすれ違える。

「木道から下に降りないでください」と注意書きがあるのだから、落ちないように設計する必要があるのではないのかと思った。

 

最後に残った枯れ木 ↑

そこには新しい生命も芽吹いている。

 

木道から見下ろすと、朽ちた木や草がはっきりと見える。

 

 

 

ここにも生命の交代の兆しが見える。

数年経つと、ここは草原になるのかもしれない。

制限時間内にバスに戻らないと置いていかれる。

慌ててバスへ。

またも引っ張り上げてもらって無事乗車。

 

この後は日本最北東の相泊へ。

 

 

 

 

 

 


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