因果一如

㈱HIRO建築設計、代表者のHIROと申します。ちょっと個人的、ゆるーいけどディープな話題を書いていけたら…と思います!

群馬音楽センター

2018-12-23 14:38:34 | 日記
農大二校の定期演奏会、チャリティーグッズ販売のお手伝い2日目!


売れゆきもボチボチ…ですが公演中は客も来ないし暇ですねー。

ふと音楽センターの壁を見ると

コンクリートにキレイな板目です!

今でこそこういう壁をわざと作ることもありますが、普通コンクリートの型枠といえば剥離しやすうよう表面を加工されたコンパネ(合板)が普通なので板の模様がこういう風にコンクリートに残ることはありません。

この音楽センターが作られた昔は

杉板本実型枠(すぎいたほんざねかたわく)と言い、杉板をほんざねという継ぎ方で組み上げた型枠で施工していました。

もちろんコンクリートも圧送するポンプなんて無かった時代です。ネコと呼ばれる一輪車で大勢の人が足場の上を行き来して、文字通り人の手で打ち込まれたコンクリートなのです。

それが1961年から60年近く経ってもこんなキレイに残っているんですね。当時の技術力に本当に感服いたします!

客待ちをしながらそんな「レーモンド」の建築に触れています。
コメント
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