昭和ー8
(明治・大正・昭和)
佐藤ハチロウ 1903年(明治36年)~1973年(昭和48年) 70歳没
母親への想いなどをうたった叙情的な作風で知られ、2万にもおよぶ詩のうち3千が母に関する詩である。作風に反して私生活は放蕩、奇行が多かった。(それには幼少期のいろんな事情からくるものがあったようだ・・)
作品に表現されている「母親への想い」はフィクションだという。童謡に「ちいさい秋みつけた」 「かわいいかくれんぼ」 「うれしいひなまつり」「わらいかわせみに話すなよ」 「お山の杉の子」 「めんこい仔馬」など。歌謡曲に「リンゴの唄」 「長崎の鐘」 「うちの女房にゃ髭がある」 特にサトウハチローが作詞し並木路子が歌い大ヒットした『リンゴの唄』は占領下の日本を象徴する歌となった。
ハチロウの「お母さんの詩」は私も大好きで、その中でも一番すきなのは
「一番苦手なのは」です。他にも好きなのはいっぱいあります。
一番苦手なのは おふくろの涙です
何もいわずに こっちを見ている 涙です
その涙に 灯りが ゆれたりしていると
そうして 灯りが ふくらんでくると ・・・・・
・・・・・ これが一番苦手です
五味川 純平(ごみかわ じゅんぺい)
1916年(大正5年)~ 1995年(平成7年)79歳没
小説家。旧満州・大連生まれ。
作品
『人間の條件』映画化にもなった。 『自由との契約』『歴史の実験』 『アスファルト・ジャングル』 『孤独の賭け』 『戦争と人間』
今日も見ていただいて有難うございました。
では又~~