乃木坂46が映画「悲しみの忘れ方 Documentary of 乃木坂46」母の日イベントを5月10日に都内で開催した。
7月10日(金)に全国公開となる乃木坂46初の映画は、グループを取り巻く環境の変化や、メンバーたち自身の成長とともに“人は変われる”ことを描いたドキュメンタリー。そんな彼女たちの“変化”を一番近くで見守ってきた一番の良き理解者であるメンバーの母親たちが招待された。
登壇したメンバーたちは、客席にいる母親を前に「こんなに近いと照れる」(生駒里奈)と恥ずかしさを隠せなかったが、秋元真夏が「お母さんがバブルのころに(ジュリアナ東京の)お立ち台に乗ってた」と明かしたり、齋藤飛鳥が「口にご飯を入れて、足にボディークリームを塗るまで何もかもやってもらう」と衝撃の告白をしたりするなど、母親とのエピソードを披露。メンバー12人が直接ざんげと感謝をしながら、カーネーションを贈った。
また、この日のために編集された特別映像が上映され、メンバーと一緒に母親たちも鑑賞。メンバーが母親へ向けて感謝の気持ちを語る内容で、上映中は涙を抑えきれず、すすり泣く声も聞こえた。
キャプテンの桜井玲香は「今回の映画は乃木坂の歴史と同時に、メンバーのことを深く掘り下げていただいている。きっと仕事の愚痴や報告を、どのメンバーもお母さんにしていると思いますが、伝えきれてない部分も映画にたくさん詰まっていると思う。そういうのを含めて見てもらえたらうれしい」とPRした。
■各メンバーの母へのざんげと感謝は以下の通り。
西野七瀬:部屋の片付けがすごく苦手な私の散らかった部屋を、いつも遠くから来て、きれいに掃除してくれて、足りないものは買い足してくれてありがとうございます。自分でできなくてごめんなさい。
桜井玲香:お父さんとお母さんにそっくりで、ライブやイベントに両親が来ると、ファンが「あれ、桜井の両親じゃない?」と言われるくらい似てるんですけど、それが嫌で、グッズの生写真の顔が本当にお母さんにそっくりなのが本当に嫌なんですけど、一緒に買い物に行った時に店員さんから「すごく仲がいいですね」と言われたのがうれしかったりもするので、(似ていることは)受け入れていこうかなって思いますので(笑)、これからもよろしくお願いします。
生駒里奈:私は「NARUTO-ナルト-」が大好きで、その舞台の帰りに「危ないからタクシーで帰ってきなさい」とお母さんに言われていたのに、テンションが上がって忘れて電車で帰り「タクシーで帰った」とうそをついてごめんなさい。感動系のことを言うと泣いちゃうので言いません。いつも秋田から上京して掃除したり、落ち込んだ時には励ましてくれてありがとうございます。
若月佑美:私は残念なことに性格が母ではなく父に似たせいで、すごく理屈っぽく、正義感が変なところで強くて、いつも母に強く当たってしまってとても反省しています。ごめんなさい。最近は、声が母にだんだん似てきているのが悲しくもあり、でもお母さんにも似ているんだなって、うれしくもあります。お姉ちゃんと違って扱いにくい娘ですが、これからもよろしくお願いします。
秋元真夏:私はテレビなどで前に出たがるのが好きで、服装も足や肩を出すのが好きで、メンバーやファンに心配されるんですが、その言い訳で「お母さんが昔、バブルのころにジュリアナとかでお立ち台に乗っていたので、その血を受け継いでいるせい」っていろんなところで言ってしまっています。本当に本当にごめんなさい。そして、今ここでまた打ち明けてしまってごめんなさい。でも、血を受け継いで顔が似ていることを、今は誇りに思っています。かわいく産んでくれてありがとうございます。
深川麻衣:小学生の時に2~3回、体温計をこたつに入れて「熱がある」って仮病を使って休もうとしてごめんなさい。でも、1回は40℃くらいになっちゃって、ばれて怒られたのを覚えています。あの時はすみませんでした。
高山一実:先日、食料品売り場でレバーのパテを買いまして、昔のことを思い出しました。私が低血圧で、お母さんがレバーの料理をよく作ってくれたんですけど、本当に嫌いでめっちゃけんかしましたね。すみません。21歳になって、やっと食べられるようになって、レバーが好きになりました。もう低血圧に悩まされずに済みます。けんかしてすみませんでした。
星野みなみ:好き嫌いが多かったんですけど、工夫して料理を作ってくれたので、最近ではいろいろな物が食べられるようになりました。きょうもお弁当を作ってくれてありがとうございます。これからもよろしくお願いします。
衛藤美彩:高校生の時、毎日お弁当を作ってくれて、お弁当箱は自分で洗わないと(次の日は)お弁当を作ってくれなかったんですけど、1回だけ出し忘れちゃって、1週間くらい放置したらカビが生えちゃって、出すのが怖くてお弁当箱を捨てたことがありました。でも、お母さんには「なくした」と言って新しいのを買ってもらいました。ごめんなさい。でも、一人暮らしを始めてから料理をするのが好きなんですけど、それは料理上手のお母さんのおかげです。本当にありがとう。
齋藤飛鳥:朝の準備で、ご飯を口に入れてもらうところから、足にボディークリームを塗ってもらうところまで、何もかもやらせてしまってすみません…(笑)。もうちょっと、これからもその生活が続くと思うので、よろしくお願いします。
伊藤万理華:中学生の時に、塾の先生が怖かったので塾が大嫌いだったんですけど、ある日「レッスンだから」とうそのメールをして、友達と遊んでしまいました。本当にすみませんでした。もしかしたら気付いていたかもしれないけど、そういうのをあまり言わずに、遠くから見守ってくれるのが、私はすごく安心できてうれしかったです。これからもよろしくお願いします。
堀未央奈:いつもお姉ちゃんと食べ物のことでけんかして、なくなったものを買いに行かせてしまってごめんなさい。泣いて取り合うことが多かったんですけど、最近はちゃんと名前を書いて分け合って食べられるようになったので、これからはお母さんもスーパーに走っていかなくて済むと思います。これからは(お母さんを)おいしいお店に連れていけるように、もっと頑張るので、よろしくお願いします。