”上手に織ってるね！”って 小さな女の子に ジェスチャーで
話しかけたの
コクリと その女の子が指差したの！
バラックのような店先に吊るしてある キレイな美しい布を
”これらを 織っているの！と 言いたげに
それも一人や二人じゃないの 小さな女の子たち
みんな あどけなさが残る女の子たち・・・なの
思わず 全部頂だい！・・・って言いたくなってしまいそうに
なったわ
そんな可愛い女の子たちも 首輪をつけてるの
真鍮・・・の
此処に居る子達は 首長族の子供たちなのね
首長族と言うけど 生まれた時から首が長い訳では無いんですって
小さい頃から 首輪をして 増やしていくらしいの
年と共に 首輪の数を・・・ね
真鍮の首輪の重みで 鎖骨と肋首が沈下し 首が伸びてるように
見えてるんですって
テレビに出たと言う人も居るの
お年寄りの人だったけど・・・
それにしても 複雑な気持ちね
首を長くする習慣が こうして 見世物みたいにして 商売してる
のが・・・
思い出す 戦後の日本 バラックの
