五島列島
廃墟かと 思うほど 気配なし
昼間の団地 人ひとり無く
草むしる 我に纏わる 蚊一匹
執拗なりし 吸血鬼ぞ
道後の湯 湯治来たりて 泊まりこむ
昔ながらの 湯浴み残れり
十津川の 流れ堰止め 濁る湖
決壊怖れ 人近づけず
人生の 傷跡触れず 語り合う
意に反しても 過ぎしを思い
痛っ!
滑って転んで大分県!・・・じゃや無いけど今 転んで
しまったの
ツルンツルンの石に 乗り上げて・・・
痛っ!
でも良かったわ カメラをぶつけなくて
それに 出血してなくて・・・
海外に来て今迄 何度も転んでるの
その度に出血して 皆に悟られないように 気遣ってたけど
今年初めに バリ島で転んで出血した時は 大変だったわ
ズボンの下から 流れ出して・・・
その前には 中国の桂林・・・で
まだまだ有るわ!
転ぶ度に思うの そろそろ旅行も”止めとけ!”…って 言われて
るようで
その度に わたしの人生は 終わったのかな?・・・って
描き出す 網戸に樹影 一幅の
掛け軸なりし 墨絵の如く
床の間に 飾りたくなる 墨絵かな
網戸に写りし 樹影一幅
刻々と 構図変え行く 網戸絵が
床の間飾る 掛け軸として
ギラギラと 秋と思えぬ 太陽が
何処までも蒼 澄し中に
枝刈るに 棘の抵抗 我襲う
手傷負いての バラとの戦
それにしても 寒いわね
今 泰山への登り口へ通じる道を 歩いてるんだけど
思わず鼻水が 出てきてしまったの
無意識に・・・ね
慌ててティッシュでかんだわ
手もかじかんできそうよ 冷たくて・・・
あら あの先が泰山なんだわ
相当 高い山・・・よ
ここから あの泰山に登るには 大変よ
とても 私には出来ないわ
途中 7000段の階段がると言うし・・・
階段の数を聞いただけで 卒倒しそうよ
今 わたし達や ほかの観光客の人達も 登ってるだけど
参道の両側には いっぱいお店が並んでるの
どの お店にも登山用のスティックが並んでるわ
1本3元…ですって 安いわね
思わず買いたくなって しまったわ
墨絵かと 見紛う影の 秋風情
網戸に写る 樹木滲む
クラス会 顔を浮かべて 書き綴る
一言添えし 案内状
堪えても 堪えても出る 欠伸かな
眠気我慢の 食事の後に
扇風機 手持無沙汰に 立ち尽くす
用無き知らず いと憐れなり
秋の空 太陽ひとつ ギラギラと
ススキの穂 川面に揺れて
凄いわね この門!
まるで要塞を潜る門だわ
グルっと高い城壁が取り囲む中に門が・・・
岱廟って額が掛かってるわ
それにしても 凄い構えよ
この岱廟は 泰山を祀る神聖な中国 古代ギリシアの宮殿なん
ですって
中国の北宋時代の 宮殿様式らしいわね
圧倒される グルっと囲む城壁
その城壁の門を潜ると 中は広々とした庭が有るわ
そして 進んでいくと 次と次と楼閣が現れるの
この岱廟からは 道教発祥の地としての泰山を 歴代の皇帝が崇め
てきたんですって
秦の始皇帝 漢の武帝 そして唐の太宗 更に宋の太祖から明、
清代まで約2000年に渡り 歴代の皇帝が崇めてきたらしいの
当時の皇帝たちの使った遺物も 展示されてるわ
疲れしは 人への気遣い 我あわず
終の人生 世から遁れたし
人は言う 気遣いの人と 我を指し
我は逃げたし 気遣い人を
墨絵の如し 網戸に写りし 一幅の絵
掛け軸にして 床の間に掛けたし
時折に 行進曲 流れしは
運動会の 練習かと
聞こえるは 校庭に鳴る 太鼓の音
運動会か 揚がるどよめき
美味しい北陸の味覚旅(5)
あら 万葉の里が有るわ!
えっ 此処って前に行った高岡の万葉の里とか 公園とは違うの?
「万葉の里」って結構あちこちに有るんじゃないかしら
今 わたし達は その万葉の里の前に有る「タケフナイフビレッジ」
って言う所に来てるの
ここは 職人たちの共同で運営する工房なんですって
鍛造の技術なんかが見られるの
ピーパーナイフや包丁なんかが 展示販売されてて 買い求める人
もいるわ
そうそう この「武生」って 菊人形も有名よね
一度行ってみたいと思ってるけど なかなか その機会が無いの
この後 わたし達一行は ソバの里へ向かったの
ソバの里は もう何回も来てるわね 来週も来る予定なの
此処での試食そばが 美味しいく・・・て
売店も有って ソバは勿論 この地方の土産物も揃ってて 楽しみ
なの
今日は 何を買って帰ろうかしら
前に来た時に買いたい物が有ったけど 何だったかしら