クレア・キップス著 梨木香歩訳第2次世界大戦下のイギリスピアニストの女性が玄関先で、足と羽に欠陥があり巣から放り出されたであろう、生まれたてのスズメを見つけたことから始まる。このスズメが12年も生きたこと芸をすることピアノを聴いていて歌をうたうようになったこともすごいことだけれど自然界ではない閉鎖された世界で生きた特殊なスズメが老いてからも精一杯生きた心が温かくなるような記録だ