タコカレ海を渡る

2010年6月より青年海外協力隊として活動中。10ヶ月のブルキナファソ生活、5カ月の日本待避生活を経て今度はマラウイへ!

ブルキナベ直伝

2010-01-25 20:12:23 | 渡航前に調べたブルキナのこと。
このたびお会いできたブルキナベもまた

「ブルキナの人はhonest(正直)だから、何も心配いらない」

と力説していました。

私はブルキナの灼熱が心配だったので、15-45℃とかかれた調査票(私の任地の情報)を見せると

「Garangoは45℃にはならないよ。だいたい35℃。時々は40℃を越えるけど」

とのこと。

Garangoっていう街が私の主な任地です。


35℃ときいて安心。それなら活動できる!!

昔、東京ディズニーランドに行ったときに最高気温が38℃だったんですよね。

38℃でもあれだけ活動できたんだから、、、多分そこそこ動けるはず!!


Garangoはいい街らしいです。

ブルキナの中では過ごしやすい気候、

近くにテンコドコという大きな街があり(日本で行ったら大阪とか名古屋みたいな位置づけの街)、さらに首都からバスで3時間くらいで行くことができる。

どのブルキナベも「Garangoに行くのか、それはいい」という反応をしてました。


Garangoはモシ族の街。

モレ、もしくはビサという現地語が話されているそう。

モレとビサは似た言葉で、どちらかわかれば他方を聞いた時およその意味はわかると思うとの事でした。

ふむふむ…



「こんにちは」はモレで何というか聞いたら

ネィビォ

という感じだそう。

Garangoに行ったらまず最初に言ってみよう♪



で、「ありがとう」は?  ときくと

バァカ(!)

と返ってきた。


えぇぇ?

よく聞くと「ば」と「か」の間に「r」が入っているような感じなんですが、

バァカ

って聞こえるんです。

ことばって本当に面白いですね。

これまたGarangoでバリバリ使ってみたいです。


あと、ブルキナにはいろんな種類のビールがあるんですって。

女性の飲酒もOK!とのこと。

文化的にはフランスの影響をうけているので、ワインに果物入れたりして楽しむそうですよ。

こちらも、楽しみ♪

今年の抱負@・・・

2010-01-05 17:01:15 | 渡航前に調べたブルキナのこと。
ブルキナベのムッシュから届いたメールに2010年の抱負が書いてありました。

正月を大々的に祝う日本とちがって、一年の抱負など無縁なのかと思っていたのでビックリ!!

とあるブルキナベの2010年の抱負~!

★健康ですごす  
これは万国共通ですな

★ポジティブ志向
ブルキナベは自動的に皆ポジティブなような気がしていたけど・・そうではなかったのか(解釈の間違い!?!?)

★インスピレーション
これは直感を大事にするってことかな?なにやら奥深げ。

★ブルキナにとって”tres bien "なアクション
ブルキナベの鏡!!


日本のためになる何かをしたいって言い切る日本人、どれだけいるよ?

自分のために何かって言う人は山ほどいるけど、誰かのためにって言える人は強いと思う。


私も抱負を返信してみました。

まずは卒業(ようやく建築学科生であることを明かした)
それから健康、
フランス語の上達、
ブルキナのことをたくさん知ること

毎年、抱負というか一言テーマは胸にとめていて、今年のテーマは「しなやかさ」なんですけど・・・
概念ちっくなことは伝わりにくいと思う(というか表現し難い)ので、具体的なのを並べて送信しました。

ちゃんと伝わるかな?

フランス語マスター・ブルキナをたくさん知る、という抱負の向こうにあるのは、

現地のニーズを探り、2012年に私がいなくなっても現地の状況が上向きになるような何かを残していきたい。

そういう思いなのだけど。

半年後、彼とワガドゥグ(ブルキナファソの首都)で再会したらガツガツしゃべりたいですね。

・・・やっぱ、フランス語か。

Ou est le BF?

2009-12-20 08:59:19 | 渡航前に調べたブルキナのこと。
ブルキナファソをBFと略すのが公式に通じるかは不明ですが、ブルキナベがそうやって書いていたので真似してみました。

最近もまた「こないだTVでブルキナファソって言ってたよ」なんていう報告が舞い込んできましたよ。
私のまわりの人々にもブルキナファソアンテナがバリバリたっているようです。
嬉しい限り♪♪

西アフリカのブルキナファソ。
だいたい、西アフリカってどこからどこまでを指すのか?

発展途上の意味合いを強く含んでアフリカという場合は、地中海に面した北アフリカを除く、サハラ以南アフリカ(サブサハラという)を指すのが一般的です。
地中海に面した地域は、まさに地中海やアラブ諸国とのつながりが大きく、文化的にもそちらの影響が大きいため。

西アフリカというと、
北西は西サハラ、モーリタニアあたりから北東はチャド
南西はギニア湾沿岸諸国をぐるっと含み、南東はカメルーンやガボンあたりまで(カメルーン・ガボンあたりは中央アフリカに含まれる場合もあり)。

この辺の多くの国がフランスの保護領(要は植民地)になったので西アフリカ諸国はフランス語圏になっておるのですね。

西アフリカの政治経済状況に関しては、私はまだよくわかっていないのですが、
各国が連携して経済発展をさせるべく西アフリカ諸国経済共同体というつながりを作っているようです。

この直線ラインの国境に寂しさを感じたりもするわけですが、地図をみてると全然知らない国がたくさんあったりしませんか?
ブルキナファソから少しアンテナを拡げて他の国も身近に感じていきたいなぁと思う今日この頃です。








Etalon

2009-11-26 09:51:38 | 渡航前に調べたブルキナのこと。
エタロンと読みます(まんまです)。
エタロンって何のことかご存知ですか?

はい、ブルキナファソ代表サッカーチームの愛称です。
サッカー好きな人は知ってたかも!?

トルシエさんが日本にくる前にブルキナファソ代表監督をしていたというのはもう10年も前の話。
意外な日本とのつながりがあったのです。
ブルキナでは「白い呪術師」って言われてたそうな。
今のEtalonの監督はPAOLO DUARTE さんだそうですが、、読めない(苦笑)

エタロンはフランス語で種馬の意味だそうです。
種馬?なんだか訳しちゃうと気の抜けた名前に感じますね、、、笑

確証はとれてないんですが、もしかしたらブルキナファソの紋章からひっぱっているのかな?という気もしています。
↓これね


ブルキナファソでは街のいたるところで子どもがサッカーをしているらしいです。
ブルキナベに「あなたもきっとやることになると思うよ」と言われたんですが・・女の子もやってるのかな?
子どもに巻き込まれてグダグダになりそうですね(笑)










つながった!

2009-11-19 21:54:27 | 渡航前に調べたブルキナのこと。
なんと、、2人のブルキナベと会うことができた。
アレンジしてくれたたくさんの方のご協力に感謝!!

ほんの短い時間だったけど、ブルキナファソのことを教えてもらったり、
私の任地での予定を話したり。
私がフランス語で話したのは簡単な自己紹介と「フランス語は話せません」くらいだったのですが、「もっと話せるようになってブルキナに行ったら会いに行きます」と約束してきました。
「いつでも歓迎するよ」ととっても気さくでした。

まさか渡航前にブルキナベと出逢えるとは!!
世の中、案外うまくまわってるらしいです☆☆

物価@ブルキナ

2009-11-03 18:50:16 | 渡航前に調べたブルキナのこと。
ブルキナファソの通貨と物価をご紹介します。
ブルキナファソの通貨はFr.CFA(セーファフラン)といってアフリカで広く使われています。1ユーロ=656Fr.CFAの固定相場。
日本円とは変動相場になりますが、最近の感じだと1円約5Fr.CFAといったところでしょうか。

日本ブルキナファソ友好協会のHPによれば、ブルキナ首都圏での物価はだいたいこんな感じ↓

コーラ     200   ミネラルウォーター  425
ビール(大瓶) 400   大玉スイカ      300
大きいマンゴ  300   豚肉1Kg 600 
映画入場券   1000   タバコ(マルボロ)  700
ガソリン1L  685   日本宛の葉書・封書  590  (Fr.CFA)

いつの時点の物価か明記されていないのですが、ちょこちょこ更新されてるHPなので比較的最近のものかなと思います。
何ml入のミネラルウォーターか知りませんが、コーラよりべらぼうに、さらには大瓶ビールよりも高いのが面白いですね。
こんなんじゃぁ、ビールばっかり飲んでしまうじゃないか!笑

大玉スイカがやたら安い。手間かかりそうなのになぁ。
マンゴは時期になると空から降ってくると聞いたことがあります。
一つ20円くらいって聞きました。田舎と都心部でも違うのかもしれない。
ガソリンは日本と変わらないか、むしろ高いくらいですね。

え?映画?と思った方もいるでしょう。
ブルキナファソでは、首都のワガドゥグで2年に一度フェスパコ国際映画祭が開催されるんです。アフリカ最大の国際映画際で、欧米からのエントリーも多数とか。

マルシェを歩き回っていろいろ見てきたいですね。
やっぱり、数習得しないとな。


これはブルキナファソの紋章です




rog-n-miki

2009-10-21 19:33:53 | 渡航前に調べたブルキナのこと。
rog-n-miki (ログン・ミキ)

私が生まれて初めてであったモシ語です。
モシ族は文字をもたないので、つづりはおそらく音を拾って誰かが作ったものと思われますが。

生まれて、見たもの

という意味だそう。



著者の川田氏、長年モシ王国について現地調査を交えつつ研究してきたという。
文化人類学者の立場で書かれた本ですが、未知のモシ文化へのわずかな、でも大きな手がかり。

まだ序盤をちょっと読んだだけなのですが、ほほぉ。
なんだか、ブルキナベのことが少しわかるようになるかもしれない。
何しろブルキナファソの国民の50%はモシ族なのだ。

大学入試の試験問題に引用されそうな文面なのですが、少しずつ読み進めたいと思います。


第3の故郷予定地

2009-09-28 19:08:53 | 渡航前に調べたブルキナのこと。
地図サイトの使用頻度が高い今日この頃、、、
合間に予定の任地へ仮想旅行をしてきました。
街を北東から眺めた鳥瞰図です。



見るからにカサカサの大地ですなぁー!1月に撮影となっているから乾季。
土とともにお肌のカサカサも必至でしょう、、、
でもところどころ緑はありますね。

南側にちょっと丘がありますけど茶色いですねー
北海道のウルウルに潤った緑の丘とは訳がちがいます。

来年の今頃はココにいるのかと思うと・・なかなか感慨深い。
乾燥にも灼熱にもマラリアにも負けず、なすがまま現地スタイルでいきたいものです。






CT1台

2009-09-28 06:31:51 | 渡航前に調べたブルキナのこと。
CT、といえば身体の輪切り写真をとれる機械ということでご存知の方も多いと思います。
Computed Tomographyの略、コンピューター断層撮影で、そのまーんまのネーミング、、
一般的にCTといわれるのはX線を用いた断層撮影のことをいいますね。

なにせ血を出さずに体内を検査できるということで、広く使われているこのCT。
ブルキナファソには実は1台しかないそうです。
いまや日本ではどこでも当たり前になりつつあるこんな検査もブルキナでは超高級検査ということなのですねぇー

では医療者は何の情報をもとに診断し、治療していかねばならないのでしょう!?
これはもう、生身の身体と向き合うしかないわけで、
問診、視診、触診、聴診、打診、、こういう手段で頑張るしかないと思われます。
問診、、には言葉の壁を乗り越えねばならない、、、。
視診、、うーんネグロイドの発赤とかって見てわかるんだろうか、、、顔面蒼白、とかあるんでしょうかね?
ちょっと考えただけでもナゾだらけなわけですが、
現地入りすれば、自然と適応するのでしょう
しっかり五感を鍛えておかねばならないようです




文字のない世界

2009-09-23 05:28:30 | 渡航前に調べたブルキナのこと。
ブルキナファソには60を越える民族が住んでいるそうですが
その中で約半分を占めるのがモシ族の皆さんです。

実はこのモシ族、文字をもっていないということ。言葉、そして太鼓の音(!)でコミュニケーションをとるんだそうです。

太鼓がしゃべるってことですね、、、
まるで音楽で会話をするかのよう!!
太鼓会話、できれば一言でもしゃべれるようになりたいですね

文字によるコミュニケーションは、筋道たてて論理的に物事を整理したり、記録に残したりという意味で便利で、このブログだって文字コミュニケーションの一ツールなわけです。

現代は録音機というものがあるけど、モシ族にはおそらくあまり縁がないわけで、記録ができないですね。音声言語は。
何を知るにも、常に人とコンタクトを取らなければ先に進まないということになりますよね。

今私達の世界から文字を取ったら、社会がなりたたないような気もしますが、
最初から文字のない世界というのはどんなものなのでしょう、、、

さすがに、ブルキナでは公用語であるフランス語も浸透していますし、文字と無縁の生活をしているわけではないのでしょうが、田舎のほうなんかには、昔ながらの生活スタイルを貫く方も残っているのかもしれません。
まだまだ先になりますが、現場リポートできる日をお楽しみに、、、



国旗

2009-09-04 09:42:03 | 渡航前に調べたブルキナのこと。
みてください、この潔い色!
ブルキナファソの国旗です。

ブルキナファソは1897年からフランスの保護領(植民地)となっていましたが、
1960年8月5日に独立(オートボルタという国でした)。
1984年8月4日に国名を現在の「Burkina Faso」に改め、現在に至っております。

国名が変更されたときに国旗も変更されて、現在のこの姿に!!
国旗の赤は、独立の際に流された血=ブルキナ国民の犠牲を表し
緑は農業国ブルキナとして、豊かな農業資源を表すのだそう。
ブルキナに豊かさをもたらすものの象徴ということでしょうか
黄色いは、次世代へ明るい未来をつないでいこうという決意なんだそうです

私はのところが好きです
物質的に豊かとはいえない国、外から見ている分には自分の生活だけでも大変そう、、
でも他人や次世代への配慮をこうやって堂々と表明できるってことは
とても心が豊かなんだろうなぁ・・・


ブルキナファソ公式ポスター

2009-08-17 09:41:21 | 渡航前に調べたブルキナのこと。
日本にはブルキナファソ友好協会という認定NPO法人があり
そこのHPをみるといろいろとブルキナファソのことがわかります

そのHPでこんなのを発見
ブルキナファソ公式ポスター
HPには3つの公式ポスターがUPされていますが
そのうちの一つがコレです。

これは真ん中にワガドゥグとかいてあるので、おそらくワガドゥグ市内の写真をコラージュしてあるのでしょう

なんともぬくもりのあるポスター
ブルキナのいいところをたくさん知ってほしい!
という気持ちが伝わってくるような気がします


ブルキナファソの建築

2009-08-13 09:31:57 | 渡航前に調べたブルキナのこと。
タコカレは現在、縁あって建築学科の学生をしています(通信です)。レポート課題の合間・・・「そういやブルキナファソに有名な建築とかあるのかな??」と気になったのでさっそくネットで検索してみると・・・ありました築120年以上のモスク、泥で作ってあるそうです。ん?にょろにょろ・・・!?たくさんのトゲトゲは何のためについているのでしょうね?120年も前に、泥で、、どうやって造ったんでしょう興味津々です

ブルキナファソという国

2009-08-12 20:30:42 | 渡航前に調べたブルキナのこと。
ブルキナファソ今でこそ色々調べたので身近な響きになったけれど、やっぱり聴き慣れないですよね現地のコトバで「高潔な人々の国」という意味だそうです世界の最貧国といわれるくらい貧しい国のようですが人々はまじめで勤勉な国民性とのこと・・・。まるで日本人のようですねブルキナファソの人のことはブルキナベっていうんだそうです。たくさんのブルキナベとの出逢いが今からとても楽しみですブルキナファソは人口1400万人弱、国土は日本の70%ほどの広さです。サハラ砂漠の南側に位置していて、サバナ気候にあたります(地理や生物の授業を思い出しましょう!!)国土の北側はサヘル地帯にあたり、少しずつ砂漠化がすすんでいるんですって主要な産業は農業のようですが、厳しい気象条件で大変そう、、、そういえば、サッカーのトルシエ監督は日本に来る前ブルキナファソのチームの監督をしていたそうです。不思議なところに縁があるのですねぇ遠い遠い知らない国が少しだけ近く感じてもらえたでしょうか?これからブルキナファソのことをもっとたくさん紹介していきますのでご期待くださいね

ブルキナファソ!?!?

2009-08-11 18:31:31 | 渡航前に調べたブルキナのこと。
青年海外協力隊員に合格してから数日・・・
友人やお世話になった方達にその話をすると返ってくるのが冒頭の

「ブルキナファソ?どこじゃそりゃー!!」という反応(苦笑)
恥ずかしながら、私も協力隊の要請をみて初めて知った国でした。。
西アフリカの内陸国ブルキナファソ
乾季には気温が50℃近くにもなるらしいというブルキナファソ
雪国育ちのタコカレに耐えられるのでしょうか??

うーん・・・でもでも

今は未知で遠い遠い世界だけども、確実に存在しているわけですよね。
隊員に合格してから、ちょっと世界が小さく感じています。
派遣は来年6月末頃の予定。
今はどきどきとわくわくと少しの不安と。

「親は反対しないのか?」これも周囲から必ず言われます。
積極的に賛成もしていないけど、反対はしないと言ってくれています。
おまえの人生なんだから、と・・。
このことを話すと「すごい!出来た親だ!!」と、これまた同じ反応の人々。
あまりにも同じなので、ちょっとウケつつ
「そりゃそうだーウチの親ですもの!!!」
とちょっぴり得意になったりしてます(笑)

そんなこんなで、ブルキナアンテナを張りながらの日々がスタートしました