タコカレ海を渡る

2010年6月より青年海外協力隊として活動中。10ヶ月のブルキナファソ生活、5カ月の日本待避生活を経て今度はマラウイへ!

この1週間の障害状況

2010-01-13 14:44:45 | 理学療法・リハビリテーション
抜歯後の開口障害からようやくリハビリテート完了しました。

なんでもうすっぺらくして普通に食べてましたけど、顎関節機能不全による障害を強烈に実感した1週間でした。
participationレベルの障害すら発生。あなどれんかったな。


障害にもいろいろ段階があってですね。

機能障害、活動の障害、社会参加の障害、とだいたい3つにレベルわけして考えるんです。

participation レベルというのは、社会参加に関する段階のことをいいます。


口があかないし痛いしで外食の予定もキャンセルせざるをえない、というとき、外食いかれないのは社会参加の障害と言い換えられます。

私はただの学生だからそれによって大した損益を受けるわけではないですが、例えば大きく口を開けることが重要な仕事とかだと重大な障害になってくるかもしれません。


それに対して、そもそもの「口が開かないし痛いし」というのは身体機能に関することなので、機能障害のレベルで考えることになります。

ほっぺたが腫れあがっている。動かすと痛い。上下の歯の間が1cmくらいしか開かない。
・・などなど、機能障害と考えられるでしょう。


じゃ、活動の障害って??
口をあけると痛いので食事が不自由、食事という活動に障害が発生してます。

あと、頬が腫れていて圧痛があったので、横向きに寝られなかったんですよね。
で、寝返りという活動も障害されました。

そんなこんなで、いろんなレベルの障害が相互に関連しております。


障害分類の歴史を振り返ると、そもそもは1980年にWHOで出された「国際障害分類」(ICIDH)がそのサキガケ。
そこから紆余曲折あって、2002年には「国際生活機能分類」(ICF)に改訂されて今に至ります。

ICFは障害のマイナス面ばかりをみるわけではない、とか言葉の定義の問題だとかがあって、上記の例が必ずしもピタリとICFを言い当てているわけではないんですが、大雑把な考え方として流し見てもらう分には、だいたい当たっているところだと思います。

興味ある方はこのへんから色々探ってみてください。




ICFをコンパクトに表した有名な図式、です。










任地決定の経緯を垣間見る。

2009-12-22 09:05:33 | 理学療法・リハビリテーション
最近のブルキナネットの一つはこんな感じ↓で拡大中。

①知人がブルキナベを紹介してくださり
②ブルキナベが四国でであったブルキナ先輩隊員Aさん(村落開発普及員隊員)の連絡先を教えてくださり
③Aさんが札幌在住のブルキナ先輩隊員Bさん(看護師隊員)を紹介してくださり
④今後Bさんとお会いできるうえ
⑤Bさんの同期ブルキナ隊員Cさん(理学療法士隊員!)の情報を教えてくださった。

実は、私のブルキナファソでの予定任地は、Cさんがブルキナ国内を行脚して調査した結果が大きく影響しているのだそう。
Bさんが「とうとうガランゴ(私の任地)に理学療法士さんが派遣されるんですね」と感慨深げなメールをくださいました。

なんだか、責任と期待と入り混じった複雑な心境です。
決して嫌な感じではなく、あぁ頑張らないとなと、そういう感じ。

そして、この人のネットワークのすごいことにもびっくり。
求めれば繋がるんだなぁー。

間に知り合いを10人挟めば全世界の人が全員繋がると聞いたことがあったのですが
それって本当かもしれない。

どうしてガランゴに理学療法士が必要だと判断されたのか、その経緯はJICA図書館@東京都に保管されているCさんの報告書をみればわかるはず。
4月の研修に入るまえに、あと2回は東京にいく予定があるのでその時に覗いてみよう。

その情報を活用して専門職としての準備も抜かりなく進めていきたいと思います。

一筋の光

2009-12-09 19:03:51 | 理学療法・リハビリテーション
DMDの遺伝子治療が可能になるかもしれない、そんなニュースが舞い込んできました。
DMD=デュシェンヌ型筋ジストロフィー。

X染色体にのった遺伝子の異常で発症する先天性疾患。
伴性遺伝といって、基本的には男児にしか遺伝しません。
筋肉のジストロフィンという蛋白質がつくれず、どんどん骨格筋が壊れていく病気です。
呼吸のための筋肉も骨格筋ですから、どんどん呼吸ができなくなって呼吸不全でなくなるというのが典型的な予後。

今は人工呼吸療法がとても発達してきているので、だいぶ寿命が延びてきていますが、細やかなケアが欠かせないのでなかなか大変です。

実は、PT臨床実習で筋ジス患者さんを担当させていただいたんですよね。
実習の一番初めで、悩んで悩んで、とても大変で、
でも一番実り多かったと思われる、そんな実習の舞台が筋ジス病棟。

DMDはリハビリテーション医療の果たす役割が大きいんですよ。
呼吸ケアにも関わりますしね。


でも、完治はしない。
それが定説でした、いままでは。


それが遺伝子治療ができるようになるかもしれない。
すごいですよねー!
不治の病が治る病に変わるってのは、やっぱりすごいです。


実用化までにはいろいろハードルがあるのでしょうが、
そのうち筋ジス病棟なんぞなくなる日がくるのかも、、。

すごいなー。
早く、その日がきてほしいです。







リハビリテーションを暑苦しく語ってみる。

2009-11-29 06:10:03 | 理学療法・リハビリテーション
理学療法士という言葉はブルキナベにもイマイチ通じなかったようだが、
実は日本でもあまり通じない。

「理学療法士をしています」 → 「・・・!?!?」
「リハビリ関係の仕事です」 → 「あぁ」

だいたいこんな感じ。
「リハビリ」と名を出すと90%以上の人が一応反応してくれますが、リハビリ=機能訓練と思っている人もまだまだ多いのが現状です。
理学療法士は英語でPhysical Therapisitというので、PTということが多いですね。

PTはじめセラピスト達は機能訓練ももちろんしますが、それが全てではありません。
(セラピストにはPTのほかに作業療法士;OTや言語聴覚士;STなどがいます)

そもそも「リハビリテーション」はre-habilitation 。
re;再び
habilitation:社会復帰
体が動くとか動かないとかの問題ではなく、社会参加を支援するという位置づけなんです。
一般的にはリハビリテーションは「医学的」「教育的」「職業的」「社会的」の4つに分類されていて、正確に言えば理学療法は医学的リハビリテーションの一部ということになります。

リハビリテーション医学は別名「プラスの医学」。
身体的にどんなに不利があろうが、プラスに変えられるタネを見つけて活かしていこうとします。
そのタネが例え一つでも二つでも、吹けば飛びそうなものだとしても。
タネを育てるだけでなく、そもそものタネ探しやどういうケアをして活かそうかという方針きめも大事な仕事だったりします(通常多職種集まってやります)。

例えば、切断だとかで体の一部がないというケース。
ない身体は生えるわけではないので、そこはあきらめるしかありません。
「いつか生えてきますから!」なんていったって無理。
まあそのうちそういう治療法もできるかもしれないですけども、現時点では無理なもんは無理!
でも残りの体をうまく使ったり、環境を調整したりすることでリハビリテートできる。
「五体不満足」なんて本もありましたよね。
わりとイメージしやすいように思います。

同じように脳卒中片麻痺の場合。
この場合ははじめは動かなかった体が動くようになります。
動くようになることを目指して機能訓練する価値がある。
脳卒中を患ってから、教科書的には半年以内が機能回復のゴールデンタイムとされていて、セラピストも患者さんも本当にもう必死に頑張ります。
でも完全に戻りきらず何らかの麻痺が残ることも多々あるわけです。

最初に発症した時点で医師はCTやMRIなんかを見ながら「かなり重症な後遺症が残ります」なんて感じで予後予測しますが、これを鵜呑みにしているセラピストはあまりいません(笑)

「こりゃ素人目にもひどいわー」というようなCTだったりMRIだとしても、
「でもこの場所の血流は残っていそうだから、この機能は生きているんじゃないか」と考えてみたり。
あとは「家族が毎日きているようだから、機能回復に有効な関わり方を教えてあげたら効果がでるかも」と考えたり、、。

すべてを希望的に考えているわけでなく現実はしっかり受け止めますが、
その中でも「何か」がないかと常にアンテナを立てているのがセラピスト。
何より患者さんの身体が発しているメッセージを直にキャッチできる職種であるのが強みです。

予後予測は大事で、さっきの体の一部がないケースみたいにどうしたってかなわないことに期待するのは、犯罪レベルの詐欺です(と私は思っています)。
でもわずかでも可能性があるのなら、とことんチャレンジしてみる価値がある。
まずこの見極めがとても大事な仕事になるわけです。

そうこうして、これ以上はもう麻痺が回復しない、という状態になったとしましょう。さてその場合、、。

麻痺の残る体でも、うまく動けるような練習をしてみたり(1)、
動かない身体をサポートする器具をつかったり、環境調整をしたり(2)、
社会的な支援体制をつかったり(3)
そんなこんなして体が動かなくても社会参加できるようにしていくわけです。
実際の現場では、機能訓練と(1)~(3)が錯綜しながらすすむわけですが。

(1)に関しては、麻痺がなくてもスポーツなど練習するとスキルアップするのと同じです。聞き手交換なんていって、動かない右手に変えて左手を活用するなんて手もあります。

(2)は車椅子とか、自助具とか、エレベータとか、、いろいろあります。家具の配置を変えただけで、一人で移動できるようになる人とかもいます。
福祉住環境なんてのがまさにこの分野ですね~。
考え方によっては建築家もリハビリテーション従事者といえるかもしれない。

(3)は公的な支援だったり家族が行うようなインフォーマルな支援だったりしますが、ヘルパーさんに手伝ってもらうとか、色んな支援体制がありますね。

何をどう組み合わせたらこの人がよりよい人生を生きていけるだろうか?と頭をひねるのも理学療法士の仕事のうち。
理学療法士一人の意見で方針がきまっていくわけではないですが、関わる職種皆がこうやって頭をひねってディスカッションしていい方向にもっていこうとするんです。

それに脳卒中みたいな血管系の病気になった=再発や心筋梗塞の危険と常に隣り合わせですから、予防的な関わりもうまく取り込みながら接していかねばならない。



ね?理学療法士は機能訓練だけする人ではないでしょう?
(と大きくでてみたが、うまく伝わったかな、、、)



そもそも、私が理学療法士という職業を知ったのは中学生のときでした。
伯父が急に倒れた。悪性の脳腫瘍でした。
手術をしてリハビリ(関節をほぐす運動や歩行訓練)もしていたけど、痙攣発作を起すたびに動けなくなり、しゃべれなくなり、1年半後になくなりました。
50歳前でした。

私は伯父がなくなったあとで、倒れた時点で余命1年半と宣告されていた事を知りました。
そして、伯父のリハビリの担当だった人・・・理学療法士です・・・が嫌いになりました。

伯父は歩行訓練が苦痛だったようです。
送迎をしていた家族も「痛そうで見てられない」といった具合。
だいたい病院に行くまでの移動が大変そうでした。
家には階段もあるし、手すりがないところもあるし、冬は寒いし、送迎する家族だってしんどかったはずです。

歩行訓練したところで、家で歩くわけではありません。
外で散々苦しい思いをして動く気力もなかったのかな、と今はそう思います。

もう先が長くないとわかっていて、生活に活かされもしない歩行訓練をする価値がどこにあるのでしょう?
他にもっと必要なことがあったんじゃないか?
担当理学療法士は何を考えて伯父の歩行訓練をしていたんだか!!

「全くわけわからん仕事だなー」と気にはなっていました。
高校生になって進路を考える時期。
いろいろ調べていたら理学療法士の仕事、私のイメージと理念が違う。
これが本当ならいい仕事なんじゃないの?伯父のケースは間違い・・?

真相を確かめるべく、理学療法学科に入学。
(理学部生物系を受験できなかったという事情もありつつね・・)

伯父の担当セラピストと直接対決したことはありませんが、
やっぱり間違いケースだったといまだにそう思っている私です。


とにかく!
リハビリテーションは奥が深いんですよ!!(全然まとまってない・・)
人の数だけ考え方も価値観も違うので、正解なんてあるわけもなく、それでもbetter、bestを目指して奮闘する、そんな感じでしょうか。

漠然としているけど、何かいい動きが作れたらうれしいなと思ってます。


ちょっと暑苦しすぎでした・・!?









リハリハリハ!

2009-11-25 17:26:28 | 理学療法・リハビリテーション
ミレニアム開発目標、略してMDGs。
しつこく繰り返しましたので「ほーそんなのあるんかい」くらいは印象に残ってくれたかな?と思います。

紹介しといてなんですが、個人的にはこれあくまで大枠を捉えるための参考。
使われている統計的な数値の信頼性とか、
現場の意見がどこまで反映されているのか、はたまた反映されていないのか、とか
他に課題とすべきことがないのか、とか
MDGsがどういう経過を経て決められていったのか、とかとか・・・
そこまで突っ込んでは調べられないので、、
やっぱ現場をみないとね~。rog-n-miki!(注;フランス語ではありません)


おまけにリハ全くでてこないですしね。

そういえばブルキナベに「理学療法士です」とか「リハビリテーション」と言っても「?」って感じでしたね。
配属先の施設名”communal basic reeducation pour les aveugle et handicap"(盲と肢体不自由者のためのコミュニティセンター)という部分を見て「あぁ~」ってわかってくれたようだけど、そもそもリハビリテーション医学という概念そのものがあまり普及してなさそうだな、と感じた瞬間でした。

先輩PT隊員(@ブルキナファソ!)のブログを発見したので熟読させていただきましたが、いろいろ問題多そうな気配ですね~。
リハビリテーション分野に携わる身としては、世界のリハはどうなってんだい!?
このままでいいんかい!!と声を大にして言いたい。
こちらもまだ現場みてないけど・・・


新たな視点。

2009-11-22 16:28:42 | 理学療法・リハビリテーション
学会。
テーマは「高齢社会の理学療法」などという、一見ブルキナとはあまり関係なさげなものだったのですが、講演やシンポジウムや演題発表を聞きながら「あれも調べないと」「これも確認しないと」と気づけることがたくさんで、思った以上に収穫ありました。よかったよかった。
建築やったり、アフリカいくことになってたり、色々いろいろ・・最近は「方向定まっとらん!」と激しく突っ込まれることが多い身ですが、「あ、私やっぱり理学療法士だわ」と確認された2日間でもありました。

3年後・・・こんな感じ!?
「ブルキナファソにおける理学療法~JOCV理学療法士隊員としての活動報告~」
ちゃんと報告できる活動してきたいです!!

うれしい集まり

2009-11-13 23:41:42 | 理学療法・リハビリテーション
理学療法士の大先輩達と会ってきました。
学生時代からお世話になっている方、病院勤務時代の先輩、、。
生の臨床の声はときに刺激的でときに懐かしく、ときに痛いところにグサリとささります。

「アフリカにいって何ができるのかね?」という話にもなりました。
かいつまんで記すと、
まず、準備すべきはやはりコミュニケーションツールの確保(つまりコトバ!)で、現地でのコミュニケーションのなかからすべきことを探っていくしかない、ということ。
それから、帰国後にどうやってそれを活かしていくかを見据えること。
私がアフリカに行くことによって、相手側にプラスになるように働くのはもちろんだがひっくり返すと自分自身の成長の機会でもある、それをどうやって活かしていくかだ。
・・・というようなことが話題になりました。

「まぁまだまだPTとしても未熟なオマエがアフリカに行ったとこで間違いなく国際貢献なんてできないけどな」

辛口の、が、かなり真実を言い当てている前置きののち、
「頑張ってこいよ」と暖かいエールを頂きました。

気と身が引き締まる思いでした。

絶対にフランス語マスターしてから渡航してやる!
コトバで悔しい思いをするのだけは避けてやろうじゃないか!

オファーその2

2009-11-01 09:00:34 | 理学療法・リハビリテーション
同級生のツテで、とある病院でのリハビリテーション科勉強会に参戦してきました。
呼吸リハビリテーションという分野の勉強会。実技実習での女性スタッフ不足との事で、ちらとお手伝いに参上したのです。
手伝いとはいっても私自身がしばらく臨床を離れている身分。現役の病院スタッフから刺激をもらい、充実した時間を過ごす事ができました。

勉強会に参加しながらも、やはりよぎるのはブルキナでのこと。
もし呼吸器の患者さんがいたとしてもレントゲンも血液検査もない。聴診器一つでどこまで所見をとり病態を解釈できるのか??
次のテーマはこれでお願いしますと勉強会のメイン講師にふっておきました。コレ本当に考えとかなァならんなー

原点回帰

2009-09-19 07:26:19 | 理学療法・リハビリテーション
学校の勉強の合間に、昔の教科書や資料を眺めたりしています。
しばらく現場を離れていると脳は急速に鈍ってくるものですね。

私のブルキナでの活動は「村落巡回プロジェクト」となっています。
首都から100Km程南東の町を拠点にした活動、プライマリヘルスケアの一環であるようです。

プライマリヘルスケアというのは・・
「全ての人にとって健康を基本的な人権として認め、その達成の過程において住民の主体的な参加や自己決定権を保証する理念であり、そのために地域住民を主体とし、人々の最も重要なニーズに答え、問題を住民自らの力で総合的にかつ平等に解決していく方法論・アプローチである」(Wikipedeiaより)
とあります。

住民のニーズ、地域資源、住民参加、他部門の協調・・
といったことがキーになるよう。

日本流の押し付けではなく、タコカレ流の押し付けでもなく
そこにいる人が必要としていることを見極めて、そこの人たちと汗水たらす。
そういうことなのでしょう。まさに、原点回帰。



私が関わった患者さんが書いてくださった手紙や掲載された新聞記事をならべてみました。。
その方にとって、自分がどこまで役に立てたのかはわからないですが、
「ありがとう」
「お世話になりました」
といって、こうして手紙まで書いてくださる。
何年も前に頂いたものもありますが、今読んでも当時の様子を思い出します。
読みながら泣いたり笑ったり忙しい・・笑

生身の人対人がやること、何が正解なのかはわかりません。
目の前にいる方に真摯に向き合って、専門知識だけでなく
脳みそ総動員させてそのときのベストをだす。
なんか違うぞ、と思ったら方向修正する勇気をもつ。
そうやって関わりたいなというのが私の流儀。
いろんな社会経験が大事なんだろうなと思います。

でも、専門知識も大事だよな~!
さぁ、また本とイメトレと街中動作観察で鈍った頭を刺激です!!








ブルキナでの理学療法?

2009-09-10 15:27:19 | 理学療法・リハビリテーション
自己紹介にかいていますが、タコカレは理学療法士です。
理学療法士といっても通じない場合も多々あるので、
リハビリ関係の仕事です、というとだいたいわかっていただけます。

理学療法とは一体何なのか?日本理学療法士協会のHPによれば

「理学療法とは、検査、測定/評価に基づき、何らかの疾患、傷害(スポーツを含む)などに起因する機能・形態傷害に対する運動療法による筋力、関節可動域、協調性といった身体機能、及び温熱、水、光線、電気などの物理療法による疼痛、循環などの改善を図る治療科学です。また能力傷害が残ったとき、基本的動作や日常生活活動を改善するための指導、そして社会生活を送る上で不利な要素を少なくするための福祉用具の選定や住宅改修・環境調整、在宅ケアなどが含まれます。近年では、生活習慣病の予防、コントロール、傷害予防も理学療法の対象になっています。」

とあります。

はてさて、私の任地はブルキナファソ。
この定義がどこまであてはまるのか、実はナゾだらけなのです

日本のように安全な水がいつも使えて、必要なときには医療が受けられるという環境ではありません。
そこで理学療法士としてどんな活動ができるのか??
今の時点でまったく予想がつきません。

JICAからの情報では、理学療法士隊員の活動はプライマリヘルスケアの項目に含まれているようです。
(プライマリヘルスケアについては後日またUPしたいと思います)
事前の研修ではもう少し細かい情報がいろいろと手に入ることと思いますが、
それまで私が準備しておくべきことは一体何なのでしょうか??

語学はもちろん必要。
理学療法の基礎となる解剖・生理学や運動学の復習も必要でしょう。
それから・・・もうあとは人としてまっとうに生きていることしか思い浮かばない、というのが正直なところです。

今取り組んでいる大学の勉強にしっかり打ち込むこと
親や親戚や先祖に感謝して過ごすこと
豊かな日本の自然や文化を楽しむこと
・・・などなど。

まだまだ先だと思っていても、きっとあっという間に派遣の時が来る気がします。
それまで、しっかり一歩一歩過ごしていこうと、心新たに決意したタコカレなのでした。