タコカレ海を渡る

2010年6月より青年海外協力隊として活動中。10ヶ月のブルキナファソ生活、5カ月の日本待避生活を経て今度はマラウイへ!

一時退避

2011-04-21 02:06:36 | @burkina
ブルキナの治安情勢悪化。

詳しくは、外務省の海外安全ホームページへ。(今上手くリンクが張れないので興味ある方は各自ご検索ください。そのうちリンクできると思いますが)


それにともない、ブルキナファソ派遣のボランティアは全員、一時国外退避をすることが決まりました。

しばらくは日本で待機、ということになります。



私も来週には日本に戻っています。

信じられないですが、事実です。



しばらくブルキナからの更新はできません。

今はまず安全に国外に出ることが最優先です。

状況が落ち着いたら、また更新します。



なんだか深刻なトーンになってしまいましたが、本人はいたって健康で元気にやってますのでご心配なく!

神話崩れる?

2011-04-17 16:14:53 | @burkina
ブルキナファソはアフリカの中でも平和な国。

ブルキナベは温厚な性格。



ブルキナファソは長いこと政治的混乱も紛争もなく、平穏な国として認識されていた。

しかし、このところあまり穏やかではない空気が流れている。



今首都のワガドゥグを中心に、政府に不満をもった一部の兵士らが、威嚇発砲したり商店を荒らして強奪したり、道行く市民に暴力をふるったりといったことが起きている。

大統領は内閣総解散を命じ、水曜日までに新内閣が発足する予定だとか。

それで事態が収束に向かってくれればいいが、また新たな不満が湧きあがってきたりすると面倒なことになりそうだ。



日本の様子も気にかかる。

そして、ここブルキナの様子も。



早く穏やかな日が訪れてほしいものだ。

世界中にたくさんの笑顔を。




幸せを運んで

2011-04-14 23:06:53 | @burkina
我が家にはよく鳥がやってくる。

手のひらに5匹位のりそうな小さな赤と青の鳥

それよりももう一回り大きなベージュっぽい鳥、

日本のよりも小ぶりだけど、姿も鳴き声もハトそのものな鳥(つまりハト)。


青と赤の小さな鳥は、ほっぺたのところに赤丸があるのとないのがいる。

写真のような赤丸付がオス、ないのがメスだろうなと勝手に想像している。


幸せの青い鳥、というフレーズは誰もが一度は聞いたことがあるんじゃないだろうか。

鳥を前にカメラを構えながら、世界中に幸せを運んでくれたらいいなぁーと思っていた次第。

ブルキナにも、もちろん、日本にも!!

任地に戻りました

2011-04-09 15:01:20 | @burkina
どうもネットの調子なのか、サイトの調子なのか、イマイチ記事投稿を受け付けてくれなかったこの数日。。。

無事に健康診断を終えてガランゴに戻りました。

健康診断は

 検尿
 検便
 採血
 視力・身長・体重測定、検温
 問診

という内容だったのですが、Drにひとこと「C'est bon.(健康です)」と言われて終了しました。

同期のなかにはお腹に虫をかってたり、、なんて人もいましたが、私は虫さんとは縁がなかったです。



今回の上京では、健康診断ついでに、他の同期と一緒に動いているいろんな企画の打ち合わせも立て込んでいました。

それぞれ、いい方向に話がすすんでいきそうな感じです。

たくさんの同期が集まって、話題になるのはやはり日本のこと。。。


任地のブルキナベもとっても心配してくれますが、やはり同じ母国を持つ仲間同士、共有できるものは大きいです。

これだけ人数がいると、身近な人が被災した仲間も当然いるわけで、なんともいえない気持ちでしたが、

今私たちは、私たちができることをやっていこうと、そういう気持ちを再確認できたような気がしています。



今回の首都滞在は少々長かったせいか、ちょっと疲れたけれど(仲間と語りすぎて寝不足だったからね・・・)

任地に戻って少したって、体調も戻ってきました。元気です。

元気に過ごせることに感謝。

健康診断@首都

2011-04-02 16:28:04 | @burkina
来週行われる健康診断のため、これから上京します。

毎度のことながら、移動が疲れる。。



今、軍人の抗議行動などが起こっていて基本的には都市間移動禁止になっているのですが、健康診断=業務という扱いなため我々22年度1次隊の状況は通常通り認められています。


今回首都でほぼ全員の同期と再会することになります。


いろんな同期とツルんで 協働して、色々企画していることがあるので、それらの打ち合わせが忙しくなりそう。


それらの企画、まだ未完成すぎて発表できないんですけど、首都から戻ったら報告できるかな?と思います。



こうご期待!?!?

軍人の抗議行動、収まらず。。

2011-03-31 04:44:04 | @burkina
つい最近「物騒な世の中」というタイトルでブルキナ国内の反政府行動について書いたばかりなのだが、終息どころかさらに動きが広がる傾向にある様子。

ワガドゥグ、ファダ以外の都市でも威嚇発砲があり、ワガドゥグで再び軍人の抗議行動があったという話だ。

ついにブレーズコンパオレ(大統領)が、当事者らと話し合いを持つとか持たないとかいう話も出始めた。

新聞にも、たくさんの署名が載った「我々の要求申し入れ」的な文面が掲載されていたり、何となく落ち着かない感じが続きそう。



そんな中私はというと、最近発見してハマっているアボガドサンドと時期が到来したマンゴーを食べ、イニャム芋が栗と同じ味がすることに気づいてびっくりし、そこそこ働き、良く眠るという至って単調な平穏な日々を送っている。




センバツ

2011-03-30 15:05:43 | @burkina
高校選抜のニュース欄にまで気が回ってなかったのだが、実は地元北海道の代表校、北海高校がベスト8に進出する健闘ぶりを見せていることに気がつきました!!


やっぱり、地元代表校を応援したくなりますね。


地震関連ニュースに+α。気にかけておこうと思います。



・・・いや~、ラジオでいいから生放送で聞きたいなぁ(ムリムリ)

耐暑性能バツグン!?

2011-03-30 04:48:17 | @burkina
ブルキナ赴任前にもっとも恐れていた暑さの季節が到来している。

3月から暑さが始まり、4月が最高に暑く、6月に向かって終息していくらしい(6月には雨季が始まる)。

「暑い」「寝れない」「太陽が強すぎる」などブルキナベも毎日のように連発する。

なに、アフリカに住んでるからって暑さに慣れてるわけでもないってことだ。

家では扇風機、基本的に外で過ごす(外で寝る人も)、というブルキナベを尻目に、扇風機なしのバッチリ熟睡生活を送っているのは何を隠そうこの私。


皆が恐れる4月。

今は夜涼しくなるが(涼しくないという人もたくさんいるけども、私的には涼しい)4月は夜も暑さが続き、日中は息苦しいほど暑いんだという(先輩隊員談)。

がしかし、今の暑さで特にへこたれてる様子もないため「扇風機なしでもいけるんじゃないか?」と思ってまだ扇風機を買っていない。職場で同僚が扇風機つけると、逆に熱風で暑い感じがするのは私だけ・・?


極寒の北海道からやってきたわりに、なかなかの健闘ぶりである。

4月、どうなることやら。。。  

物騒な世の中。

2011-03-29 04:55:18 | @burkina
日本の様子を気に掛けながらもブルキナでの生活は淡々と過ぎていく・・・と書きたいところだが、ここ最近ブルキナも物騒な気配が漂っている。


事の始まりは学生によるデモ。クドゥグという街の学生が、警官の暴行によって亡くなったのを政府サイドが「髄膜炎による死亡」と公表したのが事の発端だ。

ブルキナ全土に徐々に広がり、各地で警察署や市役所などといった政府関係機関が壊される、燃やされるといったことが起きた。


学校は授業にならず閉校。そんなことが続いていたのだが・・・。



今度は学生にとどまらず、軍人たちが政府に対する反発行動を起こし始めた。

つい先日。首都ワガドゥグで 若い軍人の一団がデモ行動。発砲もあったようだ。

そして今日。ファダングルマという都市で同じように軍人たちによる反政府行動があり、それがクーペラやテンコドゴにも飛び火した。


このブログをマメに読んでくれてる人は、クーペラやテンコドゴが私の任地に近い都市であることがすぐにわかると思う。

ちなみに、ファダにもクーペラにもテンコにも同期隊員がいる。



今日、午後に出勤したら同僚の間で

「ファダの軍人がクーペラを通過してテンコ近くまで来てるらしい。ガランゴにもくるのか?」
「いや、ここにはこないだろう」

・・・なんていうやり取りが交わされていた。

途中、軍のものと思われるヘリの音がしたりも。



リビア情勢に関しては世界的に報道されていて皆知っていると思うが、地味に最近西アフリカも物騒だ。

隣国コートジボワールでは大統領選挙のあとからずっと国内の混乱が続いているし、やはり隣国のベナンもつい先日の大統領選挙に関連して南部の大都市で抗議行動が起こっている。

ニジェールではアルカイダ勢力が強まっているというし・・・。


先日、お友達の仕立て屋さんとおしゃべりしていたら、彼女が
「日本の自然災害も大変だし、アフリカの各地の政情不安定も大変。。。きっと世界の終わりが近づいてるんだわ」
なーんて言っていた。

日本もアフリカも身近なだけに、複雑な心境である。。



ブルキナ国内のこの騒ぎ。悪い方向に発展しなければいいのだが。


ZEKULAより、日本の皆さまへ

2011-03-27 00:57:07 | @burkina
ZEKULAというのは、私も特別会員的な立場で参加しているガランゴの障害者女性団体の名称。現地語(ビサ語)で「繋がり」を意味する言葉だ。


毎月最終土曜日に定例の会議がある。今日がその土曜日で、私も顔を出した。

解散直前、という時になってあるマダムが私に近づいてきた。

そして
「この度の日本の震災に、心を痛めています。会として、亡くなられた方には心よりお悔やみ申し上げます。日本国民のみなさんは本当に大変だと思いますが、乗り越えてください。」
とコメントをくださった。


この会のメンバーはほとんどがビサ族の女性。生まれてからガランゴを出たことがない人が多く、メンバー内でフランス語がしゃべれるのは多分片手に数えられるくらいだと思う。

現地語のラジオ放送では情報を得られるとはいえ、そんな彼女らが日本の様子を気にかけ「あのナッサーラ(白人)の国が大変だよ」と情報を共有し、私にコメントを託してくれたのは嬉しかった。



日本にそのメッセージを伝えます、と彼女らには言った。

このブログから発信してもあまり波及効果はないと思うが、それでも発信してみる。ほんの少しだけどもZEKULA(繋がり)が感じてもらえるかもしれない。


世界最貧といわれるこの国から、日本を見守っている人は少なくない。




フトゥ

2011-03-26 04:05:54 | @burkina
フトゥというのは、西アフリカの芋料理。コートジボワールやガーナで良く作られているらしい。

要するにイニャムという芋の芋団子なんですが、これを元患者かつ同任地先輩隊員の職場仲間マダム宅で作ってきました


先に完成品からご紹介。




奥に写ってるのがフトゥの本体(本体ってなんか表現へんだけど)

どうやって作るのかと言うと、イニャムをやわらかくゆで、ひたすら叩く(つぶす?)だけ、という至ってシンプルな料理法。

いかにもアフリカって感じの、臼&杵で勢いよく力強くつぶす!!!!!

これが、結構疲れるのね・・・。



しかし、そこは理学療法士。疲れたら使う筋肉を変えるという裏ワザを駆使して、ガツガツ作りました。



ちなみに先輩隊員は、私の4.7倍くらい早く疲れてた。写真はマダムが「こうやるのよ!」と横から口だししているところ。笑



私の活躍ぶりはいまだ先輩カメラの中なので、機会があったらお披露目したいと思います。


ソースの方はというと、「ガーナでしか売っていない」という謎の木の実をつぶして作りました。初めての味、、、おいしかったですよ。



ちなみにこのフトゥ、なんとアルコールを摂取しながら調理されたものだったりします。


アルコールの正体は現地のお酒、その名もドロ。

ドロは普通常温で売られていて、ぬるいんです。味はビールの炭酸を消して、苦みの半分を酸味に置き換えたような感じ。。

でも、このときのドロは違いました。なんとよく冷えた(正確には凍った)ビサップジュースを加えてたんです。


ビサップジュースのせいで褐色のドロが少し赤くなりました


ビサップジュースはハイビスカスのガクで作ったジュース、道端のあちこちで売っていて良く飲まれています。


ドロ+ビサップ。つまりカクテルですね。。なんかいいネーミングないかしら?笑


ビサップジュースが凍っているので、ドロもいい具合に冷やされておいしい!!

ビサ語で酔っ払いのこと「タンゴタンゴ」っていうそうで、酔っ払ったようにふらふらしながら「たんごたんご~」って言ったらマダムに大ウケでした。

これ、ビサ族の人に対する一発芸として使えるな。。。



イニャムの日本語訳は山芋ってなってるんだけど、日本の山芋でもフトゥ作れるのかな??








TONTIN

2011-03-25 23:15:38 | @burkina
うちの配属先では毎月末に会議があり、地方に散らばっている職員が一堂に集合する。


1月の定例会議のとき「興味があったら参加しない?」と声かけられたのが、TONTINなるもの。

毎月、有志メンバーから1万フランを集め、そのメンバーの一人に全額を還元するというもの。

誰がどの月にお金をもらうかは、くじ引きで決めるとのことだった。

結局儲かるとか損するとかいう話ではない。

自分が将来もらうであろう月給の一部を早めにもらうか、あとでまとめてもらうか、というだけのことだ。



別に断わる理由もないので、「はぁ、じゃぁ。。」といった感じで参加することに。


結局11人が参加表明して、くじ順に毎月だれかが11万フランセーファもらうことになった。



ちなみに私は9月に11万フランもらう予定。

首都でいつもまとめて生活費を引き出しているため、11万フランがまとまって入ってきても、あまり珍しくもないのだが

同僚にしたら、おそらく月給以上の金額になるわけで、なかなか大したものである。



この11万フラン、もらったら何かしら日本の支援に使うことにしよう。


消費者の権利。

2011-03-24 03:47:08 | @burkina
先日上京した折、石鹸を買おうと思っていたのをすっかり忘れて帰ってきてしまった。

別に任地で買えないというわけではない。わざわざ首都で買おうと思ったのには理由がある。

首都のJICA事務所にいくと隊員が活動支援している団体の製品などを売っているコーナーがある。そこで売っている石鹸、同期隊員が活動支援をしている女性団体が作っているのだ。

石鹸の製造過程もわかっていて安心だし、仲間が関与している団体の応援にもなる。


ガランゴではお店のお姉さんに「どの石鹸がおすすめ?」と聞いてみて差し出されたのを買ったが、それはベルギー製のものだった。

上記と同じ理由で、なるべく西アフリカ製品を買うようにしていたので、「ちゃんと確かめればよかったな」と少々後悔した次第。

これも一つの支援のカタチ。


買うものをしっかり選ぶことで、お金の落とし処を選ぶというのも消費者の権利ということだ。

「安いから」「欲しいから」それだけの理由だけでなく、支援の一つとして、支持表明の一つとして商品を選ぶということ。ブルキナに来て、それをずいぶん意識するようになった。


日本に帰ったら、大好きな小樽や北海道、それからまだまだ復興途中であろう東北に関係のある商品を選んで、陰ながらそこの人達を応援していきたいと思うようになった。