築50年の家をリノベーション 生田の家(sato*sato 2)
完成写真をUPしています。
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完成写真9 をUPしてからすっかりごぶさたしてしまったこの家ですが、今回は ロフト です。
完成写真9で紹介した「書斎」の上です。上の写真がロフトで、その下にちらっと書斎が見えます。
工事前は平らな天井でしたが、片流れの屋根の勾配に合わせて新しく天井作ったので、高い天井の部屋になりました。それを利用してロフトを作りました。
約22坪の家。個室は、寝室とお子さんの部屋のみ。身内の方が来た時に「泊まれる部屋があるといいな~」という事でこのロフトを作る事で「もうひと部屋」を作る事ができました。
作れたのはいいんだけど、そこに「どうやって上る?」という事に悩みました。また、もうひとつ悩んだ事があって、写真でわかるように丁度「梁」がありますが、その梁を除けてどうやってロフトに上がればいいのか?でした。
最初の悩みは、キッチンからハシゴで一段上がったところに床を作り、そこからさらにロフトに上がればいい!と考えました。
一段上ったところに作った床、というは、階段の上です。
階段の上に格子の床を作りました。
次の問題。梁を除けてどのようにロフトに上るのか?
ロフトとは言っても見晴らしよくて気持ちいい場所になる事はわかっていたので、日常的に気楽に使えるよう、簡単に上れるように2段の階段を考えました。
実物大の寸法でどのくらいの寸法があれば体が当たらないか?を実験しました。
ある時、格子の床とロフトの床はそれほど段差があるわけだはないので、あまり深く考えず くぐればいい と思いました。降りる時は、上る時の逆の動作をすればいいわけだし、格子の床部分は畳1枚分くらいあるから怖くはないので、どんなふうにでも上り降りできる!と思い、この形に決めました。
ロフトには小さな窓を作ったので、風が流れ空気が籠りません。
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このロフトは予備的な部屋として作りましたが、今は受験を控えてるお嬢さんの勉強部屋になっています。籠るのに?集中するのに?ちょうどいいのかもしれません。
( おわり )
設計をはじめた最初の頃は「もうひと部屋は無理」と思っていたんだけど、ロフトがうまく作れた事で解決しました。そのロフトへどう上るの?という問題もなんとかなりました。
小さな家であっても、、リフォームは難しいと言われているツーバイフォー(2x4)の家であっても、、一生懸命考えればなにかしら解決策があるものです。
あなたの家でも問題あれば、一生懸命考えてみてください。「こんな事は無理だろうね」と決め付けずに。
でも、今、目の前に形にある家が「どうにかできるのか?」とイメージするのは難しい事も確かです。
よかったらお話し聞かせてください。「こんなふうにならできるかも」というお話しができると思います。
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この家の施主は・・・実は
sato*sato という築30年の家をリフォームした家の施主です。
ご家族それぞれの状況が変わり駅に近いこの家に住み替えされました。
sato*sato 2.0 と言うのは、2軒目という事とその次もあるという事を表してします。いつかまた家が変わる可能性があり、「進行形」というか「進化」というか、そんな意味で使います。7~8年後には 3.0 になっているかも。。
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築30年の家リノベーション sato*sato 施主インタビュー
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リノベーション解説・プレゼント
sato*sato のリノベーション工事の内容をすべて公開し、リノベーションとはいったいどんな事をするのか?できるのか?を紹介する冊子を作りました。
どんな問題があったのか?
問題を解決するのに設計者はどのように考えたのか?
を、Before After の写真や図をふんだんに使い、すべてを説明しました。
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その家の要素がいろいろ、今回の家にも引き継がれています。
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家づくりの相談会をやっております。
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来てくださったみなさんに喜ばれています!
モヤモヤしていたものが晴れ、新しく進む方向が開かれるようです。
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