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子供が楽しい家

30代 40代 のご家族の家の場合、お子さんは、1歳から4歳くらいの場合が多いです。

設計する時に施主ご夫婦のご希望を聞き、それを元に家を考えるのですが・・・・

それとは別に、私は もうひとつの大事にしている事があります。

それは

その家で お子さんが楽しそうにしている姿を思い描きながら考える

という事。

どんな事を考えたか、、、いくつかご紹介します。




Iyo_5

i : y o (イヨ) : 築10年の住宅の改修

この家は、南側のお隣が隣接しているために、1階のリビングは暗い部屋でした。それを少しでも改善するために、2階に入る光を階段を通して1階に導こうと考えました。

そのために、階段とリビングの境の壁を無くし、そこに障子を入れました。

一番の目的は、「光を取り込む」 なのですが、お子さん(男の子)が大きくなったら、その障子の部分から飛び出してくる姿を描きました。

もう小学生ですから、1度や2度はやってくれているでしょう。




Manihouse_h01

マニハウス : 家族4人の小さな家

隣地の緑地に面して窓を作りましたが、その窓を床から1段上げ、窓台を作りました。

丁度腰掛けるのにいい高さで、かつ、それはお子さんが小さいうちは、机代わりになるのです。

小さなきょうだい2人が、仲良く並んで腰かけていたり、そこで絵を書いていたり姿を想像しました。

だけど、施主のアイデアで、作り付の机に長椅子を置かれたのですが、どうもそっちが、そのような使い方になってしまいました。




Suginami_r_005

杉並の家 R : 2世帯で暮らすための実家リノベーション

施主のご実家には、母屋と増築した部分があって、その増築した部分を全面的に改修しました。

ところが、母屋と増築部分は家の高さが違い、2階の床に段差がありました。

でも、その段差を子供の視点で考えると、丁度いい遊び場になるように思いました。お子さんがそこに座ってお菓子を食べたりしている姿を想像していたのですが、まさにそのように使ってくれています。




Ritoh_h12

R i t o h (リト) : 密集地に建つ 白木の積木のような家

子供部屋というものは作ってはいません。ただ、ロフトがあり、そこでお子さん達がオモチャを広げノビノビ遊ぶ姿を想像しました。

それは確かにそうなったのですが・・・

写真はリビングに隣接して作った物入。 ロフトは上の子の部屋のようになって、下の子は、その物入の狭いスペースを自分の部屋のようにしているそうです。(・・・まだしているのかな?)

子供って狭いところが好きなのはわかっているんですが、ここ(物入)を使うかぁ~と、予想外でした。





子供は、こちらが考えるのとは違った使い方をしてくれ事が多々あります。

たとえば、こんなふうに ⇒ 子供の眼 : イヨ

子供の発想をすべてをイメージする事はできないけれど

「 こんなふうに使ってくれたらいいな~ 」

と、その様子を想像して ひとりニコニコしながら考えています。

もちろん遊園地のような家にするつもりはありません。でも、子供がいろいろ発想できるような家にしたい。

子供が楽しい家は、 いい家 だと思っています。






家族が笑い合い、自分らしく丁度よく暮せる家の話をしましょう

志田茂建築設計事務所

住宅設計  住宅・マンションリノベーション/リフォーム設計
企画住宅小さな家:LWH  賃貸再生

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