やっと彗星らしい長い尾の写真を撮ることが出来ました。16枚コンポジットです。左下に山の稜線が写ったコマを含めてコンポジットしています。
1枚の撮って出しです。
明日から雨模様との天気予報。今日は東での彗星を撮影できる最後のチャンスです。危ない天候ですが遠征しました。観測地はscwでは曇りの予報ですが、東方角の遠方は晴天です。時間と共に雲は西から襲来予報ですが、一縷の望みを持って出かけました。
天気予報図
前回の遠征の反省から、極軸はしっかり合わせる必要がありました。今回の機材もAPS-C+180mmです。フルサイズ換算で270mm相当。いい加減なセッティングではガイド不良な写真が大量発生します。今回は現地の上空は曇りの予想ですので、早目に出発しました。しかし、現地到着時にはすでに雲があり北極星もほとんど見えず極軸セットもいい加減なセッティングになりました。したがって露出予定を15秒を考えていたのですが、8秒に変更です。しかし、ガイドずれは発生していました。
核が出てくるまでは静止画の連続撮影をしました。肉眼、双眼鏡では視認できなかった尾がカメラのモニターに尾らしきものが見えたのでガイド撮影に切れ替えました。
僅かに尾らしいものが見え始めています
2分後、彗星の核も見え始めました
東の空を撮影しました。彗星の見えていた空間のみ晴れています。
ラッキーな遠征になりました。
4時56分撮影
5時28分。朝焼けがきれいです。薄雲も結構あったようでした。
今日も肉眼での確認はできませんでしたが、双眼鏡7×50mmではすこし薄明が進んだ時刻が一番見やすい時でした。視野の約半分程度(3.5度)の尾が確認できました。また、コマの輝度が高く強く輝いているように感じました。
西に廻ってからが一層楽しみです。