Takekida's log

千里の道も一歩から

不変の投資哲学

2022-03-19 21:15:51 | Books
 私の財産告白 本多 静六  (著) 
 なんともすごいタイトルですが伝説の「努力」の億万長者である本多静六さんの貯蓄/投資哲学をまとめたものです。不変の名著ですが単行本になったこともあり改めて読んでみました。本多さんは貧農に生まれながらも苦学により東大教授になり、自身の仕事としての実績だけでなく「月給の1/4貯金」を実施して億万長者となったまさに二兎を追って仕留めた人物といっても良いでしょう。「金儲けは理屈でなく実際である。計画でなくて努力である。予算でなくて結果である。その秘伝はとなるとやっぱり根本的な心構えである。」と語っているように結局、何かに流されるのではなくていかに自分の勝利の方程式というか自身のポリシー/哲学をもつかということなのかと思われます。
 この本で述べられていることは単純ではありますが元手となるお金を稼ぐこと、お金の貸し借りを避けること、節約すること、投資すること(好景気は慎重に不景気の時には大胆に)にひたすら取り組むことで解説にも書かれているようにこれは方程式でいう「一般解」のようなもの。 ただわかっているのと実践することが出来るのは天と地の差があります。その違いが効くのでしょう。
 他にも仕事の哲学などについても本を出されてますが著者の基本的な考えは人生即努力、努力即幸福。その為には「職業を道楽化する」ことが肝要で、その方法はやはり「努力・勉強」となるとのこと。そして仕事に関しては「仕事に追われないで、仕事を追う事」で天才が1時間かかってやることを、2時間やって追いつき、3時間やって追い越す、今日の仕事を明日に先延ばしにしないこと。  足元にも及びませんがまさに自身が理想とする生き方をされた人だと思い、衝撃を受けたことを覚えています。
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