Takekida's log

千里の道も一歩から

あたらしい働き方

2013-08-31 22:46:34 | Books
今日で8月も終わりです。来週からはもう少し過ごしやすくなるか…
しばらくは大きな予定ありませんが9月末に長良川でスプリント距離のトライアスロンに参加の予定です。

あたらしい働き方
クリエーター情報なし
ダイヤモンド社


規制緩和により非正規雇用が増えたことや転職市場もそれなりに増えたこと、終身雇用が常に保障されなくなってきたことでずいぶんと日本人の働き方も変わってきました。いまだ新卒市場のみで運命が決まってしまう部分があることは社会的弊害ですがそれでも働き方が多様化してきたということは間違いのない事実です。リバレッジシリーズが有名な本田直之さんの書いた新しい働き方の本です。
取材は日米の17の組織、会社を対象として行われており、自分も知っていた会社で言うとエバーノート、パタゴニア、スタートトゥディ、PlanDoSee、カヤックなど。特徴としては短時間勤務であったり海外への研修旅行であったり評価査定が無かったりといままでの会社では見られないようなシステムがあったりしている会社です。ただこれらの会社に入ればすべての人が幸せになれるかというとそうではないと思います。これだとはまった人には良いのかもしれません。ただ貨車選びという価値判断としてこういった軸が増えてきたというのは事実で改めて会社を選ぶ際になにが自分にとって重要なのかということを改めて考える価値はあるように思います。今の仕事もおそらく50年もすれば半数以上は無くなったり求められる役割が変わってくるはず。ますます会社を選ぶ際にクライテリアに敏感である必要があると思います。
 こういった新しい企業というのは概して優秀な人材が集まり、それらの人たちに自由に仕事を与えることで伸びている会社です。自由であることで逆に時間を有効に使うことが出来る人でないと逆に居づらい場所であると思います。ルーチンワークの方が気楽でよいという人はいるはずなので。
この本ではそんな働き方を手に入れるためのスキルとして仕事と思考に関して17つのスキルが挙げられています。 
かくいう自分はまだ旧態依然とした働き方からは抜け出せていないですがこれもまた新しい働き方のできる領域には達せられていないとも感じます。ただ自分に与えられている仕事は最大限全うしたいという気持ちは変わりません。たとえ組織の中でも自身の成長を常に考えて働きたいと思います。

以下、ご参考。
17個のスキル
仕事編
1.自ら考え行動できる
2.コラボレーションできる
3.時間効率が高い
4.ハードワークをいとわない
5.横のパートナーシップが強い
6.クラウドなどITを利用する能力が高い
7.売ることが出来るスキルを持っている
8.行動する力がある
9.語学、異文化含めボーダーレスに仕事することができる
思考編
1.人間性が重要
2.思考が柔軟である
3.不確実性を楽しめる
4.暗黙知となっているルールを読める
5.お金でなく意義を感じて働くことが出来る
6.自分自身を理解できている
7.常に進化し続けられる
8.自分のスタイルがある



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2 Comments

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不確実性 (まっつん)
2013-09-01 07:12:44
思考編「3.不確実性を楽しめる」、大事ですね。
日本の会社に入って諸先輩方を見ると、自分の5年、10年後はだいたい見えるもの。それで安心する人もいれば、退屈する人も出てくるんじゃないかな。
 時代の流れも速いし、ある程度の不確実性はどんな人生でもありそうですね。
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Unknown (たけきだ)
2013-09-01 15:58:43
確かにそうですね。インフラでもない限り同じ事業で10年も持つなんて言えない時代です。
不確実性を楽しめるというのはそれだでどこでもやっていけるという自信の表れなのでしょうが。
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