"Next-generation antiperspirant technique: Controlling the contraction of human eccrine gland", Takeshi Hara, Kie Nakashima, Ayumi Kyuka, Hiroko Kato, Fumitaka Fujita, Atsushi Tanemura, Yukinobu Nakagawa, Hiroyuki Murota, Ichiro Katayama, Kiyotoshi Sekiguchi,The International Federation of Societies of Cosmetic Chemists (IFSCC)2023
今年の夏は暑かったこと待ってお世話になった汗ですが発汗のメカニズムと抑えるための特効薬が見つかってきたという大阪大学とマンダムの共同研究結果です。
汗腺の収縮に必要な筋上皮細胞にギャップジャンクションを構成するコネキシンが多く存在し、発汗時の汗腺の収縮にはそのギャップジャンクションが関与していること、
そしてギャップジャンクションの機能を止める阻害剤やその類縁体のグリチルリチン酸モノアンモニウム(GMA)がヒトの温熱性発汗や精神性発汗を抑制することが分かったとのことでこのGMAを使うことで利く制汗剤が作れそうなところが見えてきました。
汗というのは人間の体温調節のための重要な仕組みなわけですが人によっても相当、汗のかき具合に差があることは気づかれていたこと。このギャップジャンクションの量とか活性化率とかが固有差はたまた病気につながっているのかもしれません自分なんかは汗かきなので暑い時期は苦しむことが多いですが非常に助かるものとなりそうです。ただ本来の体温調節を妨げてしまうと本末転倒なので適度に抑えてもらえればありがたいところです。
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