Takekida's log

千里の道も一歩から

野菜旅

2010-10-24 20:10:31 | Training
夏も過ぎてもう紅葉の季節となりました。
暑さが印象的だった分、秋は短く感じそうです。



世界の野菜を旅する (講談社現代新書)
玉村 豊男
講談社


子供の頃は野菜はどちらかというと苦手で親を苦労させたような覚えがありますが6年間の寮生活を経て特に好き嫌いは無くなりました。大学の際は特に意識することはありませんでしたがサラダバーのあるファミレスに行くのが楽しみであったような気がします。
社会人で自炊している際は逆に野菜が好きになり意識して食べるようになってきた気がします。

外国に行くと日本では普通にある野菜がなかったり、形が違ったり、見たことがないものが置いてあったりと食文化の違いに気づかされることもしばしば。以前、情熱大陸でフランスで野菜を高級レストランに卸している方が紹介されていましたが日本人の繊細さは以外に野菜作りにもむいているのかもしれません。 それにしてもスーパーにおいてある野菜は少しきれい過ぎます。不ぞろい野菜がネットで売られていたりしますが歪でも良いと思う人はもっと多いのではないかと思うのですが。

この本は野菜の由来やエピソードを紹介したものですがお馴染みの野菜は原産地はいずれも日本ではありませんでした。違う風土で育った野菜がここまで自分たちに生活に根付いていること。背景に潜むエピソードを知ればもっと美味しくなる感じると思います。

キャベツ・・・・結球するのは無理やり栄養を与えて葉を過剰に成長させるため原産地は北欧から中欧
ジャガイモ・・穀物に対する代用食として普及。日本でも江戸時代に普及。アイルランドではこのため飢饉が発生し被害者が出た。国によって調理法が異なるのも特徴。
原産地はアンデス付近。
トウガラシ・・カレーはトウガラシがないため15世紀までは辛くなかった。原産はメキシコ付近。コロンブスはコショウ(ピメント)と勘違いして持ち帰ったことからコショウが女性形であるのに対して男性形の名詞(ピメンタ)とした。このことばがピーマンの語源となった。トウガラシは韓国では多く用いられているが日本ではあまり普及しなかった。この理由は不明。
ナス・・・・ナスの色はナスニンというアントシアニンの一種。品種によって色は異なり元々は白色だったためEggPlantという名前が付いた。原産地はインド北部。
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