
Volkswagen I.D. R Pikes Peak – record run, helicopter footage
自転車の世界でもヒルクライムとダウンヒル(MTB)の世界はちょっと特殊な雰囲気のあるもの。
車の世界でもヒルクライムの権威ある大会としてパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムがあります。
全長12.42マイル(19.99km)のコースには156カ所のカーブがあり、スタート地点とゴール地点の標高差は5,000フィート(1,439m)に達します。
そんな山岳自動車レースでEVがガソリン車を初めて上回る新記録を叩き出しました。
記録はフォルクスワーゲン(VW)の「I.D. R Pikes Peak」7分57秒148。これまでの最速ラップは8分13秒で、セバスチャン・ローブが2013年に記録したもので
そのときのクルマは、排気量3.2リッターのV6ツインターボ・エンジンを搭載した「プジョー208」で大幅な更新です。
山岳レースでは空気が薄くなることからもともとEVに対して有利というのはありましたが今までガソリン車にはかないませんでした。
電気自動車(EV)のパフォーマンスといえばなんといってもそのトルクを生かした加速で今回のマシンは670馬力で、停止状態から時速60マイル(同約96km)に達するまで2.2秒しかかからないそうです。
そのパワーが生かし切れていなかったのは今まで急加速を何度か繰り返すとバッテリーが過熱し、パフォーマンスが急速に低下するのが要因でしたがVWは車重を抑えるために空冷方式を取り入れたり
急速充電によってバッテリーが過熱するのを防ぐため、90kWの比較的低い出力で充電を行うシステムを開発したりとの工夫を入れてきています。
パイクスピークではレギュレーションにより、EVは20分以内に充電する必要があるようでそれ向けにも2系統からの充電を実施するように変更したとのこと。
EVの場合は、市販車の開発が極めてハイペースで進んでいるため、市販車を開発するエンジニアとレーシングカーを手がけるエンジニアが、互いの取り組みから学んでいる状況で
このハイエンドの取り組みが市販車にも多少なりとも生かされる可能性は高そう。
VWでは、I.D.ブランドに3つの新しいモデルを加えて売り出そうとしています:
「ゴルフ」とほぼ同サイズの欧州向けハッチバック車「I.D.」、SUVの「I.D. CROZZ」、そして小型ワゴン「I.D. Buzz」です。
まだまだガソリン車が主流ですが電池の性能さえ上がれば一気にEVの方にシフトするのかもしれません。
自分のように集合住宅に住んでいる人はなかなかEVの恩恵を受けにくいのが現状ですが10年―20年後になれば大きく世界が変わっているかも。
ただ結局、電池に居れる電気を作っているのは発電所なわけでそこがクリーンにならないとCO2コストというのは下がらないように思います。クルマも家のように自給自足出来るのが理想でしょう。
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自転車の世界でもヒルクライムとダウンヒル(MTB)の世界はちょっと特殊な雰囲気のあるもの。
車の世界でもヒルクライムの権威ある大会としてパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムがあります。
全長12.42マイル(19.99km)のコースには156カ所のカーブがあり、スタート地点とゴール地点の標高差は5,000フィート(1,439m)に達します。
そんな山岳自動車レースでEVがガソリン車を初めて上回る新記録を叩き出しました。
記録はフォルクスワーゲン(VW)の「I.D. R Pikes Peak」7分57秒148。これまでの最速ラップは8分13秒で、セバスチャン・ローブが2013年に記録したもので
そのときのクルマは、排気量3.2リッターのV6ツインターボ・エンジンを搭載した「プジョー208」で大幅な更新です。
山岳レースでは空気が薄くなることからもともとEVに対して有利というのはありましたが今までガソリン車にはかないませんでした。
電気自動車(EV)のパフォーマンスといえばなんといってもそのトルクを生かした加速で今回のマシンは670馬力で、停止状態から時速60マイル(同約96km)に達するまで2.2秒しかかからないそうです。
そのパワーが生かし切れていなかったのは今まで急加速を何度か繰り返すとバッテリーが過熱し、パフォーマンスが急速に低下するのが要因でしたがVWは車重を抑えるために空冷方式を取り入れたり
急速充電によってバッテリーが過熱するのを防ぐため、90kWの比較的低い出力で充電を行うシステムを開発したりとの工夫を入れてきています。
パイクスピークではレギュレーションにより、EVは20分以内に充電する必要があるようでそれ向けにも2系統からの充電を実施するように変更したとのこと。
EVの場合は、市販車の開発が極めてハイペースで進んでいるため、市販車を開発するエンジニアとレーシングカーを手がけるエンジニアが、互いの取り組みから学んでいる状況で
このハイエンドの取り組みが市販車にも多少なりとも生かされる可能性は高そう。
VWでは、I.D.ブランドに3つの新しいモデルを加えて売り出そうとしています:
「ゴルフ」とほぼ同サイズの欧州向けハッチバック車「I.D.」、SUVの「I.D. CROZZ」、そして小型ワゴン「I.D. Buzz」です。
まだまだガソリン車が主流ですが電池の性能さえ上がれば一気にEVの方にシフトするのかもしれません。
自分のように集合住宅に住んでいる人はなかなかEVの恩恵を受けにくいのが現状ですが10年―20年後になれば大きく世界が変わっているかも。
ただ結局、電池に居れる電気を作っているのは発電所なわけでそこがクリーンにならないとCO2コストというのは下がらないように思います。クルマも家のように自給自足出来るのが理想でしょう。
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