Takekida's log

千里の道も一歩から

伝わらない手紙

2009-02-08 22:11:40 | Books
かなり風が強くBIKEは1時間で断念しました…
そろそろ長い距離も乗らないと。

手紙 (文春文庫)
東野 圭吾
文藝春秋

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あらすじ・・・強盗殺人の罪で服役中の兄、剛志。弟・直貴のもとには、獄中から月に一度、手紙が届く…。しかし、進学、恋愛、就職と、直貴が幸せをつかもうとするたびに、「強盗殺人犯の弟」という運命が立ちはだかる苛酷な現実。

映画化された名作。
加害者でもなく被害者でもなく加害者の弟という立場で描かれているのが新鮮で
気付かなかった視点だと思います。一回冒してしまったことは取り返しが付かない絶望感とせつなさ。綴られた手紙と弟の心情の対比が印象的だと思いました。
加害者の弟としての同情よりも現実としての厳しさを突きつけられる状況が
非情で冷酷でやりきれなさを感じたりします。

人の気持ちというのはすれ違ってしまうもの
と気付いた時はもう遅かったりするのですが…

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