Takekida's log

千里の道も一歩から

城めぐり

2009-09-12 22:53:08 | Training
久しぶりに雨の日。
成果発表やら特許やらインターン等で忙しい日々が続いていたので
良い休養になりそうです。

意外と知らない! こんなにすごい「日本の城」 (じっぴコンパクト)

実業之日本社

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開口部が大きく、外との繋がりを大きく取っている日本建築の中でも戦闘用とはいえ、異質なものだと思います。特にほぼ権威のためともいえる天守閣も不思議な存在です。
四日市に来て1年以上が過ぎましたが中部、東海、近畿は歴史の中心地だっただけに少し足を伸ばせばいけるところに数々の史跡があるのが楽しいところです。
「歴女」という言葉が出るくらい今は歴史ブームで各地のお城も観光客数を更新しているのだとか。
これは建築学の先生の書かれた日本の城解説。城の見方だけでなく歴史や変遷なども学ぶことが出来ます。最近、訪れた中でもっともいいなと思ったのは思ったのは犬山城。最も美しいとされる姫路城も幼い頃に行ったはずですが記憶にはあまり残っておらずまた機会を見つけて訪れたいと思います。

【城の見方のポイント】
1.地取 なぜこの場所に作られたのか
     戦略上の拠点に作られることが多く要塞としての役割から険しいところに作られることが多いが
     後期では象徴として街中に作られた例も少なくない
2.縄張 城の基本設計はどのようになっているか
      門、堀、天守、櫓をどのように配置していくか 
3.曲輪 本丸、二の丸などの内部機能の配置
      本丸での政治機能と、二の丸、三の丸での防御機能というのが
      一般的であるが
      井戸の周りに作られた井戸曲輪、水の手曲輪
      庭園の周りに作られた文化的要素の大きい山里曲輪などの例も。
この曲輪の配列にも色々あります
  1.輪郭式 内側から外側に配しているタイプ 平城に多い
  2.円郭式 同心円状の構成
  3.連郭式 正面から本丸、二の丸、三の丸という構成 正面攻撃に強い
  4.並郭式 本丸、二の丸を並列に並べて三の丸で覆う方式
天守閣にも様々な様式があります。
 独立式、連結式、複合式、連立式など。姫路城は連立式。

その他、構成要素としては石垣、堀、虎口、城門、狭間、櫓など
城は不思議と人をひきつける魅力があります。城がある場所はそこにあっただけの理由があるはず。その意味合いを感じながらこれからも機会があれば城めぐりを楽しんでいきたいと思います。

写真は木曽川沿いに美しくそびえる犬山城。現存天守閣を持つ12城の内の一つ。 
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