脳を最適化すれば能力は2倍になる 仕事の精度と速度を脳科学的にあげる方法 | |
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文響社 |
合法な麻薬があるといっても脳内麻薬のお話。精神科医である筆者が鍵となる7つの脳内物質(ドーパミン、セロトニン、ノルアドレナリン、アドレナリン、アセチルコリン、メラトニン、エンドルフィン)の活用法について解説した本。学術本というよりは一般的な内容に仕上がっているのでとっつきとしてはいいかもしれません。ちょっとタイトルは大げさな感じもしますが…確かに自分を知るということは自分の能力を最大限に利用することにはなるわけでその文は損は無いでしょう。 いわゆる麻薬といわれるのはエンドルフィン、ドーパミンになりますがそれ以外も非常に重要であることがわかってきているものになります。各章の終わりにまとめつき。このうち運動というのはエンドルフィン、ドーパミンといったフローに入るためだけでなくひらめきに効くアセチルコリン、心の安定に寄与するセロトニンと非常に有効なことが証明されているわけです。もちろんやりすぎては健康を害するわけですがなぜ運動をすることが重要なのかというのは十分に証明できているように思います。
その分中毒性もあるかとは思うのですがともかく続けては行きたいです。
●ドーパミンは幸福の元。ドーパミンの報酬サイクルを活用するには小さい/起きい目標設定でPDCAを回すことが重要。下条に満足せずチャレンジし続けることで有効活用できる。
●ノルアドレナリンは戦うか逃げるtかという極限で分泌され注意。集中力を高めるのに有効。ドーパミンが報酬系=褒める系の麻薬なのに対しノルアドレナリンは叱る系で追い詰めることで活用できる=締め切りの設定などが活用するためには有効。
●アドレナリンは興奮と怒りを感じるときに分泌される。身体能力を1次的に高めることが出来る=火事場の馬鹿力。逆に休息時には邪魔+不必要な時には分泌させたくない。就寝前にはオフになるように心掛ける必要あり。
●セロトニンは心の安定に作用する癒し物質。不足するとうつ病発症する。日光、咀嚼、リズム運動が分泌に効果的。また共感することも効果的。
●メラトニンは睡眠物質。夜部屋を暗くすること、蛍光灯の光を必要以上に浴びないこと、就寝前にディスプレーを見ないことなど
●アセチルコリンは認知能力とひらめきにかかわる脳内物質。昼寝と運動が活性化するための需要手段。午前中は論理作業、午後+夜は創造的な仕事の効率が上がりやすい。卵や大豆が原料になる一方で風邪薬は分泌を抑制する働きがあるので注意。
●エンドルフィンは幸福感にかかわりいわゆるランナーズハイのような麻酔状態に入ることが出来る物質。集中力、記憶力想像力の高まりが期待できる。やるべきことを明確化(To Doリスト)などがこのフローに入るための下準備として重要。運動、油っぽいもの、甘いもの、熱い風呂などで分泌促進できる。また感謝することで分泌される。
つまりは仕事は与えられたことを感謝して喜んでやることでドーパミン含めて分泌が期待できる。
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