Takekida's log

千里の道も一歩から

終末のフール

2009-08-02 18:22:35 | Books
今日も雨。朝方は激しく降る中、長良川で行われたJrトライアスロン選手権の応援へ。(写真

自分がトライアスロンを始めたときはJrの層というのは皆無に等しかったですが今は多くの選手が参加するようになりましたし、見ていてもレベルが高くなっていて若年層からの底上げが進んでいることが伺われます。

今年参加の1年生、2年生も18歳、19歳ぐらいとのことでもう自分とは一回りも離れていることになります… 

終末のフール (集英社文庫)
伊坂幸太郎
集英社

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映画化もされた重力ピエロの作者である伊坂幸太郎さんの本。東北大出身ということもあり今回も仙台が舞台の作品です。

あらすじ…八年後に小惑星が衝突し、地球は滅亡する。そう予告されてから五年が過ぎた頃。当初は絶望からパニックに陥った世界も、いまや平穏な小康状態にある。仙台北部の団地「ヒルズタウン」の住民たちも同様だった。彼らは余命三年という時間の中で人生を見つめ直す。家族の再生、新しい生命への希望、過去の恩讐。はたして終末を前にした人間にとっての幸福とは?今日を生きることの意味を知る物語。

まず初めに作者も断っているが8年後に惑星がぶつかるというような予測は出来ないとのことであくまでこれはSF-フィクション。良く小学生の時に1ヶ月後に地球が滅亡するとしたら何する?というような話を面白半分で友だちとしたような気もします。そんな遊び心を小説にしてしまったような話ですが生きている人間にとって「生」というのは当たり前の存在。「死」を意識した時に改めて「生」の意味を意識するのだと思いますがまさにそんなことを感じさせられる物語です。

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