測定マニア

不順な天候の一日。夜はラ・グランターブル・ドゥ・キタムラ にて会食。名古屋の歴史文化財保存地区、白壁に位置し昭和初期に立てられた邸宅を利用したレストランは建物の雰囲気だけでなくサービスも一流で満足しました。また記念日など機会があれば利用したいところです。

ハカる考動学 三谷 宏治 ディスカヴァー・トゥエンティワン このアイテムの詳細を見る

工学の分野は測定というのは当たり前ですがモノを測るのでなく人や行動をハカル(測る、図る、計る)という切り口でまとめられた本。
自分の関わる半導体の分野では寸法検査、合わせ検査、ダスト検査、電流、閾値、耐圧など様々な測定に埋もれており、様々な相間を見つけ出すことが大きなポイントになります。それと同じようにサービスの分野では人間の行動と人間そのものををはかっていくことが重要な視点であるかと思います。
とやかくサービスの分野ではどのような切り口で何を測定するかというのが難しく、実際の判断が感覚や勘に頼り、曖昧になりがちですが測定から数値化し、可視化することが重要だというのを再認識。人間の意見よりも実際に起こした行動を分析することが一つのポイントになるのかと思います。

ただどんな測定も切り口を間違ってしまえば間違った結論を導きかねないのも事実。
その点はセンスが必要なところなのかと思います。