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最近の土壌汚染調査について

最近土壌汚染調査のご依頼を受けていて以前と少し
変ってきている点として、土地の買い主さんからの
引合いが多くなってきたということがあります。要する
ところ、買う側が安全な土地でないと取引しませんよ、と
いう認識が非常に高まってきたということですね。

これはかなり興味深いところです。売り主さんが土地を
売りたくてもそう簡単に今後は売れない時代になる可能性、
いやそうなってくることを意味していると私は思います。
それは当然そうですよね、普通リスクのあるものを
わざわざ買う人はいないでしょう。

エイチテックとして以前からずっと土地の所有者の方々に
提案し続けていることは、とにかく事前に、早いうちに、
今どうなっているか・・・・・・を把握することがリスクマネジメント
の第一歩であり、もっともダメージが少なくなりますよ、
ということです。もちろん汚染がなければ堂々と、環境に
優しい企業だと胸を張って言えます。

早めに把握して、不幸にも汚染されていた・・・・ということなら
ば、時間をかけて安いコストで経営状況に合わせながら浄化
修復を行えば最小限のダメージで済むでしょうし、逆にそれを
発表して対処することで環境問題に取組んでいる企業であることを
アピールできるチャンスになることでしょう。これも付加価値の
一部でしょうし、強みに化けるかもしれません。

負の資産をどのようにしてプラスにもっていくかはその企業の
考え方一つ・・・・・。臭いものに蓋をしておける時代は
もうそろそろ終わりではないでしょうか。。


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