魚鳥木☆

百年後にも多種多様な動植物を伝えたい!!その為にも、生物多様性の保全について勉強していきます

風立ちぬ

2013-08-07 13:22:52 | Weblog
2013年、ジブリの最新作「風立ちぬ」を観に行ってきました。

少年時代から、飛行機に憧れて、世界を驚かせた零戦を設計した堀場二郎さんのお話。
一途に飛行機の設計に向き合い、同じように一途にある女性を愛する一途な方。

映画の中で印象に残っている矛盾の話。
戦争中、貧しい暮らしをしている日本。食べるのも苦しむ人がいるなか、戦闘機や軍事備品に多額の投資をする。その費用があれば、日本中の子供に食べ物を与えれる。
戦争という国と国の維持の張り合いで多くの命が犠牲になる。と、同時に技術の進歩も著しい。

ハングリー精神じゃないけど、人間は極致にたたされて、力を発揮できるものなんでしょうか。。。

生物多様性も、極致にたたされて(生活に大きな支障をきたすようになって)、初めて飛躍的に保全に向けて進んでいくのでしょうか。

でも、命の灯火は、一度きりのように、一度、滅びた種が蘇るかとは無いのに。。。

終戦記念日の前に、深く考えさせてもらえる映画でした。
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「東洋の魔女」論

2013-08-07 08:26:36 | Weblog
新聞のお勧めにあったので、
「東洋の魔女」論 新雅史
を読んでみました。

工場で働く工員の体の強化、仲間意識の向上、ストレス発散を目的にレクリエーションとして広まったバレーボール。
だんだんと会社対抗のスポーツ的要素の強いバレーボールになり、工員として働きながら、厳しい練習に耐えて東洋の魔女と言われるまでになった日紡貝塚のチーム。
彼女達は東京オリンピックで金メダルを取った後、引退し主婦になりました。
主婦になるこそが、女性の幸せ(生きる道)だった時代。
世界一になった彼女達の夢も主婦。
女性の選択肢が少なかった時代。

まだまだ日本は、女性が高い社会的地位で働くことが難しい社会ですが、急速なグローバル化で、多種多様な価値観、商品が求められるなかで、女性の活躍できる場を増やしていく必要があると思います。

「生物多様性と女性」という切り口があるように、生物多様性の保全にも女性が必要と叫ばれている。
途上国の多くは生物多様性の恩恵により成り立っている生活が多く、その担い手は女性。
しかし、女性の声は社会意思決定の際には届かず。
日本でも家事や子育てをするのは女性が主であるにも関わらず政治の場の女性比率は低い。

様々な選択肢、価値観があることが幸せかどうかは、私にはわかりかねますが、生活に一番近い場にいる人々の意見が政治に反映されるのは、多くの人々が生きやすい世の中になるかとは思います。
また、私たちの生活に大きく関わる生物多様性の考えも生活に近い立場の方の意見が反映されれば自ずと生物多様性の恩恵を今後も受け続けれる世の中(生物多様性の保全ができる世の中)になるかと思います。
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