魚鳥木☆

百年後にも多種多様な動植物を伝えたい!!その為にも、生物多様性の保全について勉強していきます

くもをさがす

2024-12-13 19:17:47 | Weblog
くもをさがす
西加奈子 著者
を読みました。

カナダでがんになって、闘病生活を綴られてました。

不安に押しつぶされそうになったかと思いますが、懸命に闘う姿が描かれてました。
また、カナダと日本の医療や文化の違いも。
日本は、“しなければならない”“でなければならない”にあふれていることに改めて気付かされました。
実体のない世間に、縛られてる必要無いけど、
人に溢れすぎていても秩序が保たれてる日本は、自由な振る舞いは出来ず
狭苦しい気もしますが、日本の良いところでもあると思います。

印象に残った表現は
“美しい瞬間は、私だけのものにしたい。”

私は、悲しみや美しさ、愛しさ等々を人と共有するのが苦手なのですが、このような気持ちが自分の中にもあるのかもと気づかさせてもらいました。
自分の気持ちを言語化するのは難しいので、表現できない気持ちをこのような文章にしてもらえると嬉しいです。


〜〜 アマゾンからの引用 〜〜
カナダでがんになった。
あなたに、これを読んでほしいと思った。

これは、たったひとりの「あなた」への物語ーー
祈りと決意に満ちた、西加奈子初のノンフィクション

『くもをさがす』は、2021年コロナ禍の最中、滞在先のカナダで浸潤性乳管がんを宣告された著者が、乳がん発覚から治療を終えるまでの約8 ヶ月間を克明に描いたノンフィクション作品。
カナダでの闘病中に抱いた病、治療への恐怖と絶望、家族や友人たちへの溢れる思いと、時折訪れる幸福と歓喜の瞬間――。
切なく、時に可笑しい、「あなた」に向けて綴られた、誰もが心を揺さぶられる傑作です。
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