ろぐろぐ音楽ブログ

a-kiという人間の手による、J-POPあたりをメインに色々好き勝手書いてる適当ブログ。

アルバムレビュー。⇒いきものがかり「桜咲く街物語」

2007年03月18日 23時54分49秒 | 感想・レビュー(アルバム)

今日のアルバムレビューは、吉岡聖恵・水野良樹・山下穂尊 の3人によるグループ、いきものがかりの1stアルバムです。「桜咲く街物語」ってタイトルがいいよねぇ。オリコン4位オメです。

いきものがかり「桜咲く街物語」(★8.5点)
オフィシャルホームページ(全曲試聴もアリ♪)
1.SAKURA 2.KIRA★KIRA★TRAIN 3. HANABI 4.君と歩いた季節 5.コイスルオトメ 6.流星ミラクル 7.青春のとびら 8.ひなげし 9.ホットミルク 10.いろはにほへと 11.うるわしきひと 12.夏・コイ 13.タユムコトナキナガレノナカデ  (bonus track)14.SAKURA-acoustic version-

このアルバム聞いて思ったこと、その1。

「このグループ、バンドサウンド(アコースティック志向)な初期ELTだなぁ。」

今まで、男2人・女1人という構成だからから、ELTっぽいって言う発言を時々見かけましたけど、ワタクシは全然別ものじゃんと思ってたんですね。サウンドの傾向も違うし、ボーカルのタイプも違うしさ。

でも今回のアルバムの構成、ELTのアルバムで言えば「Time to Destination」みたいな、「シングルをいかに聞かせるか」というコトに重点を置いたアルバムに聞こえるんです、僕には。
初期ELTほどの計算高さは感じないけど、このアルバムの構成は間違いなく初期ELTをホーフツとさせました。他の人がどう思うかはぶっちゃけ知らないですw でも、僕にはハッキリとそう感じたんですよね。
アルバム曲の出来が悪い、という訳ではなくって、シングルをうまくつないでくれる感じのアルバム曲たち。始めからアルバム曲として作られたアルバム曲が多く、良質なシングルのつなぎ(って言うと言い方悪いか)になる、アルバム曲の理想のカタチのアルバム曲が多くて。「いろはにほへと」のリラックスした雰囲気と「ひなげし」の昭和歌謡ちっく?な雰囲気が好き。水野さんも吉岡さんとほとんど対等にボーカルを取ってる「夏・コイ」も、バリエーションを広げるのにいい感じに役立ってるし、アルバムの締め方も「タユムコトナキナガレノナカデ」で、ファンからの支持も高くなりそーな感動系バラードだし、全体的な構成がすごく上手いと感じました。「SAKURA」が1曲目ってのも意外と合ってるし。

ただこれ、裏を返せばシングル級のアルバム曲はほとんど無いっていうことでもあるんだけどね。1曲くらいアップテンポのシングル曲並みのアルバム曲があっても良かったんじゃないかな、とは思う。

でもこういうアルバム全体でシングルを聞かせる、っていう聞き方のアルバムを作ってくるとは思ってなかっただけに、かなり意外でした。


このアルバムを聞いて思ったこと、その2。

「水野良樹さんと山下穂尊さんの曲をここまで分ける意味・・・あるのかなぁ?」

前半(7曲目まで)は水野さんが作った曲だけ、後半(8曲目以降)は山下さんが作った曲メイン、というこの構成。吉岡さんの一本芯の通ったボーカルのおかげもあってか、前半と後半での作風の違いとかは感じないんだけど(強いて言えば水野さんの方がより王道ポップスな曲が多いかな)、だったら別に分ける必要ないと思うんですよね。たまたま偶然アルバム作っていくうちに前半水野さんメイン、後半山下さんメイン、って曲順になっただけかもしれないけど、もしそうじゃないとしたら・・・・?

シングルの時もタイトル曲は水野さん、カップリングは山下さん、という風に明確に分けられてたけど、それの意図はなんだろ?
山下さんも「雪やまぬ夜二人」(流星ミラクルC/W)とか、「ホットミルク」とか、シングル級の曲を作る作曲能力はある人だと思うのだけれどねぇ。

コメント映像とか見てる限りでは、全然仲悪そうな感じはしなくって、むしろ和気あいあいな感じのばっかりなんで、仲悪いとかじゃないと思うんですけど。

まぁ、その辺は今後のシングル・アルバムでどう出てくるかってことで、今後も要チェキってことですかね。


このアルバムを聞いて思ったこと、その3。

「いいアルバムじゃん!」

 

・・・・結局それかいっ!ってツッコミが来そうですが。


シングルの良さはこのブログでも散々言ってきましたが、正直アルバムでここまでちゃんと「押し」(シングル曲)と「引き」(アルバム曲)が上手く出来ているとは思いませんでした。ややゴツゴツした感触が残るアルバムではあるけれど、それがいきものがかりの味でもあるし、1stと言うことを考えると、今後のいきものがかりが非常に楽しみになるアルバムになっていると思います。

 

次のアルバムでは「花は桜 君は美し」のリメイクを必ずお願いします!(しつこいって)



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