FT8の定型通信にも飽きが来たら少しだけでも変化を入れられるRTTYなどいかがでしょうか?
IC-705でMMTTYをFSKで設定する
JR3HHT 森OMが開発し、世界中で広く利用されているフリーソフトを最近入手したIC-705でも移動用に使ってみようと設定ができましたので忘れたときの要人にその設定条件をまとめておきました。今回のシステムはIC-705とPC(Windows 10, 64bit)間をUSBケーブル1本で接続し、運用できるようにすることです。
今回の記事がどなたかの参考になれば幸いです。
注意項目:
- USBケーブルを接続前にICOMの下記ダウンロードサイトからダウンロードしてインストールを行ってください。
https://www.icom.co.jp/support/drivers/5074/
私の場合はそのままつないでもCOM Portを認識したので大丈夫と思い勧めましたが2つのポートが新規に始まりますがどちらがCI-Vなのかがわからず、右往左往してしまいました。ぜひオリジナルのソフトをアイコムから導入されることをお勧めします。
- IC-705側のUSBキーイングの設定が設定画面からUSBキーイング(RTTY)をUSB(B)RTSの設定に変えることでした。 ここにたどり着くまでにはずいぶんと悩みました。
MMTTYのインストール
個々の設定ではJI1UUI野間OMのサイトが詳しくて参考になりました。
https://novice-style.blogspot.com/p/ic-705mmtty.html?m=0
ここでMMTTYは海外の有志たちがメインテナンスして最近バージョンが1.70Kになっていることを知り、早速バージョンアップしました。(2021年3月現在)
URLはhttps://hamsoft.ca/pages/mmtty.php
にありました。
COMポートの確認
ICOMのURLからインストールしたUSBドライバーをPCのデバイスマネージャーのポート(COMとLPT)から確認して下記のポートを確認し、COMxのxに当たる番号を確認しておいてください。
IC-705 Serial Port A (CI-V) (COMx): 無線機制御用
IC-705 Serial Port B (COMx): 信号生成用
私の場合はそれぞれCOM5とCOM4でした。
さらに、MMTTYの設定のためにPort A,Bのボーレートを確認しておく必要があります。私は57600ビット/秒に両方ともに変更しました。
MMTTYの送信タブ設定
MMTTYを使うには設定画面に各情報を入れる必要があります。
オプション→設定画面→送信画面を開きます。
MMTTYではコールサインを入れないと送信しないようになっています。
PTT&FSKのPortでEXTFSK64を選択します。(32ビットWin10の場合EXTFSKを選択する)
OKを押すと初めての場合次のようなEXTFSK64のウィンドウがポップアップします。
次回以降ではこの窓がタスクバーの中に埋め込まれています。
でStatus:OKを押します .
JA7UDE大場OMがEXTFSKとEXTFSK64の違いについては詳しく記載されています。
https://www.qsl.net/ja7ude/extfsk/index.html
ご参照ください。
Radio Commandを設定します。
PTTをチェックしておかないと送信しっぱなしになりました。要注意です。
さらにその他のタブではCOM-TxD(FSK)を選択しました。
USB Portの選択はAのままで大丈夫でした。
最後にSoundCardのタブの設定です。
FSKの設定なのでスピーカーの設定は必要ありませんでした。
サウンドカードを複数使用されている場合はそれぞれの名峰をわかりやすい名前に変更していると迷わずに設定ができます。
IC-705の運用設定
IC-705の外部端子設定が必要です。
MENU→SET→2/3外部端子→USB SENDキーイングえお選択します。
私はこの時DigitalSoundCWも一緒にインストールするためにキーイング(CW)もRTSに変更しています。
これでRTTYも送受信できることになります。 送信するには免許にF1Bが含まれている必要がありますので確認したのちに送信するようにしてください。
ちなみにDigitalSound CW(JA3CLM作)ではこの設定のままCOM4,RTSの設定で使えました。
以上
2021/Mar.30
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