一錦金鋒の読書防備録と生活奮闘記

読んだ本の紹介、感想。たまに日常に起こったことの記録

古市幸雄著 「1日30分」を続けなさい

2019-08-10 12:01:58 | 書籍
本を読む目的
勉強を続ける方法、効率よい勉強方法を探したく本を手に取った。
資格試験等は頑張るのに、普段の勉強は続かないのを打破したい。

質問1
なぜ大人になっても勉強を続ける必要があるか?
・他の人と差をつけるのは「卒業後にどれだけ勉強を続けたか」である。

・高卒、三流大学卒のハンデは継続的に勉強すれば克服できる。
 ぶっきらぼうな言い方であるが、大学に行ってない私にとっては心強い。年齢的に遅いと思うが「信じてみるだけの価値」がある。

・私たちは過去の知識で収入を得ている。

・自己投資をすると、必ずリターンとなって帰ってくる。
 すでにそこそこの金額を投資しているので、信じたい。



質問2
勉強を日常的に続けるにはどんな方法があるか?
・勉強にはタイミングが非常に大切。
 「勉強したい」と思ったときがベストのタイミング。一番意欲が高い。この機会を逃してはいけない。

・1日30分~1時間の勉強を習慣化して続けるのが効果の良い方法である。
 この場合は、机上の勉強のほか、セミナーや自分を高めるための読書も含む。

・3日坊主も年間50回繰り返したら150日勉強したことになる。
 これはなるほどと思った。いつの間にか勉強をおろそかにしたときは、気にせず気が付いたときにまた始めよう。

・入浴中に本を読むのが効率的。
 
 勉強時間が一番大切、その他教材や集中力、すでに持っている知識が足される。

・気分が乗らないときは思い切って3日ほど勉強しない。

・「勉強時間が少ないかな?」と感じる時間にとどめて、それを毎日繰り返すと習慣化しやすい。
 結果的に蓄積量が増える。

・「~したら、~する」ではなく「〇〇までに~する。そのために~する」に思考を変える。
 「試験に合格する。そのためにはx日から〇〇時間の勉強をする」

・手帳で目標設定すると叶いやすい。
 人の行動は大半が無意識の状態で行われている。目標を何気なく目にとどめることによって無意識を動かす。
 目標を毎日繰り返し読めば無意識が変わる。


質問3
効率良い勉強方法はあるか?
本は消耗品。しわになっても知識を吸収するのを第一に。

・長期記憶方法は定期的な復習にあり。
 勉強する→1週間後に復習する→(最初の勉強から)3週間後に復習する→(最初の勉強から)7週間後に復習する。
 ☆これは重要。資格試験のような短期集中で勉強するとすぐ忘れてしまう。 
  復習するタイミングをみて、忘れないように読み返すと記憶に残りそうだと思った。

・勉強がもたらす最大の要素は時間。
 y=勉強の成果 a=教材やサービスの質 b=集中量 x=勉強時間(ここが2乗になる) c=過去の勉強の蓄積 とすると・・・
 y=a×b×x^2+c

・会社でも勉強時間を捻出できるよう仕事も効率よく。最初に仕事を処理する時間を決めて仕事にかかる。

・体調の良いときに効率よく勉強するのが知識を吸収するコツ。

・全く生産的な活動をしていない時間を減らす。
 電車の中等の時間を大切にすること。

・集中力が高いときに勉強して、低いときは勉強を避けるべき。
 以外な言葉だった。野球の1000本ノック、剣道のかかり稽古のごとく勉強しろというのかと思っていた。
 やはり効率は大切。しかし効率的にと意識しすぎず、集中力を確認する程度にしたい

・30分勉強して15分休憩するのがスタンダードに効率的。あとは自分の良い時間配分をする。
 その方が疲労度が少なくて済む


質問4
その他
・凡人は遅咲きで良いので毎日コツコツ続けて最終的に勝利すれば良い。人生ゲームと同じで、最後に笑えれば良い。
 勉強商法の人達の餌食になりそうな言葉であるが、終わり良ければ総て良しということか。
 確かに老後に笑えるなら最高である。マクドナルドもケンタッキーも遅咲きの人が作った会社だそうな。

・本を読んでもためにならなかったと感じるときは2つの理由がある。
 ①その本に有益な情報が載っていない。
 ②自分がその本を読むレベルに達していない。

・勉強の成果はすぐには出ない。焦らないように。

・寝起きに熱めのシャワーを浴びると体の目覚めが早まる。


感想
ここには書けなかったが、かなり過激な内容も含まれていた。
しかし、ひたすら勉強しろと言ってはおらず、勉強で身を立てた人にしては一般的なことを書いていた。
著者は英語や大きな資格だけてなく、車の運転や写真の技術等も勉強で、それがお金を生んだと言っている。
自分にとって当たり前と思っていた技術が実は収入を増やす要素になるかもしれない。
技術のブラッシュアップは大切。
私はプレーしないが、ゲームに詳しい人にも収入を得られる技術が眠っているかもしれない。
ゲームを暇つぶしと思っている知人にアドバイスしてみようと思う。
勉強をしたいと思っている人には、一度読んでも損は無い本だと思う。