お約束の(^O^)/ 2回目の補講です。
今回は、みんなが乗艦している、MS運用艦グリフィンについて説明しますね(^O^)
写真は、「ギレンの野望」というPS2のゲーム攻略本(ティーツー出版)から、
絵を写メしました。 (無断使用、お許しくださいσ(^^))
左の宇宙船がコロンブス改級補給艦で、右がジムコマンドGS(宇宙仕様)の絵です。
では、説明を・・・
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<乗船艦>
「MS運用艦グリフィン」を母艦としています。
(写真は改造のベースにした「コロンブス改」の写真です)
制式登録名称:EFSF(Earth Federation Space Force) 1115 GRYPHIN PATROL
つまり「グリフィンパトロール」が制式名称ですが(小文字ならGryphin Patrol)
略して「グリフィン」と呼称しています。
グリフィンとは、鷹の羽とライオンの下半身を持つ伝説上のドラゴンで、
欲に目の眩んだ人間を処罰するという言い伝えがあり、「正義」を意味しています。
後のティターンズの拠点となったサイド7のグリプスやグリプスⅡと同じ意味
(読みが異なるだけ)ですが、関係はありません。
コロンブス改型補給艦を改造した艦船で、簡易カタパルトを装備しモビルスーツ
運用艦に改装されています。このような改装はガンダム作品の設定上記録にも
多く残っており、MSを運用する艦の不足を補っていたようです。
今回は、その設定を使用していますが「改装されて使用された」との記述しか
無い事から、「コロンブス改をベースの改装」以外の設定は全て私が設定しています。
<乗船艦:私が設定した内容>
船体の表面にはモビルスーツのシールド(盾)の塗装と同じく、対ビーム
コーティングを施され、内壁を二重化し、戦闘艦としての本格的な改造が行われて
いる。との設定です。
艦はカーゴ(貨物)ユニットを左右に2つ抱きかかえるような形状ですが、
2個のカーゴユニットの左側をMSデッキに改装し、右側は基本的には、旧来からの
貨物室です。(内壁の工事は行われていますが、クレーンはそのまま設置されています)
尚、貨物室には旧来から戦闘機等が着艦する事があったため、着艦ネットの装備は
設置されています。
艦の中心部が船の基幹部分であることが絵からも読み取る事ができますが、
各フロアの設定は、勝手に決めています(^O^)
4階には、コントロールデッキ、火器制御装置(FCS制御、CIWS制御)
3階には、移住区画、艦長室やパイロットなどの士官室と兵達の宿泊施設
2階には、トレーニングルームや食堂、看護室などコモンエリア
1階には、飲料水タンクや推進剤タンク、中距離ビーム砲の制御コントロール室
MSデッキには、1F~3FはベランダがMSデッキ内に突き出しており、空中を
移動できます。(階段やエレベータもありますが・・)
ただし、4Fにはエレベータと非常時使用のはしごでしか、行く事ができません。
機関部は艦の後部で、左右のカーゴユニットの後部にもブースターロケットが
設置されています。
推進は、推進剤を使用するスラスターとロケットエンジンの共有型ですが、通常は
スラスターを使用した推進を行います。
レーダは設置されていますが、ミノフスキー粒子の影響を受けることから、その他の
機器として、熱源をサーチする「サーマルセンサー」を装備しています。
艦外通信は電波通信も行いますが、上記同様にミノフスキー粒子散布時は
レーザー通信を行います。
なお、MS同士の通信も上記同様ですが、震動を利用した、ガンダムの世界では有名な
「ふれあい通信(MSの手などを相手のMSに触れることで震動を伝える方法)」も
ミノフスキー粒子が多いときや通信を誰かに聞かれたくない時などで使用します。
※ミノフスキー粒子:この粒子は電子線を吸収する性格があることから、散布すると
レーダー等の電子波が吸収され無力になってしまいます。そのため、電子戦が否定
され、MS等での白兵が宇宙世紀での戦闘形態になっています。
ですから、無線制御でのミサイル攻撃等が出来なくなった訳ですね。ミサイルは
有線誘導か、熱源サーチ、または定点であれば、目的地を初期入力したプログラム
コントロールになります。
<乗船艦装備:MSデッキ>
カーゴユニットの左側をモビルスーツ(MS)デッキに改装しています。
簡易カタパルトはMS射出時の反動衝撃の影響を、艦が少しでも受けにくいように、
艦の中央に近いカーゴスペースの内側に設置されています。そのため、着艦時は、
カーゴスペース入り口(前面のゲートが上下に開きます)の外側に着艦する事に
なります。尚、着艦時に艦の内部に影響が出ないよう、着艦用のネットが二重に
張られます。
カタパルトは火薬型、蒸気型、電気型などがありますが、ここでは、トルクも
強く、速度も速いリニアモータ型と想定しています。
モビルスーツ用の整備ブースがカタパルトと平行に4機分並んでおり、
モビルスーツは各整備ブースに係留されています。MSデッキの奥には弾薬庫や
MS用推進剤倉庫等があります。
パイロットはモビルスーツに乗機した後、カタパルトに移動し、射出を
待ちます。尚、モビルスーツの足裏には、電磁石が装備されており、艦内を歩いて
いるように見えますが、すべて無重力です。σ(^^)
カタパルトにはかがみこむように乗り、スキーのジャンプのように、MSの足で
蹴るように押し出し飛び出します。初速を少しでも上げるためですね。
MSデッキの正面ゲートを空ける前は空気を抜きますので、MSデッキクルーは
ノーマルスーツ(宇宙服)を着用しなければなりません。
(まぁ、第1種戦闘配備の際は、全員着用ですが・・)
カーゴユニットの右側は上記にも書きましたが、カーゴ(貨物)スペースです。
モビルスーツ等の修理用パーツなどを搭載しています。しかし、前面部分は広い
カーゴスペースを残して(荷物は満載ではない)いますので、ゲートをあけて、
MSや宇宙戦闘機などの着艦は可能です。しかし、カタパルトはありません。
もし、こちらから発進する場合は、カーゴスペースの壁を蹴って、飛び出す
しかない訳です。しかし、修理する際はこちらのスペースに移動するほうが
修理用パーツもあるので便利だと考えています。
<乗船艦装備:火器>
中距離ビーム砲1門(FCS制御)。制御はコントロールデッキ(4F)で制御可能ですが、
艦の1F部分に、個別の制御室が設置されています。
ミサイルは8本装備されており、発射管は左右に1門づつの計2門。カーゴユニット
の上部に設置されています。艦内から見ることは出来ず、外付けです。
尚、FCS制御であり、ビーム砲と同一の火器管理システム下におかれています。
艦の上部と前部に重機銃(ガトリング砲)が2機ずつ装備されており、個別の制御
(CIWS制御)となっています。このガトリング砲は別名バルカン砲と呼ばれ、ミサイルの
迎撃等に使用されます。2連装である理由は・・ 弾幕を張りやすいから・・ かな?
特に理由はありません。尚、通常のガトリング砲では1200発~1600発を1分間に撃っちゃい
ますが、それほどの高速給弾は不要であり、600発/1分ほどのスピードかな?と想定
しています。(それでも1秒に10発ですね、まぁ連続に使用すると数分で弾丸が無くなる
って事には変わりありません) しかしながら、艦ですので、ある程度の弾数があり
ますが、連続で5分ぐらいの量と想定しています。尚、500発撃つと弾倉が空になります
ので、約10秒ぐらいの弾倉の取り替え時間が発生します。尚、連射の場合、砲身が
高熱になりオーバーヒートを起こしますので、1掃射は5秒以内にする事も重要です。
下部に重機銃(ガトリング砲)を設置できない理由は、構造を見ていただければ推測
できるように、左右のカーゴユニットが邪魔になり、仰角を取る事が出来ないからです。
この事から、火力的には非力であり、下部に弱点があることが理解できます。
<乗船艦装備:要員>
艦の運用は登場人物だけで動かす事はできません。本編に登場しない色んな人たちも
それぞれの役割で乗艦しています。その役目や構成を簡単に説明しておきます。
・コントロールデッキ
艦長 ;艦の責任者 マメハ大佐
副艦長:艦長の補佐、代行など クロヒッツ少佐
参謀 :作戦の計画実施責任者 マスミン特務大尉(中佐権限)
航海長:航海計画と実施責任者、今回は、艦長が兼務としています。
砲雷長:火器管制責任者、 今回は、副艦長が兼務としています。
機関長:艦の機関部責任者 出て来ていませんσ(^^)
MS隊長:モビルスーツ隊の戦闘指揮官、MSの搭載機数で中隊か小隊になります。
ワサビィ大尉
※ここまでは士官(佐官や尉官)で構成され、主にコントロールデッキで任務を
こなします。他のコントロールデッキの要員は、操舵士、通信士、索敵士、
火器管制士(FCS制御)、火器管制士(CIWS制御)、MSオペレータ、連絡員等がおり、
士官や下士官で構成されています。
この中で、MSオペレータが、ユカ少尉です
・艦の中央部
艦の中央部には要員のための様々な設備がありますが、それぞれの設備での要員
が乗艦しています。主な施設は、救護室(救護班)、食堂(主計班)、トレーニング
ルーム(主計班)、士官室&宿泊施設(主計班)、機関室(機関部)などです。
機関室が「部」であるのは、機関長が居るからで、他の班には士官または下士官
が班長として勤務しており、その配下には数名から10数名の下士官や兵が居る事に
なります。
尚、主計班は細かに係りに分けられており、その責任者が艦長になっています。
会社で言うと、総務や庶務の仕事になります。
また、MS隊要員には艦の中央部に士官室が用意されており、そこで待機をします
場所はMSデッキに一番近い個所に設置されています。
この中では、救護班、コンペット准尉
MSパイロットが、ヒロ中尉、リン少尉、ミィ少尉です。
※MSパイロットですが、パイロットだから、少尉(士官)なのではなく、士官学校
上がりが、少尉となります。ですから、少尉は「若い士官」という意味も含まれます。
たたき上げのパイロットには曹長、軍曹、伍長という下士官も多いのですが、
今回の話の中では現時点で士官ばかりになっています。
ただ、地上で戦う陸軍では、下士官のパイロットが非常に多いのですが、空軍の伝統
を引きついているMS隊では、士官がパイロットである事が多くなっています。
それは、急に敵を見つけても、連絡を取り合い、チームで戦う陸軍と、単機で戦う
事が多くなる戦闘機やMSでは、その場その場の判断を求められる事が多いことから
判断を下す権限がある士官(佐官や尉官)をパイロットにしているケースが多いのです。
尚、下士官(曹長、軍曹、伍長)の最高位が准尉であり、士官扱いとなります。
最後に、宇宙軍は海軍の伝統を引き継いでおり、MS隊との文化には差異があるよう
で、中には艦の所属とMS隊の所属が異なるケースもあったようです。しかし今回は
所属を正式に任命し、艦の所属としています。
・MSデッキ&カーゴスペース
主にMSデッキオペレータと呼ばれる運用班とMSの整備を行う整備班が勤務して
います。班長は士官や下士官で構成されます。
尚、カーゴ(荷物)スペースや倉庫などの管理(部品管理)も整備班が担当しています。
この中では、整備班長、サミー曹長、
運用班長(MSデッキOPリーダー)、ターチン軍曹です。
(階級については他意はありません、
話にリアリティを出したいため、このような階級としています)
MS1機に2~3人の整備兵がそれぞれ担当し、また専属のチーフも1人ついて
います。ですから、整備班長の配下には15人から19人ほどの部下がついている
事になります。
このように見ただけでも、100人以上の人間が我グリフィンに乗艦している事が
理解できると思います。
たった、1小隊の4機のモビルスーツを運用するだけですが・・
運用にはものすごいコストがかかっている事が理解できますね。
ということで、グリフィンの説明を終りま~す。
次回は「MS小隊」について説明しますね ではでは(^O^)/
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<本編>
「<第1話>宇宙暦0079年 12月11日・・・」http://blog.goo.ne.jp/ichigowasabi/e/5a747c41d00b1628eb0c8e21e849a9e6
「<第2話>ソロモン海戦まであと13日」http://blog.goo.ne.jp/ichigowasabi/e/3657079adce925aa852a122ddf8467dc
「<第3話>敵襲!」http://blog.goo.ne.jp/ichigowasabi/e/febb0ea54cab1eec8a5e43ef3c1fc04e
「<第4話>ESFSグリフィン 発進!」http://blog.goo.ne.jp/ichigowasabi/e/442a20813586f90d0374f30ede983102
「<第5話>訓練開始!」http://blog.goo.ne.jp/ichigowasabi/e/69b4168945e2ac0387709862e531bf2d
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<補講>
「ガンダム外伝を楽しむための補講(1)ラグランジュポイント」http://blog.goo.ne.jp/ichigowasabi/e/5568bd9e6a727ee790bc1ebec0e0042c
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(2007/05/29 04:41)