最近当方ががんの末期の患者さんに対して往診にいった訪問診療料を切ってきました
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書いている日本語の意味がよくわかりませんが、実際に行った往診料を削られるというのは
手術をしたのに、手術代を削られるみたいなものです
納得のいかないわたしは開業医4000件が参加するあるメーリングリストで
「昨年の10月末に病院でのペインコントロールが悪く、
「家で最期を過ごしたい」という患者を診ました
10月27.28.29.30日と連日訪問診療を行ってペインコントロールを行い、
痛みが落ち着いたので、31日は休んで11/1.2と往診して患家で看取った方に対して
「訪問診療は計画的に行うものである」といって訪問診療料を削ってきました」
みんなどう思う?ちょっとみんなで文句いわないかとこの査定の理由を問うてみました
すると、「訪問診療料は急性期など週4回以上の訪問診療が必要となった場合は、14日を限度に訪問診療の回数制限は取り除かれるが、レセプトに必要な旨(理由)②必要を認めた日③訪問診療を行った日を記載すると 医師会より出ている「適正な保険診療の手引き」に記載されていました。
地域ルールもあるかとは思いましたが、レセコメが必要だったのかもと思います。」とか
「既にご存知のことかもしれませんが、原則として訪問診療は週3回まで、です。
例外となる疾患に、今回先生が対応されたような①末期の悪性腫瘍、他全部で20例の提示があります。
もしかしたら、ではありますが・・・
悪性疾患の病名に「末期」がつけてなかった可能性があるかと思いますがいかがでしょうか?」
「在宅酸素等が入ってなくて訪問看護を自院からいかせている場合なら
在宅がん医療総合診療料の請求がすっきりしています。
井出先生の請求の仕方が悪いわけではないと思いますが
10/27、/29,/11/1を訪問診療にして
10/28,/30、11/2を往診にすればよかったのかもしれません。
(往診は患家の要請によるものですが・・・)
どれだけ大変な症例だったかをコメントするのも保険者を納得させるには有用です。」などと
さまざまな意見をいただきました
しかし、患家の求めに応じて訪問するのが往診、あらかじめ予定して(計画して)訪問するのが訪問診療です
10/29は往診ですので、訪問診療料を1週間で3回とっていません
(レセプトは通常’月’ごとに区切られます)
査定を受けたときには翌月その患者は死んでおり、酸素もはじめから入って、「末期」の病名もついています
削られた根拠が
よくわかりませんでした
死にかけの患者さんは不安で家族も患者本人もよく呼んできます
ひどい場合は1日に6回も往診に呼ばれたこともあります
しかも、われわれは患者さんに求められたら、基本的に拒むことはできません
死んでいく不安な人間に「残念>< 週に3回までなので、行けません」などともいえません
この患者は病院の緩和ケア医のペインコントロールがへたくそで
家に帰す直前にバタバタと麻薬の処方をイジった方で
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その対応にもかなり苦労しました
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そういうことはないのに、「オキシコドンは肝代謝だから肝機能障害には禁忌だ!塩モヒを使う」といって、患者さんがそれまで飲んでいたトヨタの薬中女ハンプが愛用していたオキシコドンからモルヒネ注射剤に勘違いして切り替えたのです
注射薬で痛みをコントロールされていると、患者さんはお風呂に入れなかったり、注射の麻薬を扱える薬局も限定されます
制限ばかりで益はありません
わたしが「注射剤で帰されると、せっかくの在宅なのに風呂にも入れられない。フェンタニル(貼り薬)とかダメなんですか?」と地域医療部のナースに問い合わせると、
「緩和ケア医の先生がフェンタニルは肝代謝だからダメだといっています」と返してきた
しかも、肝機能障害のひとにフェンタニルを使ってはいけないという根拠もプアです
帰す直前に麻薬の処方がクルクル変わり、その準備をさせるのに薬局の選定にも苦労しました
ほとんどの場合、麻薬の処方をされている患者は死んでしまいます
薬局にとって死んでいく患者のために数十万円の麻薬を仕入れて使い切られればよいですが、
その多くは’不良在庫’として残ってしまいます
麻薬はその特殊性からいったん仕入れると返却できないのです
それを直前にコロコロ変える
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麻薬の剤型により使える注入ポンプの型や種類も変わります
在宅導入前も、在宅導入後もその対応にバタバタしました
ペインコントロール不良のまま在宅に帰され、連日往診し、なんとか患者さんを落ち着かせ、
「んじゃあ、次は月曜に来るからね ^^」といって帰りましたが、
10/29に来た巨大な台風が荒れ狂う中風速20-30mの危険な状態の中、ご家族に「意識がおかしいから来てほしい」と呼ばれました
「いま風がものすごいですけど、行った方がいいですか? ^^;」「はい・・^^;」というので
往診しました
それで連日訪問となったのです
真横から吹いてくる風に傘など意味がなく、ズブ濡れになりました
帰りにはいろんな木の枝や木自体が折れており、看板が飛んで、近くのコンビニの入り口のサッシが割れていました
そんな中苦労して往診した患者さんの訪問診療料をよくわからない理由で査定してきたのです
ただ机に座ってひとのアラを探して削ればいいだけのお気楽な仕事とは違います
そこに自称「審査員をしている」という爺医からの投稿がありました
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「審査員も大変な仕事だから、思いやれ」?
わたしはプチ切れました
「審査員も大変な仕事だから、思いやれ」?在宅の保険のわからない人間は黙っていなさい、そういう人間は審査員をやるな
爺医を冷たくあしらいました
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福島の汚染土民もこういう人間に切り捨てられます
基本的に医師会というのは適当に食事してナアナアでダベって仲良くしていれば勝手に仕事が舞い込んできます
それをよしとして’使い勝手のよい’人間は次第に医師会の中でも上の方にのぼっていって、審査員とか・・・協会理事という仕事が舞い込んできます
別に’医者’をやらなくても、生きていけるのです
そういう人間は国にとっても’使い勝手のよい人間’になります
こういう情のない仲間も平気で切り捨てる爺医に福島の汚染土民もやられます
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後日、結局切られた根拠がわからなかったわたしは基金に直接電話して
その切られた根拠を尋ね、在宅医療の保険制度について諄々と説きました
すると、天下りクズ役人は病院のレセから大変な症例であること、調剤薬局の処方から家に帰ってからもかなり大変なケースであったこと
翌月すぐに亡くなっていることから、バタバタ呼ばれるケースであったことを認め、
「担当した審査医があまり在宅のことはよくわかっていなかった」ことを認めました
しかし、自分たちのミスなのに
「わたしたち(事務)には(すでに’査定’になってしまっているので)どうしようもない。申し訳ありませんが、’医療機関再審’制度で再審査請求してください」といってきました
それはレセプトを取り戻して、1日、1日点数を書いて解説するという非常にやっかいなものだったのです
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がんの患者も大変ですが、
がんの患者を受け入れる方も裏ではかなり大変なのです
ほとんどの人間に理解不能なクズ役人どもが机上で定めたクズ制度のおかげで
土民はひとの心のない自分たちさえよければよいという’使い勝手のよい’爺医と
この患者にもがん患者を診る医者にもやさしくない制度のはざまで
将来必ず苦労します
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汚染土民とその周辺に住む連中はそういうのを死ぬまでに
理解するだろうか?
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