Rー50人生100年時代の私のライフデザイン。定年後の定年のない人生。終身フリーランス。

Rー50、50歳未満入場禁止。年金に頼らず楽しく仕事を続けていくためには、しっかりしたライフデザインが必要です。

ビル管理:新型コロナ感染拡大下でも一向に仕事は減らない慢性的人手不足の業界

2020年08月02日 09時42分00秒 | 60歳過ぎての独立
久しぶりに同じビル管理業界にいるM氏と会食。

会食と言っても高級割烹やこじゃれた店ではなくハンバーガー屋。そもそもこの業界の人間に高級割烹や気取った店は似合いません。

場所は紀尾井町の「The Burger Shop」。前回のトランプ大統領来日時にここのハンバーガーを食べたとか。



私は4回目の来店。パテの肉は、ナイフでミンチにしたような歯ごたえがあり最高。

アメリカで食べたハンバーガーと比較しても、ここのバーガーが今のところ一番。

さて、M氏とは月に1回程度、お会いして情報交換をしています。

新型コロナ感染が騒がれ始めて5か月以上になりますが、設備管理の保守契約が解除になったケースはお互いになし。

コロナの問題があってもビルが逃げ出すわけではないのであたりまえですね。

むしろ、感染対策でドアノブや事務所の机の清掃、トイレの清掃の頻度の増加、事務所内の換気などの仕事が増えています。

一方で人手不足は深刻。入ってくるのはド素人のみ。3年頑張って現場で経験を積んでくれればいいのだが。

というのがM氏との共通認識。

在職中に第三種電気主任技術者、ビル管、等の資格を取り、退職後、ビル管理会社で3年修行。

ということを実践すれば、「Withコロナの時代」を乗り切り、経済的にも多少余裕のある退職後の生活をすることができます。

コロナの影響で世界的に大きな経済危機が迫っているのは明らか。国は財政破綻しているので救ってはくれません。

ビル管理とは関係ありませんが、お金に余裕があったら「金」を買っておきましょう。スーパーインフレ対策として。





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Coffee Break:日本総合研究所・藻谷氏のセミナーに参加して

2020年07月25日 16時57分40秒 | 60歳過ぎての独立
便利になりました。パソコンがあれば、ネットでセミナーに出席でき、よい勉強になり、刺激ももらえます。「インプットなくしてアウトプットなし」です。

昨晩の(株)日本総合研究所・主席研究員・藻谷氏の「コロナ後の世界、東京、地方の新たな関係を模索する」もそのようなセミナーの一つでした。藻谷氏のセミナーは、常にデータに基づく考察であり説得力があります。(以下、提示する資料そのものは6月4日のセミナーの配布物)

異次元緩和をしても一向に伸びない個人消費。何故か。(賃金が上昇しない環境下では)個人消費は就業者数と連動。





人口が減れば個人消費は減る。現在、就業者数を微増させているのが女性と65歳以上の男女。



異次元緩和で株価があがり儲かった65歳以上の方もいるかと思います。株の運用に頭を使うのも悪くないと思います。私も20年くらい前はやっていました。ただ、市場の流れを読むだけなので(何をいっているこの馬鹿者と言われそうですが)達成感がありませんでした。

65歳以上の就業者はこの10年で60万人以上増えています。私もその一人です。65歳以上で働いている理由は様々だと思います。私のように年金をあてにしない方針のもと、健康のためにも知的な労働を続けていくという人もいるはずです。

死ぬまでやるぞ!!かけがえのないない人生への欲求を求めて!!(実はまだこの境地には達していない。煩悩があまたある)

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ビル管理:契約時の留意点。実は有給休暇はないんです。

2020年07月18日 16時47分37秒 | 60歳過ぎての独立
このところ仕事の密度が濃く、胃が痛い日が続き、また、カミさんが風邪で倒れたこともあり、先週、私も休みました。

「代休」です。

現在の仕事は私個人の会社と米系ビル管理会社との契約で、この米系ビル管理会社が受注したヨーロッパの証券会社の設備管理を行っています。

土日祝日は工事がない限り出社不要ですが、平日に休んだ場合は、休業扱いとなり売り上げ減です。
また、土日祝日に工事等で出社した場合は代休をもらえることになっています。
この代休を貯めて、平日の休みに活用しています。

よって、1年間で考えると土日・祝日全部の日数のだけ休めることになります。

今年の例でいうと、

土日:104日
祝日+契約先の休み:17日
計121日

で、年366日のうち33%休みです。

実はその前の契約先が日曜日のみの休み(年約52日)だったので、今は天国のように感じている次第。

しかし、

一般の会社では有給休暇が10日以上あるので、契約時には(個人であろうと会社であろうと)有給休暇を加味した契約を結ぶことをお勧めします。

休みは多いに越したことはない。飲みに行く余裕も必要。コロナ注意だが。
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ビル管理:ちょっとした職業病

2020年06月28日 09時49分25秒 | 60歳過ぎての独立
先週末、3か月半ぶりにカミさんと銀座に繰り出しました。車が少ないせいか、銀座の柳も例年より色つやが良い。



人出はザックリ、新型コロナ前の6割程度でしょうか。外国人は見かけましたが、観光客ではなく大使館員など日本に常駐されている方々のようでした。





銀座に来た目的の一つがこれ。日頃、食べている回転ずしとは段違いの旨さ。給付金が入ったから来た訳ではありません。
このようなちょっとした贅沢をして、生活に潤いを持たせるために67歳で働いてる訳です。



銀座に来た第二の目的はGINZA 6にある銀座蔦屋。息子の漫画が置いてあることを確認。よしよし。



安心したところでスタバでお茶した後に、屋上の庭園を一周。

どうしても周りのビルの屋上が気になってしまします。ビル管理上重要な空調機の室外機や電気設備などがどっさり。
これらの設備を故障なく維持しなければならないビルのオーナー、その保守管理を請け負うビル管理会社。

ビルは簡単にはなくならないので仕事は相当あるし続きますね。












<東京タワーを借景に>


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新型コロナウイルスで景気悪化、仕事はなくなるのか。この業界への影響は。

2020年04月16日 03時29分10秒 | 60歳過ぎての独立
今朝7時過ぎに調布を出た京王線各駅停車の車内は、座席に若干の空席があるものの、接触を避けるためか吊革につかまっている人が13人、スカスカではありませんでした。

客層はネクタイにスーツ姿の男性と如何にもオフィスで働くであろうという服装の女性が合わせてざっくり4割、残りはカジュアルな服装の男女および作業服の男性が若干といったところでした。ビル管理業界の人間は営業でない限りカジュアル組です。

新型コロナウイルスの影響は、ジワリとビル管理業界にも影響を与えています。例えば休業してしまったビルの場合、受付けや清掃の業務はなくなります。警備や設備管理も縮小されますが、ゼロにはできません。警備は防犯上の理由から必要ですし、ビルの設備もメンテを継続しないと不具合の原因になります。また、法定点検もあります。これらを担っているのが、上記のカジュアル組の一部でしょう。

アメリカでヒスパニック系の人の死亡率が高いのは、在宅勤務ができない職種に就いているからだとのことですが、ビル管理業界で働く我々もそのグループに属すると言ってよいでしょう。

「仕事は少なくなるが、ビルがあるかぎりゼロにはならない。もともと人手不足の業界なので、他の業界よりインパクトは少ない」と考えます。

新型コロナは大きな不況のトリガーとなるでしょう。でも、何とか生き残れそうなのが、この社会の底辺、インフラを支えるビル管理業界ではないでしょうか。

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新型コロナウイルス対策 - 2例目の発症、緊急事態宣言は出たけど変わらない日常。これで大丈夫か。

2020年04月11日 17時43分58秒 | 60歳過ぎての独立
先週、お知らせしたように職場(正確には私のクライアントの職場)のビルの異なる階で、3月4日(土)、二度目の新型コロナウイルス感染がありました。みんなどんな反応をするか心配しながら月曜日に出社しましたが、全く通常と変わりませんでした。それもそのはず、私はビル側から直接、連絡を受けますが、一般社員は会社からのメールによる「お知らせ」で知ります。

この発症を一般社員が知ったのは、9時半ごろ。「キャー、どうしよう」「やだー」などと騒ぐ人は一人もおらず、皆、普通に淡々と仕事をしています。さすがプロフェッショナルといいたいところですが、本当に心配してないのでしょうか。会社からの「お知らせ」の内容は、「別の階での発症であり消毒も実施済み、濃厚接触者は在宅に変更されているから大丈夫」とのことでした。皆さん素直です。

翌日の7日(火)、私は在宅勤務で、安倍首相の緊急事態宣言は、自宅のTVで見ました。明日の出社はなしかと期待していましたが、クライアントから「お知らせ」がなかったので、翌日の8日(水)は通常どおり職場に向かいました。京王線は、1割くらい乗客が減ったのでしょうか、座って新宿まで行けました。それでも新宿で見かけた通勤客は、先週までとそれほど変わっていませんでした。山手線も座席はすべて埋まり、吊革につかまっている人もかなりいました。コロナ前、ぎゅうぎゅうだったときに比べればスカスカとも言えますが。

昼ごはんどうしよう、コンビニ弁当か、と考えていましたが、飲食店は時短して営業、助かりました。

10日(金)は、また、在宅勤務となったので、その後の様子は分かりませんが、来週も特別な「お知らせ」がない限り、職場に行くことになります。この職場に限らず、特に金融や飲食店などのサービス業の人は、仕事があるかぎり出社するのでしょう。

職場を起点としたクラスターが発生しないこと、知人、友人、家族が巻き込まれなことを切に願います。

<大崎を流れる目黒川の桜は満開だったが>

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新型コロナウィルス対策 - 在宅勤務も開始

2020年04月11日 14時45分50秒 | 60歳過ぎての独立
先週から週2回の在宅勤務が始まりました。

自前のパソコンですが、職場(私のクライアント)のネットワークに接続し、メールだけでなく、データベースや各種システムにアクセスして通常通り仕事をします。
職場では複数のモニターを使っているため、自前の大型のモニターとは言え、複数の資料を見る場合には不便を感じます。

また、自宅のプリンターには出力できないため、紙を見て仕事をするのには向いていません。

当たりませんですが、自宅なので設備を直接見ることはできません。間接的にビルディング・マネジメント・システム(BMS)で見ることくらいでしょうか。

実際、新型コロナウイルス感染問題が大きくなってからは、法的に必要なメンテや重大故障など絶対に必要なメンテ以外のメンテは、延期またはキャンセルとなっています。
つまり、メンテのために施設内に人がはいることをクライアントは嫌っているわけです。
もちろん、外資系企業ですので、イタリアやアメリカなどの状況を踏まえての指示で日本独自のものではありません。

そうこうしているうちにバックアップサイトであるビルにて、2例目の新型コロナウイルス感染者が出たとの連絡が昨日ありました。・
どのテナントなのか、どの階なのかは教えてくれませんでした。
早速、私のクライアントには電話連絡しました。
さて、明日、月曜日も継続してバックアップサイトで仕事をするのか、それとも全員、在宅勤務にするのか、クライアントの決断が待たれます。


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コロナウイルス対策を進める中、さらに気になるニュースが!?

2020年02月19日 23時30分53秒 | 60歳過ぎての独立
わずか10日前の2月8日の時点では、「中国での感染者は3万人、死者は800人にせまる勢い」でしたが、現在は「感染者は7万4千人、死者は2004人」となり、私が予想した患者数12万人は時間の問題であろう。

私の職場では、建物や事務室の出入口でのアルコール消毒の励行、受付スタッフのマスクの使用、ドアノブのアルコール消毒、訪問者や出入りの協力会社の方々の渡航履歴の確認や健康状態の申告、テレワークの推進などを始めている。マスクの購入も進めているが、ようやく最初のロットが入ってきたところだ。海外への出張はもちろんのこと国内出張も制限。顧客も含めたパーティなどはキャンセル。

そんな中、先月末から先週にかけて、名古屋、大阪と出張し(誰も止めてくれなかった)、年次のビル停電保守作業を行ってきた。使い捨て人材はつらいのぅ。

ところで、コロナウイルスに比べると報道量は1000分の1にも満たないが、大変気になるニュースが一つ。

外務省の海外安全ホームページ に、2月10日付のスポット情報として「米国におけるインフルエンザの流行」が掲載されている。

それによると「現在,米国でインフルエンザが流行しており,アメリカ疾病管理予防センター(CDC)は,今シーズンにおいてこれまでに少なくとも症例2,200万例,入院21万例,死亡1万2,000例があったと推定しています。」とある。これって、コロナより凄くないですか。

何故、マスコミも政治家も問題にしないの?

設備管理というよりもビルを管理するものとしてはしばらく大変な時期が続く。


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コロナウイルス対策を加速、最終的には自宅待機か!

2020年01月31日 23時50分34秒 | 60歳過ぎての独立
今日のニュースによると第1便、第2便のチャーター便で帰国した計416人のうちコロナウイルスの陽性反応が出た方は5名。率にすると1.2%。約1000万人の武漢の人口に当てはめると12万人に相当する。現在、武漢の患者数は1万人弱であるが、医療体制・検査体制の不備等を考慮するとすでに10万人近くいると考える。



私の大手町にある職場では、建物の入り口付近や社員ルーム、トイレなどにアルコール消毒液を配備、一日4回のドアノブの消毒、出入りの協力会社の社員も含めた中国への渡航履歴の追跡、中国への渡航の原則禁止などをすでに行っている。来週からは、セキュリティのパスワードを入れるキーボードを使用しないようにし、人から人への感染のリスクを最小限にしようとしている。

コロナウイルスに風邪のウイルスと同じような性質があると仮定すると、低温・乾燥が続く3月までは増加傾向となり、その後、少しづつ収束していくと思うが、SARSよりも患者の母数が大きい分、長引くはずだ。下手すると収束せずに次の冬場に増加もありえる。

今、対策が遅れているのはマスクの手配。近くのドラッグストアやコンビニで手に入らないように、会社として数万枚単位で注文しても、注文は受けてくれるが入荷はなし。海外も同様である。香港では、使い捨てられたマスクを再販しているとこともあるそうだ。かなり、気持ち悪いぞ!

このような仕事は、設備管理とは無関係だが、今の職場(総務部)ではホッとになっている。

おそらく職場で一人でも発症したら職場を閉鎖して、自宅で仕事ということになると思う。ちなみに、先週、自宅から会社にアクセスできるかテストするように指示がでた。さすがに手回しがいい。

「やっぱりマスクしておこう」


予防という意味では、個人的にはマスクは気休めだと思っている。大きく息をしてみればわかるが、ほとんどの空気はマスクを通してではなく、マスクと皮膚の間の隙間から入ってくる。
ウイルス保有者が外にウイルスをばらまきにくくなる効果はあると思うが。
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ビル管理:この業界に潜り込むには?そして業界内で転職するには?

2019年12月22日 01時29分13秒 | 60歳過ぎての独立
奥田英朗の『最悪』を連想させる桐野夏生の『猿の見る夢』。定年間近かな平取締役が主人公。もう少し出世して、定年を伸ばしたいとあがく59歳の男の物語、本の帯には、「59歳まだまだ終活どころではなかった!!」とあるが、「就活」の間違いではないかと思った。就活したいが愛人問題やらなんやらでドタバタする59歳。60歳で定年で辞めたら、その後、30年くらいどう暮らすの。サラリーマン生活の30年~40年とほぼ同じ長さ。貯金が2000万円あってもインフレになったら価値は下がる。年金もいつまで続くか分からない。年金の中から僅かなお小遣いをもらって月一回飲みに行く?そんな生活が待っている。「なんとかなる」いや「なんともならない」。

だから、元気なうちは働け!



いずれ改めて説明するが、他の業界に比べて、この業界は高齢者を採用しており、定年も第二定年制度などを取り入れ、75歳くらいまで伸ばしているところもある。給料は低いが(でも、たくさんもらえる可能性もある)、最先端の技術が必要なわけでもなく、私がいたIT業界や半導体業界に比べると時間の流れは遅い。マネージメント力とコミュニケーション能力に難がある人が比較的多いので、その部分を補う役割を目指せば就職は可能である。

新聞の求人欄を見ると、実務経験3年以上や有資格者を求めているところが多い。しかし、最初はだれでも実務経験ゼロだ。この壁を突破する手段の一つが、ビル管理に関わる資格を取ることだ。例えば、第3種電気主任技術者やビル管。定年で辞めてから取るのではなく、その前に、できれば40代で取ること。それプラス、マネージメント力やコミュニケーション力を示せれば、技術力は未熟だが、グループの補佐役として有用と判断され採用の可能性がある。現場ではなくて営業の可能性もある。私の場合は、30年前に取った電検3種と英語力で、今の仕事を得た。

もう一つ、パソコンで書類作成ができること。この延長線上にビル管理で使用する様々なシステムがある。

一旦、採用になったら3年頑張ること。そうすれば、次はさらに良い職場を求めて転職できる。3年間は修行期間。できれば、間接部門ではなく、現場で働くべき。「でも、経験もないのにそんなことできない」という人もいるでしょうが、「経験ゼロ」で採用するので、会社も多くは期待していない。自分の適応力やマネージメント力、コミュニケーション能力などを信じて、仕事を覚えることに専念すべき。もしあなたが社会人になってからもこつこつ様々な勉強を続けてきているタイプなら、間違いなく普通の人よりもかなり能力は優れている。自信を持て。

『猿の見る夢』の中に、日光東照宮の左甚五郎作の「見ざる聞かざる言わざる」の話がでてくる。じつは、もう一匹猿がいてそれは「せざる」といって股間を抑えている猿で、品がないので飾られることはなく東照宮の奥深くにしまわれているそうだ。この「せざる」は、先々のことを考えて準備しない人のことを言っているのではないだろうか。60以上のオヤジは、「せざる」ではなく「できぬ」だ。

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こんなところで働いています - 初めての職場、初めての業界、初めての大手町。

2019年12月01日 00時47分25秒 | 60歳過ぎての独立
私の職場は、大手町の外資系証券会社。

シンガポールや中国など、この証券会社のアジア地区の総務部の支援を行っている米国系プロパティマネージメント会社から一部の業務、設備管理業務を受託、というのが私の今の仕事。「なんじゃそれ」という人もいるかもしれませんが、おいおい分かるかと思います。

総務部の仕事は、生まれて初めて。かじったこともありませんでした。何事も本で勉強して仕事を始めるのですが、どうもこの会社の総務の仕事は、本に書かれていたこととは大分異なるようでした。もっとも、総務部について書いた本も、それほど多くはありませんが。

例えば、MACという仕事。ハンバーガー屋ではありません。社内の組織変更、異動、退職や入社に対応して、席の管理、パティションの変更、個室の用意、机や椅子・キャビネ・金庫などのの用意・修理・保管・廃棄などを専門に行う人です。人の出入りが多い、外資系ならではの仕事かもしれません。

また、海外とのテレビ電話会議が多いため、その会議を設定するための専門家もいます。日本企業でもこういう職種の人がいるのでしょうか。

郵便物の収集・配布を行うメールルームのグループ、ビルのセキュリティとは別に、この会社のフロアのセキュリティ管理を7x24行うチーム、受付けおよびケータリング業務を行うチーム、
文房具や会社のロゴ入り封筒等の調達・管理や出版物の購入、清掃業務、お茶やコーヒー、自動販売機のベンダー管理などを行うチーム、そして私が属している設備管理チームがあります。

設備管理チームは、この証券会社が自前で持っている発電機やUPSなどの電気設備、空調機器などの設備管理を、協力会社とともに管理しています。

総勢、40名弱。結構大きな組織です。

驚くのは、その中に正社員は3名しかいないことです。私自身、中小企業診断士としてコア事業以外の業務のアウトソーシングを推進してきましたが、ここまで現実が進んでいるとは思いませんでした。たった、3人しか正社員がいなくとも、自律的に組織が動いているところがすごい。細分化された総務の業務を担当する協力会社が、プロとして遂行しています。

私は最初の6か月間は、まず、自分の業務の習得に時間をさきました。その領域の必要情報の収集・整理・学習を行い、ある程度、業務内容・必要な知識を体系化できました。特に、上司が優秀なエンジニアであったため、何を行うべきかは、その人の仕事を見て、大いに学ぶことができました。私の人生でラッキーなことは、この上司のようないい人にいつも巡り会えることです。

その後、時間あるときに、他の総務業務についても情報収集しました。幸い、データベースがしっかりしているので、やる気があればなんぼでも勉強できます。逆に、なんで他の人は自分の領域からでないのだろうと不思議に思いました。私がいた技術畑の職場では、常にスキルアップが叫ばれていましたが、総務は違うのでしょうか。

総務以外の情報は、当然、セキュリティのバリアがあってアクセスはできません。金融のスペシャリストを目指すわけではないので、その必要もないでしょう。むしろ、汎用性のある総務の仕事に精通する方が、60歳を超えた人間には、今後の可能性を高める上で重要だと思います。

「まだ、高めるつもりか、引退しないの」と言われるかもしれませんが、環境に適応しながら、必要な能力を身に着け、死ぬまで仕事は続けます。












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なぜこの業界に来たのか。もう働きたくない?

2019年11月20日 05時41分12秒 | 60歳過ぎての独立
情報デザインの齋藤です。

簡単に自己紹介させていただきます。

工業高校の電気科で強電を勉強、大学では情報工学・電子工学を学び、I社でハードディスクの開発に従事、その後、同じ業界で転職し、マーケティング、カントリーマネージャなどを経験。最後は外資系計測機器メーカーK社の役員として10年勤務し退職。大学講師を経て、5年前からこのビル管理業界に「情報デザイン」として進出。会社名と業務内容が合いませんが。

「情報デザイン」は、約20年前に中小企業診断士の資格を取った際に、行政書士さんなどの力を借りずに、自力で設立したもの。ビル管理業界への進出のきっかけは、電験三種の資格。全く使ったことのない約30年前に取得したこの資格を活用できないかと考えたこと。

いくつかのビル管理会社に売り込みを図るも全く反応なし。

そんなある日、朝日新聞に「電験三種を持っていて英語堪能な人求む」の広告発見。早速、連絡を取り、社長と面会、契約となった。契約内容は同社のビル管理業務の受託であったが、具体的にはアメリカ大使館、外資系の銀行・証券会社、IT企業などの外資系企業の営業と顧客管理。ここでC部長と知り合い、技術面、ビジネス面での教えを乞いました。

そして今はその当時に知り合った外資系ビル管理会社と契約し、外資系企業のビル管理を行っています。

まだまだ、日々勉強中。もとの業界で転職していたらこんなに勉強することもなかったであろう。英語も同様。メーカーと違って金融関係の方々の英語力は数段上。社員も外国人が多い。刺激になります。

ビル管理業界の仕事は実は初めてではありません。学生時代に半年ほどアルバイトをしていました。「そんな昔の経験役に立ったの」と言われそうですが、この業界、人も設備もそんなに代わっていません。

「60歳過ぎて働きたくない」という人もいます。本当でしょうか。残りの20年、30年、40年(計100年)どう過ごすのでしょうか。犬の散歩、ゴルフ、TV、庭いじり、家庭菜園、ボランティア、山歩き、ゲートボール、カラオケ、飲み会・・・・・どれもすぐに飽きます。実際に三か月、遊び続けて飽きました。仕事は毎日、変化し飽きません。仕事あっての遊びです。私には働かないという選択肢はありませんでした。

では、次回からこの業界での経験談や60歳過ぎてからの転職の「楽しさ」、「苦しさ」、「どうでもよいさ」、を語ります。

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