Rー50人生100年時代の私のライフデザイン。定年後の定年のない人生。終身フリーランス。

Rー50、50歳未満入場禁止。年金に頼らず楽しく仕事を続けていくためには、しっかりしたライフデザインが必要です。

R-50のライフデザイン:12年前の堺屋太一の提言

2021年03月14日 21時17分26秒 | ライフデザイン
シン・ライフデザインの先月の反省項目の一つの読書量の減退。今月から早速改めました。

今年の方針は、積読(つんどく)状態の本の読書、および、再読です。早速、読んだのは『凄い時代~勝負は2011年』(堺屋太一著、講談社)。発行されたのは2009年1日、2008年のリーマンショック直後です。

2020年の新型コロナ禍はニューノーマルと言われましたが、リーマンショックも過去に起きたニューノーマルの一つです。その時、堺屋太一がどう分析し、どのような対策を低減したかを知りたくて読んでみた次第です。



その中で、ライフデザインに関わる内容がありましたので、共有させていただきます。

序章の「今、何をなすべきか」の項目として以下の2点を挙げています。

・終身雇用制度を緩和し、職縁社会からの脱却
・人生の規格と順序の変更

昭和世代は、「終身雇用制度は日本の美風。従業員を大切にする『人本主義』だ」などと教え込まれてきたが、職場共同体から落ちこぼれると再起が難しい残酷な習慣。職場を離れた時こそスキルアップのチャンス、好況が国民の生産力アップに責任を持つ体制を作るべしとしています。

規格大量生産型の工業に適するように定められた、教育・就職・結婚・出産・子育てという人生順序を崩し、すでにアメリカや西欧で起こっている知価革命に対応できるようにすべきとしています。リンダ・グラットンの『Work Shift』の指摘とも重なります。



この本は、国や官僚への提言の書です。この本の出版から10年以上たった「今」、良い方には変わっていない状況を見ると、やはり国を頼りにしないで生きるライフデザインを作るべきであるということを再認識しました。
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